「SCOT SUMMER SEASON 2015」でSCOTの3演目とインド舞踊を拝見。「鈴木忠志トーク」も拝聴。
※2泊3日の旅行記録⇒金沢編、富山編
利賀アジア芸術祭のプログラムの1つである『チョウ・ダンス』は、インドの西ベンガル州のユネスコ無形文化遺産です。私は8月22日(土) 17:00開演の回を拝見。
⇒CoRich舞台芸術!『チョウ・ダンス』
≪作品紹介≫ 公式サイトより
クジャクの羽で飾られた煌びやかな仮面、アクロバティックで力強い動き。神と悪魔の戦いが、勇壮な太鼓のリズムにのって繰り広げられる。西ベンガル州のユネスコ無形文化遺産。
≪ここまで≫
極彩色の衣装と仮面をつけた男性たちが、宙返りを多発するアクロバティックなダンスです。 上手側で楽隊が生演奏。太鼓、マラカス、など。「Mahishashur Mardini(マヒザズール・マルディーニ)」と「Abhimanyu Badh(アビマニュ・バドゥ)」の2演目の上演でした。
きっと現地の観客なら、宙返りの連続をしたら拍手喝さいするんじゃないのかな~。広くガランとした体育館のような劇場の真ん中あたりで踊っていらしたので、臨場感には少々欠けました。宙返りの重心が低いのが面白かったです。
ブラックボックスの空間で、舞台中央奥の暗闇から登場するのですが、自分の出番を待つダンサーたちが完全に見切れてる(姿が見えてしまってる)のが、演出なのかミスなのか…と最初は少し疑問に思っていたのですが、うーん…たぶん素ですね(笑)。そんなことはあまり重要じゃない!
休憩を挟んで2演目目になると、楽隊からマラカスを演奏する人がいなくなっていました。次の音楽にはマラカス要らないのね~と思っていたら、なんとしばらくしてから登場!何事もなかったかのように、他の皆さんに合わせて演奏を始めました。もしかすると…トイレに行ってて開演に間に合わなかったのかも?!…ゆるさというか、大らかさに爆笑してしまいました(笑)。終演後に一緒に観ていた母にその話をしたら、「いや、あの人は1演目目の途中で、出て行ってたのよ」とのこと…。じゃあ結構長い時間、舞台からいなくなってたのね!?(笑) こういうカルチャーショックがいいですよね。自分が当たり前だと思っている、有る種のルールの狭さに気づかされます。
利賀アジア芸術祭
出演:プルリア・チョウ・ダンス(ゴール・クマール ガネーシュ・シャンドラ・クマール ビスワナト・クマール バルン・パラマニク プラバシュ・シャンドラ・マハト スワパン・マハト パウル・マチュアール ファルグニ・クマール ブラフッラ・マチュアール ビシャル・クマール ランプラサド・クマール アクシャイ・マチュアール シャシ・カリンディ)
振付:オン・プラカシュ・ブハルティ メイク・衣裳:アヌヤ・スプリア 制作:スメダ・セングプタ 協力:インド東部地域文化センター
主催:富山県、南砺市、(公財) 富山県文化振興財団
企画:SCOT
共催:国際交流基金アジアセンター TOGA アジア・アーツ・センター、(公財)舞台芸術財団演劇人会議
協賛:(公財)松翁記念財団
後援:富山県教育委員会、南砺市教育委員会
※チケット代は“ご随意に”という寄付制。
http://www.scot-suzukicompany.com/sss/2015/program.php#tyou
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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