「SCOT SUMMER SEASON 2015」でSCOTの３演目とインド舞踊を拝見。「鈴木忠志トーク」も拝聴。
※２泊３日の旅行記録⇒金沢編、富山編
『リア王（５カ国語版）』はドイツ、イタリア、アメリカ、中国、韓国の俳優による5カ国語版です。私は8月22日（土）14:00開演の回を拝見しました。
ロボットのようにたくましく、正確に動くさまざまな国籍の俳優たち。安定した足腰による静かなすり足が特徴的です。立体の壮大な紙芝居のようだと思いました。上演時間は約１時間50分。
⇒CoRich舞台芸術！『リア王（５カ国語版）』
リア王は車いすに乗っています。ずっと彼のそばにいる道化は女性看護師です。鈴木忠志さんの「世界は病院」というコンセプトがよくわかります。
ゴネリルが韓国人女優、リーガンが中国人女優で、目ぢからも声もド迫力！いかにも悪者らしく「ワーハッハッハ」と笑うのが面白い！かなり笑わせていただきました。
舞台奥の柱の間に格子の引き戸が設置され、時に静かに、時に乱暴に音を立てて開閉する演出です。天井から照明の光が舞台に落ち、格子の枠の影が床に映ります。合掌造りの建物の天井裏では養蚕をされていたそうで、そこに貼られていた格子の枠が生かされているそうです。
[出演]
老人(リア王)：ゲッツ・アルグス
ゴネリル：ビョン・ユージョン
リーガン：ジョウ・イェンイェン
グロスター：イ・ウンヨン
エドガー：石川治雄
エドマンド：Kameron Steele (カメロン・スティール)
オールバニ：Mattia Sebastian (マティア・セバスティアン)
コーンウォール：Will Bond (ウィル・ボンド)
オズワルド：植田大介
召使い/隊長/伝令：平野雄一郎
看護婦1：Chiara Nanti(キアラ・ナンティ)
看護婦2：Agnija Leonova (アグニア・レオノーヴァ)
看護婦3：満田年水
看護婦4：木山はるか
看護婦5：鬼頭理沙
看護婦6：Shy Magsalin (シャイ・マグサリン)
看護婦7：バイ・シャオリン
看護婦8：ガオ・ハオユ一
村医者：蔦森皓祐
原作：ウィリアム ・シエイクスピア
構成・演出：鈴木忠志
※チケット代は“ご随意に”という寄付制。
http://www.scot-suzukicompany.com/sss/2015/program.php#ria
※クレジットはわかる範囲で載せています（順不同）。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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