こまつ座『木の上の軍隊』05/11-05/19紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

 『木の上の軍隊』は井上ひさしさんが遺した構想をもとに、蓬莱竜太さんが執筆した三人芝居です。2013年初演で演出の栗山民也さんが菊田一夫演劇賞を受賞。2016年版から出演している松下洸平さんは、昨年のこまつ座『母と暮せば』で読売演劇大賞の優秀男優賞と同賞・杉村春子賞、文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞されています。3度とも出演されている山西惇さんにとっては「胸を張って自分の代表作といえる作品」とのこと。
  
 初演レビュー:https://shinobutakano.com/2016/11/15/3661/
 稽古場レポート:https://shinobutakano.com/2016/10/31/3496/

※レビューは2019/05/31に公開。

東京グローブ座『WILD』04/28-05/25東京グローブ座

 1980年生まれの英国劇作家マイク・バートレットさんの2016年初演戯曲『WILD』を、小川絵梨子さんが演出されます。翻訳は髙田曜子さん。日本だと2013年に青年座が『LOVE,LOVE,LOVE(https://stage.corich.jp/stage/47073)』を上演していたんですね。私は “Not Talking”のリーディング公演(https://shinobutakano.com/2015/11/29/765/)を拝見していました。

 すごく面白かった!!少人数のストレート・プレイにどっぷり入り込み、必死で頭を回転させ続ける刺激的な観劇になりました。私が観た回の上演時間は約1時間30分。公式では100分というアナウンスなので、かなり短くなっているみたい。

ふじのくに⇄せかい演劇祭2019/バーズ・オブ・パラダイス・シアターカンパニー/ナショナルシアター・オブ・スコットランド『マイ・レフト/ライトフット』05/02-05/03静岡芸術劇場

 スコットランドのグラスゴーにあるバーズ・オブ・パラダイス・シアターカンパニーと、ナショナルシアター・オブ・スコットランドが製作した2018年初演のミュージカルです。

 障害を題材にタブーをやりつくす、問題提起だらけの底抜けに明るいミュージカルでした。めちゃくちゃ面白かった……。どぎついブラックユーモアが満載で、笑っていいのか、怒っていいのか、どうやって受け止めて、何を考えればいいのか…混乱と興奮で心がかき乱されました。腹を決めて笑うことにしましたけど(笑)。

ふじのくに⇄せかい演劇祭2019/SPAC『ふたりの女 平成版 ふたりの面妖があなたに絡む』04/27-04/28舞台芸術公園・野外劇場「有度」

 「ふじのくに⇄せかい演劇祭2019」が開幕しています。まずは4/27~28の一泊二日で東静岡に滞在しました。

 公式サイトでは上演時間が約1時間40分となっていますが、私が観た回はカーテンコール3回込みで約1時間半強だったかと。