produce lab 89『Side C 「ラジオ危口」』02/15音楽実験室・新世界

 演劇ジャーナリストの徳永京子さんが責任者をつとめるproduce lab 89。西麻布の音楽実験室・新世界が4月1日に閉店してしまうそうで、あの空間でのproduce lab 89最後の演目となった『ラジオ危口』に行ってきました。『ラジオ○○』というのは、アーティストが基本的に1人で長時間、自分について語るというイベントです。私は初めて参加。

 

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ワタナベエンターテインメント『オーファンズ』02/10-21東京芸術劇場シアターウエスト

オーファンズ
オーファンズ

 『オーファンズ』は1983年初演の米国戯曲で、直訳の意味は“孤児たち(orphans)”。D-BOYSの柳下大さん、劇団プレステージの平埜生成さんという若い俳優と、ベテランの高橋和也さんによる男三人芝居で、演出は宮田慶子さんです。上演時間は約2時間15分(途中15分の休憩を含む)。

 言葉と人間関係をじっくり味わうことができました。じーんと体から湧き上がってくるように「いい戯曲だな~」と思えたのは、戯曲そのものの良さはもちろん、演技、演出で世界を緻密に作り上げてくださったからだと思います。

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劇団民藝『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―』02/10-21紀伊國屋サザンシアター

光の国から僕らのために
光の国から僕らのために

 青森が拠点の劇団渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんが、劇団民藝に脚本を書き下ろす第三弾。「ウルトラマン」の生みの親、金城哲夫(きんじょう・てつお)さんのお話です。演出は民藝の丹野郁弓さん。上演時間は約1時間55分(途中休憩15分を含む)。

 懐かしく、微笑ましく楽しんで観ていましたが、やがて涙、涙でした…。私は畑澤&民藝の『カミサマの恋』『満天の桜』を観ています。この作品はきっと今後、多地域ツアーになるんじゃないでしょうか。同じく渡辺源四郎商店の工藤千夏さんの戯曲『真夜中の太陽』も民藝で上演を重ねており、3月に東京公演があります。

 主役を演じられた齊藤尊史さんがとても良かったです(2013年『夏・南方のローマンス』でも拝見)。ある人物の評伝劇だと考えると、一人語りが上手な俳優に向いている演目だと思いました。

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オペラシアターこんにゃく座『OPERA CLUB MACBETH』02/05-14吉祥寺シアター

 眞鍋卓嗣の新演出で初演から美術、衣装、メイクなど刷新。前半少々退屈したが後半とても面白かった。悲哀漂う中年会社員がマクベスの劇世界へ没入。ヘカティーら魔女の森の場面が迫力。音楽と魔女は相性がいいのかも。約2時間半休15分込み。
 (CoRich舞台芸術!の「観てきた!」クチコミより)

 レビューは記録のみ。

ニ兎社『書く女』01/21-31世田谷パブリックシアター

書く女
書く女

 永井愛さんが作・演出される『書く女』は2006年初演。1896年に25歳で亡くなった女性作家、樋口一葉のお話です。上演時間は約2時間50分(休憩10分込み)。

 ヒロインに黒木華さんを迎えた全国ツアーの東京初日を拝見しました(ツアー初日は埼玉公演です)。1月のメルマガではお薦めNo.1としてご紹介していました。

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