【非公式レポート】アジア舞台芸術祭2015「ラウンドテーブル、クリエーション公演、ワークショップ作品上演会」11/14東京芸術劇場内

 11/14(土)は「アジア舞台芸術祭2015」が開催されている東京芸術劇場にずっと滞在することになりました。アーティストが多数登壇するラウンドテーブルから始まり、公演を2つ拝見。どれも無料(要予約だけど予約なしでも氏名、電話番号を記入すれば入場可)のイベントでした。

 プロデューサーの宮城聰さんが先日おっしゃっていたのですが(⇒F/T15記者会見)、「アジア舞台芸術祭(通称あじぶ)」は10年も継続されているんですね。同時代を生きるアーティストとその周辺の人々(観客も含む)が、自分にとって「外国人」である人々と、作品を通して顔と顔を突き合わせる機会。それが毎年続いていることに感謝しました。ともに創作をした俳優、演出家の方々にとっては、色んな意味で濃厚な体験なのだろうと思います。

 ※『黄金のごはん食堂』は明日も公演があり、APAFアートキャンプは来週も続きます。

日生劇場・NISSAY OPERA 2015『オペラ「ドン・ジョヴァンニ」』11/14-15日生劇場

ドン・ジョヴァンニ
ドン・ジョヴァンニ

 ヨーロッパでご活躍されている菅尾友さん演出のオペラ、私は今年2度目になります(⇒1回目は5月の二期会『ジューリオ・チェーザレ』)。NISSAY OPERA 2012『フィガロの結婚』はあまりの素晴らしさに、カーテンコールで肩が痛くなるほど拍手し続けたんです。2015年の『ドン・ジョヴァンニ』も前作と同様、美術が杉山至さん、ドラマトゥルグが長島確さんでした。上演時間は約3時間20分(途中休憩20分を含む)。

 衣装も含め、ドン・ジョヴァンニが映画「バットマン」のジョーカー(ジャック・ニコルソン版)みたいでした!めちゃかっこいーー!!最後の最後に、本当は誰(何)がモデルだったか、やっとわかりました。チラシに描かれていたのに!あ~~~すっごく感動!童心と自由の象徴、若い放蕩者ドン・ジョヴァンニ(池内響)にすっかり魅せられました。

 土日が一般公演ですが、私は諸事情あって11/13(金)13時の回を拝見しました。11/11-13は中高生対象の無料の鑑賞教室公演で、「ブラボー!」の声がわんさか掛かり(笑)、大盛り上がりでした。

 ⇒あらすじ(公式サイト)
 ⇒ぶらあぼ「ゲネプロレポートNISSAY OPERA「ドン・ジョヴァンニ」」※舞台写真たっぷり
 ⇒平井洋「廻る階段 冴えていた菅尾ドン・ジョヴァンニ
 ⇒CoRich舞台芸術!『ドン・ジョヴァンニ

 ⇒森岡実穂さんによる「菅尾友(演出)&長島確(ドラマトゥルグ)によるプレトークのレポート」(2015/11/15加筆)

(公式サイトより↓2015/11/29加筆)
 必読!プログラム・ノート【ドン・ジョヴァンニ
 Photo Gallery 【ドン・ジョヴァンニ ~ その1
 Photo Gallery 【ドン・ジョヴァンニ ~ その2

フェスティバル/トーキョー実行委員会『ゾンビオペラ 死の舞踏』11/12-15にしすがも創造舎

ゾンビオペラ 死の舞踏
ゾンビオペラ 死の舞踏

 ⇒CoRich舞台芸術!『ゾンビオペラ 死の舞踏
 レビューは記録のみ

Produce lab 89『夜の入り口「ポポイ」』11/12-13新世界

 演劇ジャーナリストの徳永京子さんが責任者をつとめるProduce lab 89(プロデュースラボ・ハチジュウキュウ)。10年前に亡くなった作家の倉橋由美子さんの作品を朗読する『夜の入り口』は、2012年から始まって今回が第4シーズン。私は第1シーズン「大人のための残酷物語」を1度拝見しています。今回取り上げる小説は「ポポイ」でした。

 ⇒CoRich舞台芸術!『夜の入り口「ポポイ」
 レビューは記録のみ

【稽古場情報】水天宮ピット「小スタジオ1、2、3『2016年4月~9月使用期間分』の選考申込受付中」※11/30〆切(郵送or持参)

水天宮ピット
水天宮ピット

 東京芸術劇場が運営する稽古場「水天宮ピット」が小スタジオ1・2・3について(⇒フロアアガイド)、2016年4月~9月分の選考申込を受け付けています(⇒前回の告知エントリー)。

 以下、水天宮ピットのメルマガからの情報です。小スタジオ3は広くはないですが、水天宮ピットの中でも格安で、利用料金は制作室付きで1日2,000円(8日以上なら長期割引あり)です。芸術団体の皆さん、どうぞご検討ください。⇒利用料金

 ●水天宮ピット「H28年度上半期の小スタジオ選考申込」
  選考受付期間:2015年11月1日(日)~11月30日(月)※当日消印有効
  ⇒2010年・無料使用感想レポート(PDF)