福島県立相馬農業高等学校飯舘校演劇部『-サテライト仮想劇-いつか、その日に、』02/11-12アトリエ春風舎

 2017年の高校演劇全国大会に出場した作品です。「第63回全国高等学校演劇大会(宮城大会)にて優良賞、および舞台美術賞を受賞」とのこと。上演時間は約1時間。

 素晴らしい公演でした。東京公演を実現してくださった方々に感謝申し上げます。昨年は福島県立ふたば未来学園高校演劇部の『数直線』を観る機会をいただきました。こまばアゴラ劇場の支援会員になっていて本当に良かったです。

 高校演劇は出演者もスタッフも高校生はノーギャラで、入場無料であることが多いです。“大人の事情”なしに、素直に言いたいことを言えるメディアであると考えると、ジャーナリズムとしての役割も担っているのでは…と思いました。

ハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』02/09-22東京芸術劇場シアターイースト

 岩井秀人さん作・演出『ヒッキー・ソトニデテミターノ』はパルコ劇場で2012年に初演され(⇒DVD)、2015年には韓国の劇団によって上演されました。今回は劇団ハイバイの公演で、吹越満さんが演じた役を岩井さんが演じます。上演時間は約1時間55分。

 色んな人が色んな人を演じるさまざまな人生の箱庭で、初演よりも私自身の話として味わうことができました。東京公演の後、新潟、三重、兵庫、パリ(フランス)へのツアーあり。

 ⇒初演の劇評「このどうしようもない世界にあなたといるということ」(鈴木励滋)

ナショナル・シアター・ライヴ2018「エンジェルス・イン・アメリカ 第一部 至福千年紀が近づく」02/02-08 TOHOシネマズ日本橋

 以下、記録です。※このエントリーは2018/03/21に公開しました。

【宣伝】「CoRich舞台芸術まつり!2018春」応募メリットとコツ

グランプリは賞金100万円!
グランプリは賞金100万円!

 全国の小劇場公演を対象にしたコンテスト形式のフェスティバル「CoRich舞台芸術まつり!」が開催されます。11回目となる今年も審査員を務めさせていただきます。
 ⇒公式サイト
 ⇒現在の応募状況
 ⇒〆切は2月6日(火)14時

■「CoRich舞台芸術まつり!」とは?
 日本各地で精力的に活動する舞台芸術団体の優れた作品を、より多くの観客と分かち合うことを目指しています。将来への期待度が高いインディペンデントの小劇場団体に注目し、再演に値する心血を注いだ舞台との出会いに期待します。

 ・応募できるのは2018年3~5月に上演される客席数300席以下(東京以外は500席以下)の公演。
 ・【参加費は無料!】審査員がネット審査を通過した10公演を日本各地に観に行きます。
 ・グランプリ受賞団体に受賞作の再演資金として100万円を贈呈!
 ・演技賞にも賞金5万円あり!(最大5名まで)
 ・制作賞、最多クチコミ賞にも副賞あり!

 ☆過去のグランプリ受賞者劇団 短距離男道ミサイルカンパニーデラシネラ□字ック木ノ下歌舞伎FUKAIPRODUCE羽衣箱庭円舞曲柿喰う客MCR渡辺源四郎商店風琴工房

 2013年グランプリの木ノ下歌舞伎『黒塚』は全国5か所ツアーの後、パリ公演も実現。同団体は『三人吉三』で2015年読売演劇大賞・上半期の作品賞ベスト5に選出されました。
 2014年グランプリの□字ック『荒川、神キラーチューン』は2016年6~7月に東京、愛知公演を実施。愛知は公立劇場の主催公演でした。2018年1月には本多劇場に初進出
 2016年グランプリのカンパニーデラシネラ『椿姫』は2018年(今年)3月に世田谷パブリックシアターで再演されます。
 2017年は宮城県仙台市の劇団 短距離男道ミサイルがグランプリを受賞。東北の団体のグランプリ受賞は2代目グランプリの渡辺源四郎商店以来、2度目です。

 ※10団体を選ぶ第一次審査には地域別の応募数が多少は関係します。ただ、昨年度↓は東京からの応募が7割でしたが、結果としては7割が東京以外を拠点とする団体が選ばれました。

 以下に応募のメリットとコツをまとめました。全国からのご応募を、祈るようにして、お待ちしております!!