シス・カンパニー『出口なし』08/25-09/24新国立劇場小劇場

 小川絵梨子さんがサルトル作『出口なし』の上演台本・演出を手掛けます。シス・カンパニーの公演らしく、大竹しのぶさん、多部未華子さん、段田安則さんという豪華キャスト。上演時間は約1時間20分。

 『出口なし』は以前に一度拝見しましたが、今回の方が方向性がはっきりしていてわかりやすかったですね。小川さんの人間に対する愛情は、まっすぐで、優しくて、揺るがないものだなぁ~と思いました。

新国立劇場演劇部門マンスリー・プロジェクト「トークセッション「マンスリー・プロジェクト8年間の足跡」」08/25新国立劇場B2階オーケストラリハーサル室

 宮田慶子さんは今年8月末で新国立劇場演劇芸術監督の任期を終えられます。宮田さんが同芸術監督就任以来、毎月欠かさず開催してこられた「マンスリー・プロジェクト」の最終回は、この企画自体を振り返る内容でした。

 貴重な講演、贅沢なリーディング公演、刺激的な対談が、無料で披露されてきました。楽しみながら学んで、新国立劇場を身近に感じ、「ここは私の劇場だ」という意識を持つこともできました。演劇を愛する観客が集まる場として、広く開いてきてくださって、本当にありがとうございました。最終回までで、のべ2万人が来場したそうです! 

 以下、私が参加した「マンスリー・プロジェクト」の記録(一部、抜けあり)です。時をさかのぼる順番で、リンクなどを羅列しています。

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院「声に出してシェイクスピアvol.3-喜劇編その1『ヴェニスの商人』-発表会」08/23東京工業大学大岡山キャンパス大岡山西9号館7階714教室

 5月に新国立劇場『ヘンリー五世』にまつわるシンポジウムを開催された、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の一般向け演劇ワークショップの発表会を見学させていただきました(告知エントリー⇒)。

 「声に出してシェイクスピアvol.3」ということで、『マクベス』『ヘンリー五世』に続き3度目となる今回の題材は『ヴェニスの商人』。毎度、募集開始初日に定員(30名)に達する人気企画だそうです。

 僭越ながら、これまでの3回の発表をご覧になっている翻訳家の小田島創志さんと、最後に講評をさせていただきました。創志さんは今回の戯曲の翻訳者である小田島雄志さんのお孫さんです。

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【ワークショップ・オーディション】劇団ワンツーワークス「2019年3月赤坂レッドシアター公演『鯨を捕る』出演者募集」09/01、02実施※08/27(月)17時〆切(メールまたは郵送)

 古城十忍さんが作・演出される劇団ワンツーワークスが、2019年3月公演の出演者を募集しています(⇒過去レビュー ⇒過去の告知エントリー)。詳細は公式サイトでご確認ください。

●劇団ワンツーワークス「『鯨を捕る』出演者募集」
【公演期間】2019年3月14日~24日(13ステージ)
【会場】赤坂レッドシアター

・ワークショップオーディション
【日程】2018年9月1日(土)・2日(日) 両日とも13:30~20:30
【会場】ストアハウス上野スタジオAスタジオ
【参加費】1000円(テキスト代・郵送費含む)
【応募締切】2018年8月27日(月)PM5:00

[募集する男優]
 中学3年生に見える男優1名、60代に見える男優1名、30歳前後に見える男優若干名
[募集する女優]
 中学3年生に見える女優1名、60代に見える女優1名、20~40代の女優若干名

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