Bunkamura+こまつ座『漂流劇 ひょっこりひょうたん島』12/15-28 Bunkamuraシアターコクーン

漂流劇 ひょっこりひょうたん島
漂流劇 ひょっこりひょうたん島

 昔、NHKで放映されていた、あまりに有名な人形劇「ひょっこりひょうたん島」を井上芳雄さん主演、串田和美さん演出で舞台化。2月に東京凱旋公演あり。←メルマガ2015年12月号より。

  私は「劇場の椅子に座っている時に、自分自身(たった一人の個人)になれる」と思ってきました。パンフレットに掲載された井上ひさしさんの言葉を読んで、また自分の感覚を確かめました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『漂流劇 ひょっこりひょうたん島
 レビューは記録程度です。

 以下、勝手ながらパンフレットの後ろの方のページより転載します。

■ユートピアは劇場にしかない
 僕は、長くユートピアを探していました。どうやったらユートピアに行って幸せになれるか。しかし場所がはっきりしていて、時代がはっきりしたユートピアは必ず牢獄になる。これは当たり前です。みんな平等。だから制服を着たり、子供は全員託児所で育てましょうとか、食べものはみんな同じものを、などと言っていると、だんだん囚人服を着せられているような気になります。
 結局、場所はユートピアにはなりえない。僕は、この世でたったひとつユートピアがあるとすると、それは時間とともに生まれて、時間とともに消えるもの、つまり劇場の中にしかないと思うようになりました。
 人間は時間にはどうしてもかなわない。でもいい芝居がかかってる劇場や楽しいお喋りの場所で、ときどきポカっと時間が経つのを忘れてしまうときがある。その瞬間だけは、私たちは時間を征服しているわけです。これがつまりユートピアで、ユートピアは劇場にしかない。
 いい芝居の上演がされている劇場でお客さんが舞台と一つになって、時間が終わるのがどこかで惜しいと思いながら、楽しくやっている。その瞬間が、じつはユートピアだったということがわかりました。 井上ひさし
  (水戸芸術館ACM劇場発行「WALK」2002年12月30日発行「井上ひさし」インタビューより)

 ↓2015/12/26更新。

シアターコクーン・オンレパートリー2015-2016
≪東京、長野、大阪、福岡、東京(2月)≫
【出演】井上芳雄(マシンガン・ダンディ)、安蘭けい(サンデー先生)、山下リオ(博士)、小松和重(テケ)、山田真歩(プリン)、一色洋平(海賊)、久保田磨希(チャッピ)、内田紳一郎(ダンプ)、真那胡敬二(海賊)、大森博史(海賊)、中村まこと(海賊)、串田和美(?)、小松政夫(トラヒゲ)、白石加代子(ドン・ガバチョ)
【ミュージシャン】アラン・パットン(アコーディオン)、馬谷勇(ギター)、ギデオン・ジュークス(ベース/チューバ)、木村おうじ純士(ドラムス/パーカッション)
脚本:宮沢章夫、山本健介
脚本・演出・美術・出演:串田和美 
音楽:宇野誠一郎 
音楽:宮川彬良
照明:齋藤茂男
音響:武田安記
ヘアメイク:佐藤裕子
振付:Andrea Gavriliu
映像:栗山聡之
演出助手:片岡正二郎
技術監督:櫻綴
舞台監督:大垣敏朗
[企画・製作]Bunkamura/こまつ座
【休演日】12/18(金)、12/24(木)【発売日】2015/09/26
<全席指定>
特設S 席/S 席 ¥11,000 A 席 ¥8,000 コクーンシート ¥5,000
※特設S席
◎舞台に近いエリアのお席です。
◎全席指定席となりますが、座席位置は当日劇場でご確認ください。
◎客席椅子は通常の形状と異なります。
◎舞台設営にあたり多少変更が生じることもございますがご了承の上ご購入ください。
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/15_hyotan/index.html
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#206

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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