新国立劇場演劇研修所第14期生修了公演『マニラ瑞穂記』02/19-02/24新国立劇場小劇場THE PIT

 新国立劇場演劇研修所の第14期生の修了公演『マニラ瑞穂記』を拝見しました。私の今年の初観劇です。上演時間は約2時間40分(1幕60分、休憩20分、2幕80分)。
 コロナ禍で第14期生の『オズマ隊長』『尺には尺を』に伺えず(涙)、どうしても見逃すわけにはいかないと奮起しました。 

 同研修所では2011年に第4期生の修了公演として『マニラ瑞穂記』を上演しています(⇒稽古場レポート)。2014年にはその修了公演と同じ栗山民也さんの演出で、新国立劇場の本公演として上演されました。今回の演出は研修所長の宮田慶子さんです。栗山演出版とは、まず客席が全然違いました(四面囲み客席とプロセニアム)。日章旗(日の丸)の扱いや重要度も違って、比較しながら観られました。 

 先述したとおり私は、14期生の3年次の出演作は『マニラ~』しか観られなかったのです(2年次の『怪物/The Monster』は拝見)。やっぱり1作品だけだと、研修中の若い俳優の演技について良し悪しの判断はできないですね…。演じる役によってガラリと変わったり、公演ごとにぐんぐん成長していったり、1年間で様変わりするので。修了後の活躍に注目していきたいです。

■出演者紹介

■創作過程・本番中

出演:
秋岡伝次郎(女衒/マニラ瑞穂館を建て売春しながら日本人の志士を支援):田畑祐馬
高崎碌郎(フィリピンの日本領事):仁木祥太郎
古賀中尉(もんと恋仲になる/秋岡と決闘):大西遵
岸本繁(フィリピン独立運動に参加する日本人の志士/百姓の息子):濵田千弥
平戸健三(フィリピン独立運動に参加する日本人の志士/上海に移る):佐藤勇輝
梶川弥一(フィリピン独立運動に参加する日本人の志士/秋岡を米軍に密告):今井公平
もん(古賀と恋仲になる):前田夏実
はま(関西出身):加部茜
いち(酒浸り):伊藤麗
タキ(くにと一緒に来た/梶川にフィリピンを出ようと誘われるが断る):五十嵐遥佳
くに(タキと一緒に来た):星初音
シズ(日章旗を見ると君が代を歌う老婆)、さく(ジミーに助けられた少女):渡邊清楓、
淡路書記官(領事の執事的役割)、長七(秋岡の仲間):中西良介(第10期修了)
ボーイ伊藤(領事官のボーイ)、米兵ジミー(斎藤多賀次郎に射殺される):堀元宗一朗(第8期修了」
斎藤多賀次郎(フィリピン独立軍)、ウィルソン大尉:宮崎隼人(第13期修了)
【 作 】秋元松代
【演出】宮田慶子       
【美術】池田ともゆき
【照明】中川隆一
【音響】信澤祐介
【衣裳】西原梨恵
【方言指導】藤木久美子 島本真治
【歌唱指導】伊藤和美
【擬闘】渥美博
【演出助手】菅井新菜
【舞台監督】村田明
演出部:高圧優子(第15期生) 美術助手:谷口綾 制作助手:横田梓水
大道具:俳優座劇場舞台美術部 竹内智史 小道具:高津装飾美術 中村エリト
衣装:松竹衣装 神谷雅子 三浦美佳 成田有加 村越由香 安島はるな
ヘアメイク:アート三川屋 川口博史 鷹部麻理 川口樹里 中西望芳子 内田杏里
舞台・照明・音響操作:新国立劇場技術部 シアターコミュニケーションシステムズ アート・ステージライティング・グループ フリックプロ
 米屋幸雄(舞台) 佐々木朗(照明) 佐藤杏日花(音響) 高田浩行(大道具)
宣伝美術:荒巻まりの(第8期修了)
【制作】新国立劇場
【演劇研修所長】宮田慶子
【主催】文化庁、新国立劇場
【発売日】2021/01/13
A席:3,300円 B席:2,750円 学生券:1,000円
ジュニア(小学生~中学生)・学生券:1,000円 Z席:1,650円
https://www.nntt.jac.go.jp/play/dramastudio_manila_2021/
https://stage.corich.jp/stage/110752

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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