ミュージカルの稽古場でクラスター(集団感染)が発生しました。感染者数の多さ(10月12日時点で計68人)から新宿の劇場の件を思い出しましたが、今回は観客がいません。保健所によると主催団体はできる限りの対策をしていたとのこと。現場での感染対策について詳しく公表してくださっています。関連投稿⇒1、2、3、4、5、6 ⇒前回の【コロナ禍】はこちら
【ミュージカル座「ひめゆり」公演中止のお知らせ】https://t.co/j92B5Bn1iQ
「ひめゆり」公演を楽しみにしてくださっていたお客様には、大変申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。ご迷惑をお掛けいたしますことをお詫びすると共に、ご理解をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/qwRP0EzV3C
— (公式)ミュージカル「ひめゆり」2020 (@Himeyuri_mza) October 10, 2020
【ご報告】
皆様にはご心配と多大なるご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
ミュージカル「ひめゆり」公演における、稽古場での感染の経緯と感染防止策につきまして、公式HPに発表致しました。
ご一読くださいますよう何卒お願い申し上げます。https://t.co/20D5sQXxcd— (公式)ミュージカル「ひめゆり」2020 (@Himeyuri_mza) October 11, 2020
この他にも公演中止や稽古中断のニュースが相次いでおり(例:1、2、3、4、5)、現場の方々のご苦労、ご心痛はいかばかりかと…。言うまでもありませんが、誰が感染してもおかしくないですし、感染した人は(うつす側もうつされる側も)決して悪くありません。
演劇の創作現場でできる限りの対策をしても、感染が起こってしまう…どうすればいいのでしょうか…。素人の私が調べた限りで恐縮ですが、重要なのは頻繁な検査(陽性者の保護と隔離)と換気のようです。
これは当事者の方々の心痛を思うと全く批判はできませんが。
”市の聴き取りに、稽古中はマスクを着用し、手すりや廊下、靴裏の消毒を行っていたという。市保健所は「やれる対策はやっていたとみられる」と話している”
やっていなかった対策は、定期的なPCR検査でしょうか。https://t.co/qkoyhn8gNC— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) October 11, 2020
"「PCRが受けられない」訴えの裏で… 厚労省は抑制に奔走していた:東京新聞 TOKYO Web" https://t.co/g5BEWJicxA ←これ、厚生省時代からのいつもの手口。常套手段。
薬害エイズ、HTLV、ハンセン氏病、水俣病、新潟水俣病、スモン症、そのたもうたっくさん。— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) October 11, 2020
PCR検査抑制論者のセオリー通りに、「肺炎の所見が見られなかったため入院時にPCR検査を行わず、基礎疾患の治療に重点を置いた」結果、17人のクラスターが発生。
「院内での感染を拡大させないためには積極的な検査が重要。全ての医療機関に対するメッセージにしたい」https://t.co/R6XD3eciK3— suna (@sunasaji) October 10, 2020
マジで、検査抑制論者はどうやって責任取るの、これ。しかも同じこと信じている医師や医療関係者は日本全国に大量に居るでしょ。少なくとも一時期はほとんどがそうだったでしょ。間違ったと理解できた人も少なくないだろうから、手遅れになる前に少しでも撤回するのが人の道ではないの?
— suna (@sunasaji) October 10, 2020
あと「感染を拡大させないためには積極的な検査が重要」なのは別に病院内に限った話ではなくて、市中感染が増え続ければ病院への侵入頻度も上がるのだから、「できる範囲で」有症者や接触者の検査を拡充すべきなのは全く同じ。無症状の毎日全員検査は不必要だとしても、拡充すべきことには変わりない。
— suna (@sunasaji) October 10, 2020
劇団稽古場の集団感染 新たに4人感染確認 計68人に さいたま市 #nhk_news https://t.co/COq6e34R8l
— NHKニュース (@nhk_news) October 12, 2020
文化芸術は、決して贅沢品でなく、人間が生きていくうえで必要不可欠なもの。そして一旦損なわれたら、容易には元に戻らないもの。政治の責任で守り抜かねばなりません。 https://t.co/4yTBnYqxzG
— 志位和夫 (@shiikazuo) October 10, 2020
■PCR検査拡充プロジェクト
⇒賛同者メッセージを寄せさせていただきました(9月8日)
#劇団 での陽性者大量発生を受けて、改めて舞台演劇の感染予防について考えられている方も多いと思います。
今、#PCR検査 は依然として高額なものが多く、稽古前や小屋入り前、本番前の複数回、関係者全員の検査は大きな経済的負担を伴います。皆の力で、変えていきたい。https://t.co/0A4Py2LbjV
— PCR検査拡充プロジェクト(東大先端研×村上財団×PWJ) (@pwjkotaikensa) October 11, 2020
【もうすぐ支援者400人!】
週末も沢山の方にシェアいただきありがとうございました🌈クラウドファンディング終了まで残り25日、皆さまのご寄附は順次、#PCR検査 として必要な団体に届けていきます。
引き続きぜひ、応援をお願いいたします!#必要なところにPCR検査を https://t.co/eGlW8cQrFd
— PCR検査拡充プロジェクト(東大先端研×村上財団×PWJ) (@pwjkotaikensa) October 12, 2020
【1万回再生】
本プロジェクト発起人 #児玉龍彦 東大名誉教授と #青年劇場 代表・福島明夫さん @fukushimaakio オンライン対談のアーカイブを公開しています📺
未視聴の方はぜひ、ご覧ください!#必要なところにPCR検査を 対談vol.1 児玉龍彦×福島明夫 https://t.co/Gzy7qLZXZO— PCR検査拡充プロジェクト(東大先端研×村上財団×PWJ) (@pwjkotaikensa) October 1, 2020
こちらのトークセッション、参加させて頂きました。同業の方々のお話を聞き、児玉先生のお話を聞き、支援者の方々からのコメントを受けて、とても勇気づけられ感動しました。近日中に公開されるそうです。このような機会を設けて頂きありがとうございました。(井上裕朗) https://t.co/dBz0HCIKEg
— PLAY/GROUND Creation『BETRAYAL 背信』 (@_playgroundnews) October 9, 2020
当事者の方々の実体験、貴重なお話の数々でした。いちばん印象に残ったのは、劇場関係者が世間から非難の目を向けられているという話を聞いた児玉先生が驚かれて、「COCOAアプリで陽性者と接触があった人のPCR検査をよくしているが『接触した可能性は電車の中以外あり得ない』という人がいっぱいいる」 https://t.co/BmU9jhKSHj
— NatsumeDate (@NatsumeDate) October 9, 2020
という事実。あーやっぱりそうなんだと納得&警戒。そして「劇場界隈より電車の中の方がよっぽど危険なんだから、非難されるにはあたらない」と、舞台関係者のみなさんを励ましてくださる児玉先生のやさしさに心打たれました。
— NatsumeDate (@NatsumeDate) October 9, 2020
■全員PCR検査で大学再開へ/賛同しました
以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「全大学人のPCR検査を実施し、安心して大学を再開できるようにしてください」 https://t.co/6KQoeOGuIS @change_jpより
— 徳田安春(Yasuharu Tokuda, MD MPH)医師、筑波大客員教授、群星沖縄センター長 (@yasuharutokuda) October 13, 2020
■「8分でわかるPCR検査」/PCR検査は精度の高い検査です
⇒「徳田医師が明かす「PCR検査」の真実。感度・特異度・偽陰性を正しく理解する」※週1回の定期的PCR検査を推奨されています。
⇒日本のPCR検査抑制、新規感染者ゼロ達成のニュージーランドの経済などのまとめ
「8分でわかる #PCR検査 」①
日本では未だに検査を受けるのに検査が十分とも言えず、費用が高額な一方で、まだ検査抑制や陰謀論を言う人がいます。
正しい知識と持つべき意識は、自ら得ていかなきゃと思い、いろんな方々を参考に計算したり知らべたことを動画にしてみました。#新型コロナウィルス pic.twitter.com/mGPlUlurij— さかみちぐーりぐり (@sakamichigooori) September 22, 2020
■PCR検査の価格が安くなってきています/国が補助して無料にすべきだと思います
ソフトバンクグループ
「PCR検査事業で検査費用を1人あたり配送料を除いて2000円に」
「24日から同社のホームページで検査予約を開始」
「まず法人に限定し、今冬以降に個人向けも受け付ける」
「1日当たりの検査能力は当初4000人を見込み、11月中に1万人に引き上げる」https://t.co/WJRH4z8cpp— 高野しのぶ🌹(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) September 24, 2020
(株)エフメディカルエクイップメント
「新型コロナウイルスPCR郵送検査」
1回(単発)14,800円
週1回6,858円(29,800円/月)
陰性証明書をWEBで発行https://t.co/hVvYeHtRCA
「週1回のPCR検査を続けることで、集団全体に感染が広がるのを大きく抑えることができる」
まともな考え方ですね。— 高野しのぶ🌹(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) September 29, 2020
■抗原検査の精度は低い
アメリカ全土に抗原検査が広がっており、偽陽性はないという触れ込みだった。今回ネバダ州は2つの抗原検査の使用を撤回。老人ホームのスクリーニングに使用してたがあまりに高い偽陽性率のため(39件の陽性のうち23件が偽陽性)。
マサチューセッツ州も抗原検査からPCRに戻る動きがあると。 https://t.co/T1m4h5liE7 pic.twitter.com/jR94gh3bAt
— mm (@tyonarock) October 11, 2020
抗原検査
特異度100%でも検査前確率1%であれば陽性的中率は50%を下回る可能性あり。仰る通り。そこがPCRとの違い。抗原検査でこれを言ってくれる人いなかった。。。 https://t.co/M5lQsaPFQ1
— mm (@tyonarock) October 11, 2020
■換気方法の考察
「稽古中は音が出るため窓を閉めきり、1時間に1度換気をしていた」
この件を聞いたときにもしかして、と思ったがクラスター発生に関しこの要因は非常に大きいと思う。「音が出るため」など何らかの理由によって閉めきること。
以下、つい閉めきってしまう要因
→https://t.co/hIBaeANmGD— Dr. Tad (@tak53381102) October 10, 2020
☑音を気にして
☑プライバシーを気にして
☑空調を効かせるため
☑雨が入らないように
など、締め切ってしまう理由になりうる。
職場でこのような場合に換気を忘れないように気をつけたい。換気のために常時開けています、と張り紙をしておくのも方法の一つ。— Dr. Tad (@tak53381102) October 10, 2020
換気をつい怠ってしまった4月の事例
「寒かったので、窓を開けないのはやむを得ないだろうと思っていた。本当に油断できない」https://t.co/IIFL1mZ20C pic.twitter.com/P64sq98hHy— Dr. Tad (@tak53381102) October 10, 2020
別のところで換気の記事をみたので、学校などの換気対策のコツを調べてみると。。覚えておこう。
✅常に窓を開けておくこと、開けっ放しが一番重要
✅4分の1くらいの間隔で十分
✅2か所以上の窓、しかもなるべく離れた場所で開けることが重要https://t.co/uky3XYJ61Z pic.twitter.com/zVpcnyfiN3— Dr. Tad (@tak53381102) August 29, 2020
換気の重要性に関する動画
2か所の換気が重要なことは言われているが、無理な場合の対処法についても触れられている。普段、隣の部屋のエアコンの冷気を扇風機で取り入れているが、換気にも使えるのか!人の集まる店舗などで換気が難しい場所で取り入れたい→ https://t.co/VzzxkS7Pw9— Dr. Tad (@tak53381102) September 8, 2020
(0:01)空気の循環により感染リスクは減らせる
(0:08)これは煙の充満した部屋の換気にどのくらい時間がかかるか示したものである
(0:16)白く示す煙が消えた時、換気を終えたことを意味する
(0:20)2か所斜めに開放することが理想的
(0:34)左:1か所開放、右:2か所開放— Dr. Tad (@tak53381102) September 8, 2020
(0:45)もし1か所しか開放できなければ扇風機を使う
(0:53)扇風機を部屋の内側に入れ部屋の空気を外へ出す
(1:02)煙はすみやかに室外へ出る
(1:08)1か所換気、扇風機を使用
(1:15)さらにもう一台サーキュレーターなどで風量を増やすとさらに効果的— Dr. Tad (@tak53381102) September 8, 2020
(1:23)その時は高さの異なるものをやや内側に向けて流す(お互いクロスさせるということか)
(1:35)1か所換気、扇風機とサーキュレーターの併用
(1:44)感染リスクを減らすため空気を効果的に換気させましょう— Dr. Tad (@tak53381102) September 8, 2020
↓2020/10/13夜加筆
この集団感染は、ついに感染者72人になってしまいました。稽古の参加者が91人だったので、約80%の人が感染してしまったことになります。すごい感染力だ。https://t.co/Hsnu525Nk6
— Noguchi Akio (@Derive_ip) October 13, 2020
↓2020/10/14加筆
■飲食店でのおしゃべりは正面より隣りの方が危険/座席の斜め配置は有効/マウスガードは浮遊する細かい飛沫を遮断できない(マスクの方が有効)
飲食店で隣人と会話→正面に比べ飛沫5倍 スパコン計算 #新型肺炎 #新型コロナウイルス https://t.co/Sdylgyz48z
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) October 13, 2020
■加湿が重要(乾燥した空気中で飛沫が霧状に広がる)/合唱は前の列がリスク高い(マウスガードは効果あり)/
新型コロナウイルス
空気が乾燥すると広がりやすい・室内の湿度 90%と30%で比較
・30%の時にかかる「飛まつ」は
90%の時の3倍に研究チーム
「部屋の加湿 感染防止に役立つ」https://t.co/YWLj7S9vKR— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) October 13, 2020
↓2020/10/05加筆
<新型コロナ>誹謗中傷たくさん…クラスター劇団に「なぜ稽古した」 さいたま市おわび、感染判明日を訂正 https://t.co/ASj0Ot1RMC
#新型肺炎 #新型コロナウイルス #新型コロナ #コロナウイルス #コロナ #COV19 #さいたま市 #ミュージカル座 #誹謗中傷
— 埼玉新聞社 (@saitamanp) October 13, 2020
↓2020/11/25加筆
空気感染の事例?:
“換気が十分ではなかった”、“マスクをして陽性者と近づかず、一度も話をせず、帰宅直後に手洗いや洗顔、うがいを欠かさなかった”
ショック…陽性者と会話なく、うがい手洗い徹底しても感染 クラスター劇団、悔やんだ反省点 ◆埼玉新聞 11月24日 https://t.co/HvtMwBepGq
— Masato Ida, PhD (@miakiza20100906) November 24, 2020
「陽性者はいずれもAスタジオ(約80㎡)で稽古をした関係者」
「男性出演者が都内の別の現場で陽性者と接触し、無症状で稽古場に来たことにより、クラスターが起きた」
「別現場を経験した人は、体調を見るため、数日間、稽古を休むように指示を出せれば」
…難しそう……。https://t.co/tSgRzi9J22— 高野しのぶ🌹(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) November 25, 2020
↓2020/12/29加筆
10月公演ミュージカル「ひめゆり」の稽古中に発生した、新型コロナウイルス感染拡大(クラスター)の原因につきまして、県庁による調査結果が出ました。
ミュージカル座公式サイトにて、今回の原因についてご報告させていただきました。https://t.co/LlHA31rbvR— ミュージカル座【公式】 (@musical_za) December 28, 2020
皆様たくさんの温かいお言葉をありがとうございます。応援してくださる皆様の声に後押しされて、ミュージカル座は前へ進めます。
年の瀬ではありますが、まずはこちらのツイートを持ちまして、公式Twitterの立ち上げとさせていただきます。
これからもミュージカル座を何卒宜しくお願い申し上げます。— ミュージカル座【公式】 (@musical_za) December 28, 2020
メモ
「(今回の場合は)ほぼ全ての原因は「飛沫感染である。」」
「全員が不織布・布マスクを着用していれば、クラスターは防げていた」
「ほぼ全員が一部屋にそろってしまった。そこで不織布・布マスクを外してしまった。とにかくこれが原因である。」
「マスクは「人に感染させないもの」」 https://t.co/4qigX5Dwc4
— 野坂弘 (@very_big_eyes) December 29, 2020
<コロナ禍の埼玉2020回顧>
演劇 文化の灯、消さないhttps://t.co/x53a9LM5k6──七十人以上の大規模なクラスター(感染者集団)となった劇団「ミュージカル座」(さいたま市浦和区)は厳しい経営状況に追い込まれる中、新たな発信方法を探っている。
— Momoko Kawano (@momo_com) December 29, 2020
↓2021/03/28加筆
去年10月、さいたま市の劇団で大規模な感染者の集団=クラスターが発生しました。感染が拡大した原因は「狭い部屋での密集」と「マウスシールド」でした。劇団ではいま、その教訓を踏まえて公演再開を目指しています。https://t.co/RtD8xaxcst
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) March 21, 2021
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