3/19(金)朝のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」で、新型コロナウイルス対策についての解説がありました。
コロナ禍:1、2、3、4、5、6、7、8。9、10、11、12、13
野球にたとえるところが面白いし、わかりやすかったです。月尾嘉男さんがゲストだったと思います(うろ覚えです)。
●安倍政権の感染症対策は後手後手
1月に日本で13人の感染がわかる。
(1/15:台湾は法定伝染病に認定)
2/13:80代日本人女性死亡。ここからやっと動き始める。計153憶円の予算。でも経済対策のみ。
2/16:ここで本格的な動き。首相官邸で会議があった。しかし小泉進次郎厚生労働相、森まさこ法務相、萩生田光一文科相は自分の選挙区の行事で会議を欠席した。まだ危機感がなかった。気が緩んでいた。
●専門家は3つの「プロアクティブの原則」を掲げる
※プロアクテイブとは積極的の意味。
【1】「疑わしいきは行動」
2/27:安倍首相が全国の小中高、特別支援学校などの休校を発表
3/3:根拠はスペイン風邪と説明。スペイン風邪は世界で5億人感染、1億人死亡。日本でも45万人死亡。米国では、何もしなかったフィラデルフィアで死亡多発。対処したセントルイスは死亡率0.3%に抑えられた。
【2】「最悪の事態に備える」
故・野村克也監督「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」。負けるには理由がある。江戸時代の剣術士の教え。監督の仕事は「負けない体制をつくること」。
今回も早めに負けない体制を作るのが日本政府の仕事だったが、それを怠った。負け始めてからやっと会議を開いた。
【3】「空振りは許されるが見逃し三振は許されない」
2019年9月5日の台風15号で千葉県の4600戸が被害。4日目にようやく職員を派遣。災害時マニュアルどおりにしなかった。11月の有識者会議で、千葉県の災害担当部署が気象庁の呼びかけを見逃していたことが発覚。
有名な言い回しの「天災は忘れたころにやってくる」は、もともと「防災は過去の記憶を忘れない努力をするしかない」の意味(寺田寅彦先生の言葉)。
憶えておくことと、記録をして、参照できるようにすることが大事。森本毅郎「個人は歴史を記憶し、社会は歴史を記録する」。
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