新国立劇場『あの出来事』初日を拝見し、11/19のシアタートークに伺いました。
新国立劇場『あの出来事』シアタートーク拝聴。とてもよかった…最後に「ここにいる」実感を得られてグっと来た。今ここで偶然、私たちはともに時間を過ごしたのだ。舞台は一期一会。「戯曲の題名は劇場での上演そのものも指すだろう」(翻訳者いわく)。https://t.co/VZNbRV1ien
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) November 19, 2019
以下、ツイートした内容をそのまま転載します。
新国立劇場『あの出来事』シアタートーク拝聴。とてもよかった…最後に「ここにいる」実感を得られてグっと来た。今ここで偶然、私たちはともに時間を過ごしたのだ。舞台は一期一会。「戯曲の題名は劇場での上演そのものも指すだろう」(翻訳者いわく)。https://www.nntt.jac.go.jp/play/the_events/
日本語&英語字幕について瀬戸山美咲さんは「クレアは多文化主義。だからこの公演も」と。そういえば「誰でも大歓迎」というセリフも。
「二人芝居はきつい。この作品には丸腰で挑むほかない」と南果歩さん。
小久保寿人さんは蜷川幸雄さんのもとで約9年やってきたが、今回はそれを超える厳しさだと。
ウトヤ島に行った瀬戸山さん。恐れていたが行ってみたら美しいパワースポット。世界中から集まった人が考え、話し合う場になっている。
小久保さんは現地で犯人ブレイビクの足取りをたどる。彼は恵まれた環境で育った白人で、周囲に白人しかいなかった。
英国ではツアー各地の合唱団が出演。ノルウェーでも上演された。日本版は公演のための合唱団を公募(200人応募中100人と会い30人を選抜)。合唱団の一部のセリフは日替わりで違う人が担当。瀬戸山さん「新鮮さが大事」。
最初に歌う曲は自由選択(戯曲の指定)。60曲以上の中から話し合って選んだ。
小久保さん演じる11役のセリフの話者は、台本では全て「少年」となっている。
クレアは「殺す/許す」の間で激しく揺れる。紙一枚分だけでも「許す」が勝ってくれれば(という祈り)。
中井美穂さんは体ごと、心ごと舞台を鑑賞して、ホットな感想を率直に話されていた。人間の体温は凄い、とも。
↓南果歩さんのブログに書き起こしあり(2019/11/24加筆)。
南果歩 公式ブログを更新しました。 『シアター・トーク「あの出来事』 #南果歩 #小久保寿人https://t.co/A623hxW8Tj
— kahominami 南 果歩 (@kahominami) November 20, 2019
新国立シアター・トーク
日時:11月19日(火) 公演終了後 小劇場
出演:南 果歩、小久保寿人、瀬戸山美咲
司会:中井美穂
入場方法:本公演のチケット(いずれの日程でも可)をご提示ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/play/the_events/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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