■ホリプロ『カリギュラ』上演中に起こったこと
舞台とは関係ないし観劇でネガティブなことは書きたくないけど、観劇マナーが私の観劇経験でワーストワン。ケータイの電源切ってないのは当たり前、通知届きまくりディスプレイ光りまくりのオンパレード。目を疑ったのは上演中にアプリ立ち上げて別の誰かのライブ配信見てる人がいた😫 #カリギュラ
— yumi (@yumikingdiary) November 18, 2019
今晩はこれ観てきたんですけどね。
わたしは「歴史に入れ、カリギュラよー!」という、菅田くんの台詞の最中に大音量でアラーム鳴らした女を許さない……カリギュラが討たれる前の最後の台詞だよ!
前の席で、幕間後の暗転しかけてもLINEいじってて眩しかったから、電源切れよと思ってたら!これ!! pic.twitter.com/SrAMdi2yuk
— Hahakigi / はるか (@Hahakigi1) November 18, 2019
■公式
【『カリギュラ 』客席内での撮影・携帯使用について】
客席内でのカメラ・携帯電話などによる写真・映像の撮影、音声の録音、通話等は一切禁止とさせて頂きます客席内での舞台セットの撮影は著作権の侵害となり、固くお断り致します
皆様のご協力をお願い申し上げますhttps://t.co/wLrmTqm76m pic.twitter.com/cMR9tkI8V5— ホリプロステージ Horipro Stage (@horipro_stage) November 17, 2019
■俳優
『カリギュラ』今日は18時30分開演です。#着席したら電源オフ
皆さんのチケットは、客席で自由に過ごすことを約束していません。
全ての俳優陣、全てのスタッフが時間とエネルギーを懸けて作った作品の最後のピースを、皆さんと我々ではめ込む。その契約書です。
自由なのは、皇帝だけなのです。
— 石井英明 (@hideaki141) November 18, 2019
演劇は時間芸術であり、目に見えなかったり手で触れない物事もあるゆるデザインを施されています。
上演中に携帯を鳴らすというのは、著しくプロダクトのデザインを損なう行為で、
服屋で服を引き裂いたり、他の人のラーメンに指突っ込んだりするのと変わらないと思っています。どうか。どうか。
— 野坂弘 (@very_big_eyes) November 18, 2019
沢山の反応ありがとうございます。
個人的には、演劇文化への理解が問題の本質かと感じたのでツイートさせていただきました。
作り手の身としましては、理解やその魅力がより広がるよう、変わらず表現を尽くしていきたいと思っております。
劇場かラーメン屋でお会いしましょう。
— 野坂弘 (@very_big_eyes) November 20, 2019
こればっかりは言わずにいられない。
携帯電話の電源、切ろう。
こちらはお客様を100%信じています。
だって舞台ってそういう世界だから。
信じなきゃ出来ない。
だから本当に裏切られた気持ちになります。
加えて我らが座長、山本亮太の誕生日公演に泥を塗られた気持ちで悔しいのです。— 玉置玲央 (@reo_tamaoki) November 14, 2019
2時間弱、携帯電話の電源を切ることが出来ないほど何か重要な予定があるなら、もしかしたら芝居を観ることは選択しない方がいいかもしれません。
と言わざるを得なくなっちゃう。
そしてそんなことは言いたくないんです本当は。劇場で一緒に演劇を創ることに、どうかどうかご協力ください。
— 玉置玲央 (@reo_tamaoki) November 14, 2019
※玉置玲央さんが出演されていたのはキューブ『相対的浮世絵』です。
■舞台関係者
『カリギュラ』の観劇マナーについて。
映像でも活躍する俳優さんが舞台に出ると「作品を見たい」より「あの人を見たい」観客の割合が増える。それは決して悪いことではないけれど、観客にいろいろな温度差が生まれるのも事実。携帯の光や音、私語、飲食
主演を務める俳優さんも悲しいと思う。— 上村由紀子/ライター(演劇・ドラマ・ミュージカル) (@makigami_p) November 19, 2019
そして毎回しつこいレベルでつぶやく関係者のマナーの悪さ。本当、なんだろう、あれ。スマホの電源落とす、上演中は喋らない、前の座席は蹴らないって超基本的なことができないなら客席に座らないで欲しい(他にも細かいことは多々あるけどとりあえずこの3つは最低限守ってー)。
— 上村由紀子/ライター(演劇・ドラマ・ミュージカル) (@makigami_p) November 19, 2019
観客に携帯の電源を切ってもらいたいのなら、前説にどれだけ説得力を持たせられるかだと思う。作品本編と同じくらいの情熱や工夫を注いでほしいが、定型文を読み上げるだけの公演が多いのは残念。俳優も前説がおざなりだと感じたら、遠慮なく意見すべき。今年は空晴、ヨーロッパ企画が素晴らしかった。 https://t.co/D6MDSf4w1Y
— fringe (@fringejp) November 16, 2019
くどいようですが、観劇時は携帯電話を「電源から」お切りください。もちろんウチの芝居に限らず。バイブ音なら構わないという言い伝えはまったくの迷信です。
— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) November 22, 2019
■その他
杓子定規な人がやたら増えた。電車とかバスとかで適度な距離感が取れない人も増えた。無神経な人は極端に無神経に、神経質な人は極度の神経質になった。世の中が狭量になった。ルールやシステムを作ってしまえば効率がよい(あるいはクールだ)と思っている人も多くなった。「ゆるさ」が喪われた。
— 北村匡平|Kyohhei Kitamura (@Kyohhei99) November 19, 2019
たとえばTPO(時(time)、所(place)、場合(occasion))によって振る舞い方を変えると物事がスムーズに進み、充実の成果が望めて、人間関係が円滑になったりすると思います。でもその意識が薄れているせいか、ルールを詳細かつ厳格化する必要が出てきたのかもしれません。「○○は禁止」ばかりではなく「舞台鑑賞の楽しみ方」を例示するなどして、劇場に集まった皆でわくわくするような共犯関係を結べるといいなと思います。
↓2019/11/23加筆
劇場でのマナーについて目にすることが最近多いのだけど、その度に井上ひさしさんの『客席や舞台は一つの共同体となり、宇宙になる』って言葉を思い出す。舞台ってお客さんも一緒に創ってる。
そう思える人が増えて、自然とこういう問題が解決していけばいいな。— 菊池夏野 (@kikunatsuno) November 22, 2019
↓2019/12/02加筆
役者の端くれだった者として言わせて頂くと、スマホの明かりと話し声、めちゃくちゃ舞台側に聞こえてるし、見えてます(1,000キャパ程度)
役者側、舞台前に仕込みが終わった段階で箱のデカさを必ず発声や手を打って確認します。これくらいなら後ろまで聞こえるかなとか、反響を体で感じてその箱のデカさ— 蕾一*C97(土)西C11b (@GokuakuR) November 27, 2019
↓2019/12/08加筆
昨日から何度もごめんなさい!
この際なので「なぜ上演中は携帯電話をオフにするのか」を詳しく書きました!
着信音の問題だけじゃないんです。
以下のことを知るまでは、自分も意識が薄めでした。
知ってから、大事なことなのだと知りました。
なので書きました! pic.twitter.com/KZn1Ms6aE6— AzusaFujikura藤倉梓 (@AzusaFujikura) December 1, 2019
~・~・~・~・~・~・~・~
★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
便利な無料メルマガ↓も発行しております♪