【メルマガ 2019年10月のお薦め舞台】

2014年度の4位入賞!
2014年度の4位入賞!

 2019年10月のお薦め舞台10本+αをご紹介します。
 まぐまぐ大賞2014・無料部門・エンターテイメント・ジャンルで4位入賞したメルマガです♪

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 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 180   2019.10.01  2,652部 発行

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   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
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 ◎本日より消費税が8%から10%になりました。軽減税率、ポイント還元、
  プレミアム商品券などの付け焼刃のごまかしに怒りがこみ上げます。
  煩雑で罪深いです。そこにどれだけの税金が浪費されたでしょう…。

   舞台には、あなたの心を揺さぶり、
   人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください!

 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しています。
   http://www.facebook.com/shinobureview
   よかったら「いいね!」をクリックしてくださいね♪


○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め12本+α(4000円台、3000円台、2000円台&以下、他)】

   ◎No.1→東京芸術劇場「レッドトーチ・シアター『三人姉妹』」
       10/18-10/20東京芸術劇場 プレイハウス
       http://www.geigeki.jp/performance/theater221/

 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→文学座9月アトリエの会『スリーウインターズ』
       09/03-09/15文学座アトリエ
       https://shinobutakano.com/2019/09/04/13440/

 ◆3【「あいちトリエンナーレ2019」会期終盤の舞台芸術公演】

   ◎3年に1度の国際芸術祭が10/14で終幕/舞台上演あり!

 ◆4【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映、他~】

   ◎アーサー・ミラー作「みんな我が子」が新上映!

 ◆5【編集後記】

   ◎9月末にも体調を崩しまして…8月から治ってなかったのかも(汗)。

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 ◆1 【今月のお薦め12本+α(4000円台、3000円台、2000円台&以下、他)】
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 ▽★印がいちおし公演です。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・税込価格・URL
 ▽氏名は敬称略で並びは順不同。座種の記述がない公演は全席指定。
 ※間違いがあるかもしれません。最新情報や詳細は公式サイトでご確認を。

 ◎9月中に開幕している公演は、メルマガ前月号↓でチェック推奨♪
  https://shinobutakano.com/2019/08/30/13402/

1.株式会社スオズ『プルガトリオ―あなたと私のいる部屋―』
  10/04-10/14東京芸術劇場 シアターウエスト
  出演:草刈民代、高嶋政宏
  作:アリエル・ドーフマン 脚色:周防正行 演出:ニコラス・バーター
  9,000円
   https://www.purgatorio-stage.com
  チリの劇作家アリエル・ドーフマンさんの二人芝居を、周防正行さんが
  脚色してニコラス・バーターさんが演出。主演の草刈民代さんと
  周防さんはご夫婦です。もう一人の主演は高嶋政宏さん。
  ドーフマン戯曲はシス・カンパニー『死と乙女』↓が上演中ですね。
   http://www.siscompany.com/sisotome/gai.htm
  バーターさん↓は英国の王立演劇学校RADAの元校長先生。
   https://performingarts.jp/J/pre_interview/0601/1.html
  私もお話を伺った↓ことがあります。穏やかで優しい方でした。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/0912111828.html
  演出もよくされてますね。CoRich舞台芸術!の公演検索結果↓
   https://bit.ly/2lR2FkE

2.ホリプロ『渦が森団地の眠れない子たち』
  10/04-10/20新国立劇場 中劇場
  ≪東京都、佐賀県、大阪府、愛知県、広島県、宮城県≫
  出演:藤原竜也、鈴木亮平、奥貫薫、木場勝己、岩瀬亮、蒲野紳之助、
   辰巳智秋、林大貴、宮崎敏行、青山美郷、伊東沙保、太田緑ロランス、
   田原靖子、傳田うに
  脚本・演出:蓬莱竜太
  10,800円 Yシート:2,000円(20歳以下対象)
   https://horipro-stage.jp/stage/uzugamori2019/
  蓬莱竜太さんがご自身の新作を演出。主演は藤原竜也さんと鈴木亮平さん。
  団地が舞台のお芝居は桑原裕子作・演出『荒れ野』↓がありましたね。
   https://shinobutakano.com/2018/03/28/9703/
  (12月に再演ツアーあり:http://aru-c.com/info/?p=13)
  日本の来し方行く末の縮図なのかもしれません。
  映画だと「みなさん、さようなら」も「団地」も↓好きです。
   https://eiga.com/movie/57982/
   http://danchi-movie.com/

3.水戸芸術館ACM劇場『最貧前線「宮崎駿の雑想ノート」より』
  10/05-10/13世田谷パブリックシアター
  ≪神奈川、愛知、茨城、長野、新潟、東京、兵庫、神奈川≫
  出演:内野聖陽、風間俊介、溝端淳平、ベンガル、佐藤誓、蕨野友也、
   福山康平、浦上晟周、塩谷亮、前田旺志郎
  原作:宮崎駿 「最貧前線」(宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画刊)より)
  脚本:井上桂 演出:一色隆司
  S席=9,000円 A席=7,500円 *未就学児童の入場不可
   http://poorfront310acm.com/
  宮崎駿さんの連作絵物語&漫画を水戸芸術館ACM劇場が初めて舞台化。
  主演は内野聖陽さん、脚本は同劇場の芸術監督である井上桂さんです。
  内野聖陽&井上桂対談:https://natalie.mu/stage/pp/poorfront

★4.こまつ座/ホリプロ『組曲虐殺』
  10/06-10/27天王洲 銀河劇場
  ≪福岡県、東京都、大阪府、富山県、愛知県≫
  出演:井上芳雄、上白石萌音、神野三鈴、土屋佑壱、山本龍二、高畑淳子
  音楽・演奏:小曾根真
  脚本:井上ひさし 演出:栗山民也
  S席 9,000円 A席 7,000円
   https://horipro-stage.jp/stage/kumikyoku2019/
  井上ひさしさんの最後の戯曲の再々演。井上芳雄さんは小林多喜二役。
  「小林多喜二の拷問死、遺族が告訴試みる 弁護士供述記録」↓
   https://www.asahi.com/articles/ASM9L6FHCM9LPIHB02P.html
  初演時↓では井上さんは客席にいらしたのだな…と切なく思い出します。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/1003235119.html
  上白石萌音さん、土屋佑壱さんという新キャストも楽しみ。

5.Bunkamura『オイディプス』
  10/07-10/27 Bunkamuraシアターコクーン
  30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019
  DISCOVER WORLD THEATRE vol.7
  出演:市川海老蔵、黒木瞳、高橋和也、中村京蔵、谷村美月、市川新十郎、
   内田淳子、冨岡弘、武元賀寿子、今里真、市川新八、島田惇平、天野はな、
   小谷俊輔、市川福太郎、湯浅永麻、平原慎太郎、笈田ヨシ、森山未來、他
  原作:ソポクレス 翻案・演出:マシュー・ダンスター 翻訳:木内宏昌
  S席¥12,500 A席¥9,000 コクーンシート¥5,500
   https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_oedipus.html
  英国人演出家マシュー・ダンスターさんが翻案・演出する『オイディプス』。
  主演は市川海老蔵さんです。歌舞伎役者と現代劇の俳優、ダンサーらの
  混成キャストですので、身体表現や空間演出も楽しみですね。
  ※『オイディプス』つながりのイベント↓があります。
  「ウィリアム・マルクス著「オイディプスの墓」刊行記念イベント
   対談:横山義志×森本淳生「ギリシア悲劇から〈演技〉を考える」」
  10/08 (火)19:00~@神楽坂モノガタリ
  一般(着席・1drink付)1,500円 学生(着席・1drink付)1,000円
   https://peatix.com/event/1329502/
  横山義志さんは「東京芸術祭2019」のディレクターです。

6.NODA・MAP『「Q:A Night At The Kabuki」
   inspired by A Night At The Opera』
  10/08-10/15東京芸術劇場 プレイハウス
  ≪東京都、大阪府、福岡県、東京都≫
  出演:松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳、橋本さとし、小松和重、
   伊勢佳世、羽野晶紀、野田秀樹、竹中直人、秋山遊楽、石川詩織、
   浦彩恵子、織田圭祐、上村聡、川原田樹、木山廉彬、河内大和、 
   末冨真由、鈴木悠華、谷村実紀、松本誠、的場祐太 
   モーガン茉愛羅、柳生拓哉、八幡みゆき、吉田朋弘、六川裕史
  脚本・演出:野田秀樹 音楽:QUEEN
  S席:12,000円 A席:8,500円 サイドシート※:5,700円
  ※25歳以下はサイドシート3,000円にて購入可能。
  高校生割引:1,000円 ※未就学児は入場不可。
   https://www.nodamap.com/q/
  野田秀樹さんが作・演出・出演されるNODA・MAPの秋公演は、
  なんと英国のバンドQUEEN↓から直々に依頼された新作。
   https://www.hmv.co.jp/artist_QUEEN_000000000004471/biography/
  QUEENの楽曲を使い、シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』の
  ロミオとジュリエットが2人ずつ登場する禁断の恋の物語。QUEENを
  全然知らない私、映画「ボヘミアン・ラプソディー」↓を見てよかった…。
   https://eiga.com/movie/89230/
  出演者だと松たか子、広瀬すず、伊勢佳世、羽野晶紀、谷村実紀、
  八幡みゆき(掲載順、敬称略)が気になります♪全員女優さんだ。

7.Quaras『THE NETHER』
  10/11-11/02東京グローブ座
  ≪東京都、大阪府≫
  出演:北山宏光、中村梅雀、シライケイタ、平田満、
   長谷川凜音(Wキャスト)、植原星空(Wキャスト)
  脚本:ジェニファー・ヘイリー 上演台本・演出:瀬戸山美咲
  S席9,000円 A席8,000円 B席6,000円
   https://www.thenether2019.jp/
  2015年に英国ローレンス・オリヴィエ賞を受賞した米国女性劇作家の
  戯曲を、瀬戸山美咲さんが上演台本を手掛けて演出。
  ジャニーズ事務所所属のアイドルが出演する東京グローブ座の
  お芝居だと、最近は『WILD』↓がとても面白かったです。
   https://shinobutakano.com/2019/05/08/12268/

8.TBS/キョードー東京『忘れてもらえないの歌』
  10/15-10/30赤坂ACTシアター
  出演:安田章大、福士誠治、中村蒼、佐野晶哉、木竜麻生、
   高月彩良、村上航、大堀こういち、桑原裕子、川田希、
   加瀬澤拓未、久保貫太郎、ザンヨウコ、高山のえみ、竹口龍茶、
   寺井義貴、三土幸敏、今國雅彦、渡辺哲、銀粉蝶
  脚本・演出:福原充則
  S席12,000円 A席9,800円 ※未就学児の入場不可。
   https://www.tbs.co.jp/act/event/wasuretemoraenainouta/
  こちらもジャニーズ事務所所属のアイドルが出演する舞台ですね。
  福原充則さん作・演出で安田章大さん主演といえば、2017年の
  『俺節』↓を大阪まで観に行きました。めちゃよかった! 
   https://shinobutakano.com/2017/06/29/8182/

★9.東京芸術劇場「レッドトーチ・シアター『三人姉妹』」
  10/18-10/20東京芸術劇場プレイハウス
  東京芸術祭 芸劇オータムセレクション
  出演:イリーナ・クリヴォノス、ダリア・イェメリャノワ、
   リンダ・アフメジャノワ、他
  脚本:アントン・チェーホフ 演出:ティモフェイ・クリャービン
  一般:6,500円 65歳以上:5,000円 25歳以下:3,500円
  高校生以下:1,000円 ※未就学児はご入場いただけません。
   http://www.geigeki.jp/performance/theater221/

 ●お薦めコメント●

  ロシアのレッドトーチ・シアターの来日公演は、
  なんと全編がロシア語手話で上演されるチェーホフ作『三人姉妹』。
  演出家のメッセージ↓によると「二年にわたる歳月をかけた」
   https://bit.ly/2nlPwjU
  とのこと。同劇場には約200年の歴史があります。

  2016年にご覧になった伊達なつめさんのツイートまとめ↓
   https://shinobutakano.com/2016/06/02/2035/

  同じく森岡実穂さんの推薦ツイート↓
   https://twitter.com/MoriokaM/status/1119050085667442688
   https://twitter.com/MoriokaM/status/1119053106501652481
   https://twitter.com/MoriokaM/status/1148041433711906816

  「羨ましい…観たい…」と念願していたので、来日が嬉しいです!

  「ロシアの劇団「レッドトーチ・シアター」が初来日(略)」↓
   https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20582

  ※上演時間4時間15分、途中休憩あり。
  ※ロシア手話上演(日本語・英語字幕つき)

10.世田谷パブリックシアター+エッチビイ『終わりのない』
  10/29-11/17世田谷パブリックシアター
  ≪東京都、兵庫県、新潟県、宮崎県≫
  出演:山田裕貴、安井順平、浜田信也、盛隆二、森下創、大窪人衛、
   奈緒、清水葉月、村岡希美、仲村トオル
  原典:ホメロス「オデュッセイア」 脚本・演出:前川知大
  S席(1階席・2階席)  A席(3階席) 一般 S席 7,500円/A席 5,500円
  高校生以下 S席 3,750円/A席 2,750円
  U24 S席 3,750円/A席 2,750円 劇場会員、区民割引などあり。
  ※11/16(土)19:00の追加公演は10/5(土)10時より発売開始。
   https://setagaya-pt.jp/performances/owarinonai20191011.html
  イキウメの前川知大さんの新作は、ギリシャの詩人ホメロスによる
  長編叙事詩を下敷きにしたSF。劇団公式ツイッターがあらすじ↓を公開。
   https://twitter.com/ikiume_kataru/status/1176692032661671936
  出演はイキウメ劇団員と、仲村トオルさんをはじめとする
  前川作品常連の俳優、そして山田裕貴さんと奈緒さん。
  山田さんは映画 『あゝ、荒野』↓での印象が鮮烈でした。
   https://kouya-film.jp/
  前川×中村コンビは『奇ッ怪』シリーズ↓がありましたね。
   https://shinobutakano.com/2016/11/04/3569/

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  前売4000円台の気になる作品を8本ご紹介します。
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〔1〕劇団チョコレートケーキ『治天ノ君(再々演)』
  10/03-10/14東京芸術劇場 シアターイースト
  ≪青森県、長野県、新潟県、福島県、東京都、他≫
  出演:西尾友樹、浅井伸治、岡本篤、青木シシャモ、菊池豪、
   佐瀬弘幸、谷仲恵輔、吉田テツタ、松本紀保
  脚本:古川健 演出:日澤雄介
  前売¥4300、当日¥4500、初日割 ¥4000(10月3日19時の回のみ)
  U25¥3800 ※未就学児入場不可
   http://www.geki-choco.com/next_stage/
  ↓こりっちでカンタン予約!
   https://stage.corich.jp/stage/98237
  ※アフターアクト回再開はスピンオフ短編を上演(1作品5~10分予定)。
   5日(土)19時、8日(火)19時、11日(金)19時、
   14日(月・祝)14時(3作品一挙上演)
  ※10/10(木) 19時はライブコメンタリー開催↓(抽選で20名招待)
   http://www.geki-choco.com/next_stage/chiten_tokyo/commentary/
  古川健さんの戯曲を日澤雄介さんが演出する劇団の再演ツアー。
  『治天ノ君』は数々の賞を受賞しており、私は2016年11月に↓拝見。
   https://twitter.com/shinorev/status/794096428171726849
  私の知人でシアタートラムに4回通った人もいました。
  内田洋一さんの劇評↓が読めます(2016年10月)。
   https://style.nikkei.com/article/DGXMZO08905170Y6A021C1000000

〔2〕名取事務所『「隣の家-THE NEIGHBOURS」「屠殺人 ブッチャー」』
  10/17-10/29「劇」小劇場
  現代カナダ演劇 ニコラス・ビヨン 2作品上演
  『隣の家~』出演:吉見一豊 森尾舞 藤田宗久
  『屠殺人~』出演:西山聖了 渋谷はるか 高山春夫(高ははしご高) 斉藤淳
  脚本:ニコラス・ビヨン 翻訳:吉原豊司
  演出:小笠原響(『隣の家~』)、 扇田拓也(『屠殺人~』)
  前売:4,000円 当日:4,500円
  シニア:3,000円(70歳以上) 学生1,000円
  高校生以下:500円 2作品セット券:7,000円
   http://www.nato.jp/topics.html#topi_1
  名取事務所が劇作家ニコラス・ビヨンさんの戯曲を交互上演。
  『隣の家~』はなんと書き下ろし新作です。『屠殺人~』は
  “東欧の民族抗争”を題材にした超スリリングな推理劇で、
  2017年初演↓で読売演劇大賞作品賞、男優賞を受賞。
   https://shinobutakano.com/2017/06/28/5921/
  キャストは一部変更されています。

〔3〕劇団青年座『東京ストーリー』
  10/23-10/29駅前劇場
  出演:津田真澄、野々村のん、田上唯、世奈、角田萌果、
   山賀教弘、石母田史朗、前田聖太、松川真也
  脚本:松田正隆 演出:金澤菜乃英
  一般 4500円 U25(25歳以下)3000円 U18(18歳以下)2000円
  ※10月27日(日)14時の回終演後、アフタートークあり
   出演:松田正隆、マキノノゾミ、金澤菜乃英
   http://seinenza.com/performance/public/239.html
  松田正隆さんが青年座に新作を書き下ろされました。新劇の劇団への
  作品提供といえば2007年の『天使都市』↓は強烈でした。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/1005224611.html
  題名は小津安二郎監督の映画「東京物語」↓から来てるのでしょうか。
   https://eiga.com/movie/38069/

★〔4〕東京芸術祭実行委員会
  「ベルリン・シャウビューネ劇場『暴力の歴史』」
  10/24-10/26東京芸術劇場プレイハウス
  東京芸術祭 芸劇オータムセレクション
  原作:エドゥアール・ルイ著『暴力の歴史』(2016年)
  独仏翻訳:ヒンリッヒ・シュミット=ヘンケル
  演出:トーマス・オスターマイアー
  上演言語:ドイツ語(日本語・英語字幕付)
  一般S席:前売5,000円 当日5,500円
  一般A席:前売4,000円 当日4,500円
  障害者割引:S席4,500円 A席3,600円 29歳以下(A席):3,000円
  ※未就学児童は入場不可 ※推奨年齢16歳以上
   https://tokyo-festival.jp/2019/historyofviolence/
  ドイツの演出家オスターマイアーさんの2018年6月初演作が来日します。
  同性愛嫌悪、人種差別、暴力などを題材にした小説の舞台化なんですね。
  ドイツのウェブサイト↓にトレーラーと舞台写真多数あり。
   https://www.schaubuehne.de/en/productions/im-herzen-der-gewalt.html
  昨年、静岡で上演された『民衆の敵』↓はクールで洗練されており、
   https://bit.ly/2njUs99
  観客も意見できる“討論会”が刺激的でした。俳優が素晴らしいかった!
  オスターマイヤーさんを迎えたトークの記録↓(2018年5月)
   https://shinobutakano.com/2018/05/09/9477/

〔5〕serial number03『コンドーム0.01』
  10/25-10/31ザ・スズナリ
  出演:田島亮、森下亮、碓井将大、根津茂尚、杉木隆幸、
   酒巻誉洋、佐野功、岡野康弘、藤尾勘太郎
  脚本・演出:詩森ろば
  一般:前売4300円/当日4500円
  障害者:前売・当日2000円 学生:前売・当日2500円
  平日はじめて割(1公演3組6名限定):前売のみ4300円
   http://serialnumber.jp/
  ↓こりっちでカンタン予約!
   https://stage.corich.jp/stage/101348
  詩森ろばさんが作・演出される劇団の新作。男性ばかりの出演者で
  男性用避妊具コンドームの開発現場を描きます。生理用品を開発する
  女性たちが登場した『アンネの日』↓と対を成す作品になるでしょうか。
   https://stage.corich.jp/stage/85032
  『アンネの日』はなぜか涙が流れ続ける稀有な観劇体験になりました。
  新製品開発秘話を描くお芝居と言えば、劇団の前身である風琴公房の
  CoRich舞台芸術まつり!初代グランプリ受賞作『紅の舞う丘』↓は
   https://stage.corich.jp/festival2007/grand_prix05
  化粧品会社を立ち上げた女性のお話でした。

〔6〕劇団文化座『地にありて静かに』
  10/17-10/27シアターX(カイ)
  出演:佐々木愛、阿部勉、津田二朗、斉藤直樹、早苗翔太郎、
   大鳥鈴乃、青木和宣、米山実、姫地実加、桑原泰、市川千紘、
   深沢樹、水原葵、皆川和彦、藤原章寛、中田千尋、若林築未、
   岩崎正芳、佐久間彩、砂川直哉、仁平天峰
  脚本:アン・チスレット 翻訳:吉原豊司 演出:鵜山仁
  一般:5,500円 Uシート:4,000円 高校生以下:3,000円
   http://www.theaterx.jp/19/191017-191027t.php
  文化座が、1982年にカナダで高く評価された戯曲を上演します。
  演出は鵜山仁さん。翻訳者に吉原豊司さんのお名前があると
  観たくなります。吉原さんの記事↓
   http://www.sairyusha.co.jp/honnohitokoto/36-yoshihara-toyoshi.html
   https://www.nikkei.com/article/DGKKZO17118900R30C17A5BC8000/

〔7〕文学座『一銭陶貨~七億分の一の奇跡~』
  10/18-10/27紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
  出演:鵜澤秀行、中村彰男、高橋ひろし、亀田佳明、奥田一平、
   奥山美代子、吉野実紗、平体まひろ
  脚本:佃典彦 演出:松本祐子
  一般6,200円 夜割(10/18・21)4,500円
  夫婦割11,000円 ユースチケット(25歳以下)3,800円
  中・高校生2,500円 ※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
   http://www.bungakuza.com/issen/
  佃典彦さんが新作を書き下ろし、松本祐子さんが演出する文学座公演
  といえば、岸田國士戯曲賞受賞作『ぬけがら』(2007年)↓を思い出します。
   https://www.hakusuisha.co.jp/book/b207290.html
  「文学座劇作家・佃典彦の創作ノート(略)」↓
   http://community.pia.jp/stage_pia/2019/09/post-770.html

〔8〕ダウトを上演する会『ダウト―疑いをめぐる寓話―』
  10/23-10/29小劇場B1
  出演:眞野あずさ、山口眞司、伊藤安那、村中玲子
  脚本:ジョン・パトリック・シャンリィ
  翻訳:鈴木小百合 演出:大間知靖子
  前売・当日券¥4,500 学生¥3,000
  左手7列の座席の前から3列目までは少し低い椅子になります。
   https://izaya30.wixsite.com/doubt
  シャンリィ作『ダウト』は映画化↓もされた米国の有名戯曲です。
   https://eiga.com/movie/54327/
  私は舞台だと2種類、拝見したことがあります。文学座版のレビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0423004948.html
  “黒人”をどう登場させるかは演出の注目ポイントですよね。

 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売3000円台の気になる作品を5本ご紹介します。
 ──────────────────────────────☆☆☆

[1]新国立劇場演劇『どん底』
  10/03-10/20新国立劇場 小劇場 THE PIT
  シリーズ「ことぜん」Vol.1
  出演:立川三貴、廣田高志、高橋紀恵、瀧内公美、泉関奈津子、堀文明、
   小豆畑雅一、伊原農、鈴木亜希子、谷山知宏、釆澤靖起、長本批呂士、
   クリスタル真希、今井聡、永田涼、福本鴻介
  脚本:マクシム・ゴーリキー 翻訳:安達紀子 演出:五戸真理枝
  A席:6,480円 B席:3,240円 Z席(当日券):1,620円
  U25優待メンバーズ↓は10列目以内の席で観られるそうです。
   https://twitter.com/06060l/status/1173220369504686080
  ※就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
   https://www.nntt.jac.go.jp/play/the_lower_depths/
  超有名なロシアの古典戯曲を五戸真理枝さんが演出されます。
  『どん底』は2種類↓拝見。KERA版は脚色されていました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/0615003306.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0407105551.html
  五戸演出作は同じくロシア戯曲の『三人姉妹』↓でいたく感動しました。
   https://shinobutakano.com/2018/10/14/10947/
  「新鋭・五戸真理枝の演出で『どん底』がどう現代に息づくか」↓
   https://bit.ly/2ovJVrJ
  同劇場演劇部門の公式ツイッター↓が、イラストで登場人物紹介をしています。
   https://twitter.com/nntt_engeki
  ※上演中に同じ劇場で無料のイベントあり。
  「ギャラリープロジェクト「演劇のおしごと」Vol.6~音響家とは?~」
  10/10(木)18:30~
  出演:渡邉邦男 青木タクヘイ 小川絵梨子 ほか
  無料、要予約 要WEB申込み↓(先着順受付、定員に達し次第〆切)
   https://bit.ly/2lT2pS5

[2]弦巻楽団『ユー・キャント・ハリー・ラブ!』
  10/04-10/07こまばアゴラ劇場
  ≪北海道、東京都≫
  出演:永井秀樹、岩杉夏、小林なるみ、遠藤洋平、柴田知佳
  脚本・演出:弦巻啓太
  日時指定・入場整理番号付き 一般 前売3,500円 当日3,800円
  22歳以下 前売2,000円 当日2,300円 未就学児童入場不可
   https://tsurumakigakudan.wixsite.com/ychl2019/
  ↓こりっちでカンタン予約!
   https://stage.corich.jp/stage/101412
  北海道の劇団弦巻楽団(つるまきがくだん)のフルスペックの東京公演。
  なんと6度目の再演となる劇団代表作だそうです。

[3]つばき荘上演委員会『精神病院つばき荘』
  10/05-10/06イリヤプラスカフェ カスタム倉庫(田原町)
  ≪静岡県、東京都、沖縄県、京都府≫
  脚本:くるみざわしん 演出:土屋良太
  前売・当日 : 3,000円 +ワンドリンク代
   https://www.facebook.com/hikarinoryouchi/posts/2578961398835213
   https://www.facebook.com/hikarinoryouchi/posts/2318622678202421
  『同郷同年』↓がすごく面白かった、くるみざわしんさんの戯曲。
   https://shinobutakano.com/2017/09/14/6850/
  上演が続いているのに、私はずっとチャンスがつかめず…。

[4]まじんプロジェクト『リヤの三人娘』
  10/22-10/27劇場MOMO
  出演:有薗芳記 松村沙瑛子 林田麻里 奈良谷優季
  脚本:奥泉光 演出:田中圭介
  前売り:4500円 当日:5000円 プレビュー公演:3500円
  10/24(木)14:00 アフタートークあり 出演:奥泉光、田中圭介
   http://www.majin-project.jp/
  シェイクスピア作『リア王』のスピンオフといえる1995年初演作を
  田中圭介さんが演出。2013年にご覧になった方の感想↓
   http://mineyo-tk.main.jp/kangeki/2013/2013_27.html
  同じ主催者の田中演出作『くれない坂の猫』↓がとてもよかったので期待。
   https://shinobutakano.com/2016/04/08/3696/
  田中さんが「あいちトリエンナーレ」の助成金不交付についてfacebookに
  長文を投稿↓されています。ご興味あればぜひご一読を。
   https://m.facebook.com/keisuke.tanaka.716/posts/3032212840182707

[5]アヴァンギャルド×コンプレックス『COUPLES 冬のサボテン』
  10/31-11/04小劇場 楽園
  出演:岩男海史 高倉直人 永田涼 中西良介 大江晋平
  作・監修:鄭義信 音楽:中村中
  全席自由 前売:一般前売3,500円 当日:一般前売4,000円
  カップル割・演劇はじめて割あり
   https://bit.ly/2nMwseI
  新国立劇場演劇研修所10期修了生が結成した演劇集団の旗揚げ公演。
  10期生は同所内で野木萌葱作『東京裁判』を自主上演↓した行動派です。
   https://shinobutakano.com/2016/06/24/2250/
  鄭義信さんの推薦↓で演目が鄭さん作『COUPLES 冬のサボテン』となり、
   https://note.mu/netsuseta/n/n3d4f4c9c65e2
  鄭さんご自身が監修も担当されることに。音楽は中村中さんです。
  岩男海史さんと中西良介さんが共演された『ピローマン』↓は
   https://shinobutakano.com/2018/12/16/12342/
  私の「2018年の心に残る10本」↓の1つです。
   https://shinobutakano.com/2018/12/31/11459/
  稽古期間は約8か月(!)で、既にセリフは覚え済み。稽古場の映像↓
   https://twitter.com/agcomplex10/status/1176106378173136897
  赤字前提でチケット代を安価にし、クラウドファンディング↓に成功。
   https://www.makuake.com/project/avant-garde-complex/
  私も支援↓しまして、10/9のプレイベントに参加します。
   https://twitter.com/shinorev/status/1175750744978284545
   https://twitter.com/shinorev/status/1177594235991678976

 ★★★────────────────────────────── 
  前売2000円台&以下の気になる作品を5本ご紹介します。
 ──────────────────────────────★★★

《1》ゆうめい『姿』
  10/04-10/14三鷹市芸術文化センター 星のホール
  MITAKA “Next” Selection 20th 参加
  出演:森谷ふみ、高野ゆらこ、五島ケンノ介、石倉来輝、黒澤多生、
   児玉磨利、中村亮太、矢野昌幸、田中祐希、小松大二郎
  脚本・演出:池田亮
  全席自由・日時指定・整理番号付【一般】前売2500円・当日3000円
  【U-25(公演当日25歳以下)】前売・当日とも2000円
  【O-60(公演当日60歳以上)】前売・当日とも2000円
  【高校生以下】前売・当日とも1000円
  早期観劇割引(6日まで)・平日マチネ割引は各500円引き
  劇場会員割引などあり。
   https://www.yu-mei.com/sugata
  劇作、演出だけでなく舞台美術なども手掛ける池田亮さんの劇団ゆうめいが
  三鷹市芸術文化センターで新作を上演します。池田さんの実父も出演。
  祖父の絵画のある空間で、池田さんと実父が出演した『あか』のレビュー↓
   https://shinobutakano.com/2018/06/09/9856/

《2》東京芸術劇場『野外劇「吾輩は猫である」』
  10/19-10/29東京芸術劇場 劇場前広場
  東京芸術祭 芸劇オータムセレクション
  出演:新井秀幸、有安由香梨、飯塚杏実、伊藤風喜、岩坪成美、植木広子、
   上松コナン、内田靖子、大石貴也、大石貴也、他(総勢80名弱)
  原作:夏目漱石 脚本・演出:ノゾエ征爾
  全席自由 前売・当日共500円 
  ※無料観劇スペースあり。※少雨決行・荒天中止
   https://tokyo-festival.jp/2019/wagahaihanekodearu/
  夏目漱石作「吾輩は猫である」をもとに、ノゾエ征爾さんが新作野外劇を
  披露。東京芸術劇場前の野外スペースでの上演です。
  ふらっと通りがかって外側から観られそうですね。
  運営ボランティア↓を募集中。応募締切は10/6(日)24時。
   https://tokyo-festival.jp/2019/news/1813/
  前売り完売でしたが、10月5日(土)10時より追加席販売。詳細↓
   https://tokyo-festival.jp/2019/ticket/

《3》エンパク★こどもプログラム リーディング公演&トークセッション
  「こどものためのフライングステージ」
  10/23(水)18:00~20:00 会場:早稲田小劇場どらま館
  作・演出:関根信一(劇団フライングステージ代表)
  内容:公演90分、トークセッション30分
  対象:小学生以上どなたでも
  参加費:無料
  定員:50人 ※要事前予約・定員を超える場合は抽選
  応募締め切り:10月2日(水)17:00(公式サイトの申込みフォームにて受付)
   https://www.waseda.jp/enpaku/ex/8804/
  「ゲイの劇団」フライングステージによる子どもと大人のためのLGBT演劇。
  作・演出の関根信一さんが愛知県の児童劇団うりんこで創作・上演した
  『わたしとわたし、ぼくとぼく』↓は終盤以降、涙止まらず。
   https://shinobutakano.com/2019/01/28/11632/
  ※劇団公演↓もあります。
  劇団フライングステージ
  『アイタクテとナリタクテ 子どもと大人のフライングステージ』
  10/30-11/04 OFF OFFシアター
  出演:石坂純、石関準、木内コギト、岸本啓孝、木村佐都美、小林将司、
   清水泰子、芳賀隆宏、関根信一
  前売予約 一般3,500円 ペアチケット6,500円 トリプルチケット9,000円
  学生2,500円 小中学生1,500円
  当日券 全指定席3,800円 当日学生券3,000円 小中学生2,000円
   http://flyingstage.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-861c49.html
  ↓こりっちでカンタン予約!
   https://stage.corich.jp/stage/102187

《4》新国立劇場演劇研修所第13期生試演会『会議』
  10/25-10/30新国立劇場 小劇場 THE PIT
  出演:新国立劇場演劇研修所第13期生、高嶋柚衣(11期修了)、
   上西郷太(11期修了)、扇国遼(12期修了)
  脚本:別役実 演出:西川信廣
  A席:3,240円 B席:2,700円 学生券:1,000円 Z席:1,620円
   https://www.nntt.jac.go.jp/play/a_meeting/
  日本唯一の国立俳優養成所である新国立劇場演劇研修所の試演会に
  別役実作品が初登場。会期中に研修所説明会↓などあり。
   https://shinobutakano.com/2019/09/24/13632/
  11月16日には「秋のオープンスクール2019」↓も開催されます。
   https://shinobutakano.com/2019/09/23/13622/

《5》東京芸術祭実行委員会「東京芸術祭ワールドコンペティション2019」
  10/30-11/04東京芸術劇場内の3劇場、ほか
  アフリカ『たびたび罪を犯しました』
  ヨーロッパ『可能性は風景の前で姿を消す』
  オセアニア『ハウリング・ガールズ』
  日本『ソコナイ図』
  アメリカ『汝、愛せよ』
  アジア『紫気東来-ビッグ・ナッシング』
  世界各地から集まった6作品を評価する、新しい催しです。
  前売り:2,500円 当日3,000円
  障害者割引:2,250円(前売りのみ)※未就学児童は入場不可
   https://tokyo-festival.jp/2019/world-competition/
  11/4は各審査会、授賞式あり。審査員長のジャック・ラングさんは
  2009年の日本での基調講演で、ニーチェの言葉を引用されました。
  「ブルジョワのエリートにとって文化は飾りだろう。でも文化は、
  国民の魂であり、1つのシステムの基礎。社会の基盤である」↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/1212234655.html

≪フェスティバル、首都圏以外≫

 ○「東京芸術祭」の演目を多数紹介しましたが、秋は各地で
  フェスティバルが開催されます!たとえばこちら↓
  KYOTO EXPERIMENT 2019
   https://kyoto-ex.jp/2019/
  BeSeTo演劇祭26+鳥の演劇祭12
   https://www.birdtheatre.org/beseto26bird12/index.html

 ○兵庫県立ピッコロ劇団『ブルーストッキングの女たち』
  10/04-10/09ピッコロシアター
  出演:劇団員、他
  脚本:宮本研 演出:稲葉賀恵
  一般 3500円 大学生・専門学校生 2500円
  高校生以下 2000円 ※未就学児童のご入場はご遠慮ください
   http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/event/detail/?id=274
  稲葉賀恵さんが宮本研戯曲を演出。俳優養成所の人気演目↓でもあります。
   https://twitter.com/shinorev/status/1169508297302429697
   https://twitter.com/shinorev/status/1169630509699231744

 ○青春五月党『ある晴れた日に』
  10/30-11/02 La MaMa ODAKA
  ≪福島県、岩手県、宮城県≫
  出演:浅井浩介、長谷川洋子、前田司郎
  脚本:柳美里 演出:前田司郎
  一般 3,000円 高校生以下 1,000円
  日時指定、整理番号順。
  ※未就学児童のご入場はお断りしております。
  ※全公演、終演後に柳美里とゲストによるアフタートークを予定。
   http://gogatsutou.info
  青春五月党は柳美里さんの劇団で、本拠地は福島県南相馬市小高区。
  柳美里さんの新作戯曲を前田司郎さんが演出し、出演もされます。
  戯曲は10月7日発売の「悲劇喜劇22019年11月号」↓に掲載。
   https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014349/
  東北3か所ツアー↓です。
   https://twitter.com/shinorev/status/1176733862220582912
  東京で稽古をする期間あり。取材希望者はこちら↓をどうぞ。
   https://twitter.com/yu_miri_0622/status/1178858600560676864

 ○SPAC・静岡県舞台芸術センター『寿歌』
  10/12-10/26静岡芸術劇場
  出演:奥野晃士、たきいみき、春日井一平
  脚本:北村想 演出:宮城聰
  一般: 4,200円 ペア割引: 3,700円 (2名様で1枚につき)
  グループ割引: 3,300円 (3名様以上で1枚につき)
  ゆうゆう割引: 3,500円 (満60歳以上の方)
  学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
  障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
  ※付添の方(1名様)は無料 
   https://spac.or.jp/au2019-sp2020/ode_to_joy_2019
  野外劇場「有度」で拝見した↓SPAC『寿歌』が静岡芸術議場で再演。
   https://shinobutakano.com/2018/04/30/13686/
  SPACは静岡県立の劇団で『アンティゴネ』アメリカ公演が
  劇評で高く評価され、チケット完売続出↓となったようです。
   https://twitter.com/ynarunarugo/status/1178564768799563776
  東京でもちょうど同じ時期に『寿歌』が観られます↓ね。
  ・劇団東京乾電池『寿歌』
   10/24-10/27アトリエ乾電池
   出演:西本竜樹、江口のりこ、血野滉修
   脚本:北村想 演出:柄本明
   2,500円(前売・当日共/全席自由)
    http://www.tokyo-kandenchi.com/kouen_jouhou.html

≪ご参考≫

 「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
  https://shinobutakano.com/2019/09/30/13672/

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 ◆2 【先月のベスト3】
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1.文学座9月アトリエの会『スリーウインターズ』
  クロアチアの激動の100年間を紐解いていくストレート・プレイ。
  シンプルな抽象空間で1945年、1990年、2011年を行き来する。
  家族の軽妙な会話劇に大河ドラマの奥行きあり。適材適所の
  俳優陣がのびのびと関係を構築。音楽、音響が控えめなのも好み。
   https://shinobutakano.com/2019/09/04/13440/

2.DULL-COLORED POP「福島三部作・第三部
  『2011年:語られたがる言葉たち』」
  09/07-09/08いわきアリオス小劇場
  谷賢一作・演出「福島三部作」は2019年8月のベスト1。第三部を
  再び、福島県で津波と原発事故の当事者である観客とともに拝見。
  『語られたがる言葉たち』を伝えるお芝居で、誰の、どの言葉を伝える
  (報道する)べきかと悩んだ末に、たった1人の言葉を選んだことに、
  私は感動しました。東谷英人さんの独白が白眉。
   http://alios-style.jp/cd/app/?C=blog&H=default&D=01834

3.シス・カンパニー『死と乙女』
  09/13-10/14シアタートラム
  ドーフマン作、小川絵梨子演出。カットアウトの暗転でスピーディーに
  転換し、三つ巴の緻密な会話劇をスッキリ&シンプル&スリリングに。
  独裁政権下でレイプ、拷問された女性を演じた宮沢りえさんは、
  細い体の中でたぎる怒りを動力にしつつ、理性と知性で自身を制御。
  ラストは神の恩寵が天から降り注ぐ、赦し合いの時間のようだった。
   http://www.siscompany.com/sisotome/

 その他は地人会新社『リハーサルのあとで』、こまつ座『日の浦姫物語』、
 快快『ルイ・ルイ』、青年団リンク・やしゃご『アリはフリスクを食べない』、
 阿佐ヶ谷スパイダース『桜姫~燃焦旋律隊殺於焼跡~』、
 梅棒EXTRAシリーズ実行委員会『ウチの親父が最強』、
 雷ストレンジャーズ『リーグ・オブ・ユース~青年同盟~』、
 庭劇団ペニノ『「笑顔の砦」RE-CREATION』、
 青年劇場『もう一人のヒト』、浮世企画『誰そ彼』、
 贅沢貧乏『ミクスチュア』、
 ナショナル・シアター・ライヴ2019「リチャード二世」&
 NTLive語る会「リチャード二世」等(映画以外はほぼ鑑賞順)。

 ◎メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2019年9月(観劇数17作品)は残念ながら発行しませんでした。

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 ◆3 【「あいちトリエンナーレ2019」会期終盤の舞台芸術公演】
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 ◎「あいちトリエンナーレ2019」は3年に1度開催される国際芸術祭です。
  期間:8月1日~10月14日
  開催地区:名古屋市、豊田市の4つのエリア
   https://aichitriennale.jp/
  舞台芸術のキュレーターは相馬千秋さん。インタビュー↓
   https://natalie.mu/stage/pp/aichi2019_pa01

 ・東京から名古屋は新幹線で1時間半なので、8月は日帰り鑑賞しました。
  9月は残念ながら行けなかったので、10月こそは。
  私が観に行く予定の舞台芸術の演目をご紹介します。

 ○劇団アルテミス+ヘット・ザウデライク・トネール(オランダ)
  『ものがたりのものがたり』
  10/12-10/13名古屋市芸術創造センター
  出演:劇団アルテミス、ヘット・ザウデライク・トネール
   一般 3,500円 U25 3,000円 U18 1,500円
  ※オランダ語・日本語(予定)※未就学児は入場不可
   https://aichitriennale.jp/artwork/A68.html
  「不条理で不謹慎、ラジカルかつ遊戯的な演出」の子供向け演劇。
  とはいえ大人も楽しめるそう。Sofia D.さんのツイート↓
   https://twitter.com/niets983323/status/1137380187736354817

 ○市原佐都子(Q)『バッコスの信女ーホルスタインの雌』
  10/11-10/14愛知県芸術劇場 小ホール
  作・演出:市原佐都子
  一般 3,000円 U25 2,500円 ※未就学児は入場不可
   https://aichitriennale.jp/artwork/A67.html
  市原佐都子さんの新作の世界初演。彼女のカンパニー「Q」のレビュー↓
   https://shinobutakano.com/2018/04/20/9186/
   https://shinobutakano.com/2017/09/10/6785/
  驚かされに行こうと思ってます(笑)。

  相馬さん「パフォーミングアーツはこれからがクライマックス。
   来場して応援してもらえたら嬉しいです」↓
   https://twitter.com/somachiaki/status/1178672084362371072

 ・開幕後3日間で中止になった「表現の不自由展・その後」の再開が決定。
  「事前予約制として整理券を配布」する予定↓のようです。
   https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d91d715e4b0019647ab8e40
  私は文化庁の同催事への助成金不交付決定を、撤回してもらいたい↓です。
   https://shinobutakano.com/2019/09/29/13663/

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 ◆4 【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映、他~】
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 ◎英国ロイヤル・ナショナル・シアターが選んだ演劇界最高峰の舞台が
  映画館で楽しめるナショナル・シアター・ライヴ(日本では2014年~)。
   http://www.ntlive.jp/ 鑑賞料金:一般3,000円、学生2,500円

  2019年のラインアップは2018年より1本多い9本!
  「マクベス」「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」
  「リア王」「英国万歳!」「アントニーとクレオパトラ」
  「アレルヤ!」「リチャード二世」「みんな我が子」「イヴの総て」

 ○新上映「みんな我が子」
  日程:10/4(金)~10/10(木)
   会場:TOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋など
   https://www.ntlive.jp/allmysons
  関西日程:10/12(土)~10/25(金)
   会場:KAVCシアター(神戸)
   https://www.kavc.or.jp/cinema/5165/
  出演:サリー・フィールド、ビル・プルマン ほか
  作:アーサー・ミラー 演出: ジェレミー・ヘリン
  上映時間は155分(休憩含)を予定。
  米国劇作家アーサー・ミラーの1947年初演作。
  私は残念ながら見逃してきたので、上映が嬉しい!

 ・NTLive語る会vol.8「みんな我が子」
  10/26(土)13:30~東大駒場キャンパス18号館ホール
  ゲスト:松岡和子、水谷八也、柏木しょうこ、兵藤あおみ、中村未知子
  司会進行:河合祥一郎
  入場無料、予約不要
   https://twitter.com/ntlivejapan/status/1178858106446499840
  先月、初参加↓してきました。楽しかった~~~!お薦めです!!
   https://twitter.com/shinorev/status/1175309826588471297

 ○「リチャード二世」
  日程:10/12(土)~10/25(金)
  会場:KAVCシアター(神戸)
   https://www.kavc.or.jp/cinema/5162/
  感想:https://shinobutakano.com/2019/09/09/13482/

 ※ありがたいことにNTLiveは次々に再上映され、追いかけるのが大変(笑)。
  公式facebook、公式twitterでこまめにご確認を。
   https://www.facebook.com/ntlivejp/
   https://twitter.com/ntlivejapan
  パンフレットのインターネット販売↓もあります!
   https://movieprogram.official.ec/

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 ◆5 【編集後記など】
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 ◎メルマガ発行を約1日延期いたしました。家族と自分の体調不良↓と
   https://www.facebook.com/shinobureview/posts/2524582470956006
  9/30のデモ↓参加のためです。申し訳ございませんでした。
   https://shinobutakano.com/2019/09/30/13675/

  踏みつけられている人々の痛み、悲しみ、怒りに自分は鈍感だったと
  気づきました。根本にあるのは無知、差別、嘘(歴史修正主義、デマ)、
  怠惰であり、そこから生じた不公正が“表現の自由の制限”という形で
  表出したに過ぎないのです。手続きの不備等の確認・議論とともに、
  個人の尊厳とその侵害の歴史について話し合うのはどうでしょう。
  偉そうなことを言える立場ではありませんが、そう感じています。

 ◎文化庁による「あいちトリエンナーレ2019」の助成金不交付の決定は、
  文化芸術基本法↓に違反していると思います。
   https://bit.ly/2o9sc9h
  基本理念:文化芸術に関する施策の推進に当たっては,文化芸術活動を
   行う者の自主性が十分に尊重されなければならない。

  私が会員のON-PAMも文化庁に抗議をして、賛同者を集めて↓います。
   http://onpam.net/?p=3891
  どなたでもご賛同いただけます。ネット上で匿名にもできますのでぜひ。

 ◎気になるイベント、講座をご紹介します。

 ・森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」
  会期:6月20日~10月27日
  活動20年を網羅する過去最大規模の展覧会とのこと。
   https://bit.ly/2Xg90nh
  KAAT神奈川芸術劇場の展示↓では、美術の中に入り浸れました。
   https://shinobutakano.com/2016/09/19/3187/

 ・世田谷パブリックシアター
  「学校に疲れた中学生のための 劇場ですごす一日
  「みんなよりちょっと先輩の話 聞いてみない?」」
  10月6日(日) 13:00~17:30 無料/出入り自由
   https://setagaya-pt.jp/workshop_lecture/gekijoudesugosu1910.html
  夏休み終了日だけでなく、秋にも開催!

 ◎ご報告しておきたい「しのぶの演劇レビュー」内記事

 ・【意見】島貫泰介「文化庁前デモ0930/アートで自由を守る」
   に参加しました(09/30文化庁前)
   https://shinobutakano.com/2019/09/30/13675/

 ◎おすすめ舞台中継など on TV(おすすめがある時だけ掲載)

 【NHK Eテレ】10/12(土)午後10時00分~ 午後11時00分
  SWITCHインタビュー 達人達「沢則行×宮城聰」
   https://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2019-10-12/31/11248/2037222/

  長寿サイト「シアターリーグ」↓が
   http://www.moon-light.ne.jp/
  ニュース↓で舞台中継スケジュールを掲載してくださっています。 
   http://www.moon-light.ne.jp/news/
  公式ツイッター↓もあります。
   https://twitter.com/Theater_League

 ◎メルマガ2019年9月号「今月のお薦め10本+α」に間違いがありました。
  以下の2か所です。訂正し、お詫び申し上げます。
  ウェブサイト↓は修正済みです。
   https://shinobutakano.com/2019/09/01/13408/

 ・地人会新社『リハーサルのあとで』
  誤:イプセン作『夢の劇』から多くの引用あり。
  正:ストリンドベリ作『夢の劇』から多くの引用あり。

 ・文学座9月アトリエの会『スリーウインターズ』
  誤:1945年以降、4世代にわたる女性たちの100年間
  正:100年間の話ですが、「1945年以降の100年間」ではありません。

 ◎注目している役者さんに「しのぶさんのサイトでいつも
  オーディション情報をチェックしています」と言われて嬉しい!
  「受かりました!」と言われるともっと嬉しい♪
  「しのぶの演劇レビュー」に情報掲載をご希望の方は、
  お問い合わせフォーム↓からどうぞ。
   https://shinobutakano.com/contact/
  ※恐れ入りますが、必ず掲載するわけではありません。

 ◎ツイッターやってます!フォロワー約9450人に感謝♪
  ⇒ @shinorev : http://twitter.com/shinorev
  観劇感想の速報もたまにつぶやきます。
  震災・原発事故、政治・選挙関連のリツイートも多いです。

 ◎お仕事のご依頼、お問い合わせはこちらへ↓お気軽にどうぞ♪
   https://shinobutakano.com/contact/

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