瀬戸山美咲さんが流山児★事務所に新作を提供し、演出も手掛けられます。
瀬戸山美咲さん作・演出、流山児★事務所「わたし、と戦争」女性帰還兵を軸に近未来の戦時下日本を描く。戦場を隠して日常と分断するのは今の日本と同じ(南スーダン日報隠しなど)。風通しの良い牢獄の美術(杉山至)でのシームレスな転換が好み。10/24まで。約1時間55分。https://t.co/IoCfWcNgRR
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年10月23日
レビューはほぼ記録のみ(2018/10/31公開)。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
戦争が終わった。街へ帰還してきた兵士・ユリを待ち受けていたのは強烈なまでの日常だった。地域に馴染めないユリは同じく帰還兵のマキとだけ話をして過ごしている。ある日、ユリは家族に促されて足を運んだグループカウンセリングで、同じ部隊にいたリョウジと再会する。ユリはリョウジも拒絶するが……
≪ここまで≫
流山児★事務所『わたし、と戦争』無事終了いたしました!ご来場いただいた皆さま、応援してくださった皆様、ありがとうございました!流山児★事務所の皆様はじめ、客演の皆様、スタッフの皆様に心から感謝しています。本当に本当にありがとうございました! pic.twitter.com/gdg6ory1DY
— 瀬戸山美咲 (@minamoza) 2018年10月25日
ここからネタバレします。
女性帰還兵ユリ(林田麻里)の「派遣(=派兵)がまた始まったんです。私、(戦場にもう一度)行きたいんです」の「いきたいんです」が、「生きたいんです」と聞こえるのが肝ですね。
ユリと同じ部隊にいたマキ(町田マリー)は、ユリが作り出した幻想でした。マキは敵だと間違って老人や子供を殺害してしまった時に、既に戦地で自殺していました。
車いす生活になったリョウジ(五島三四郎)がレインコートをかけてもらう場面の演技がとても良かったです。
出演:若杉宏二、伊藤弘子、上田和弘、甲津拓平、里美和彦、坂井香奈美、荒木理恵、五島三四郎、佐原由美、竹本優希、町田マリー、林田麻里、小林あや、円城寺あや
脚本・演出:瀬戸山美咲(ミナモザ)
舞台美術=杉山至
照明=沖野隆一(RYU CONNECTION)
照明操作=久保田つばさ
音響=島猛(ステージオフィス)
衣装=藤田友
舞台監督=森下紀彦
演出助手=石塚貴恵
稽古場スタッフ=橋口佳奈
宣伝イラスト=水谷雄司
宣伝美術=江利山浩二(KINGS ROAD)
制作=米山恭子
主催:一般社団法人流山児カンパニー
【発売日】2018/08/24
全席指定
・一般…4,000円
・学生、U25(25歳以下)…2,800円(身分証明書提示)
・留学生割引……2,000円(身分証明書提示)
・はじめて割引…3,000円(1ステージ10枚限定)
・高校生以下…1,000円
http://music.geocities.jp/ryuzanji3/r-1810.html
https://stage.corich.jp/stage/94234
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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