富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ『BEAUTIFUL WATER』10/05-07富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ・マルチホール

≪概要説明≫ 公式サイトより
「アジアの現在(いま)」を可視化する
3ヶ年にわたる東南アジアの舞台芸術とのコラボレーション・プロジェクト第2弾。
今シーズンは当館芸術監督の多田淳之介がインドネシア・マレーシアの2ヶ国のアーティストとともに作品を創作します。
海外での共同制作の経験を重ねながら、様々な国や地域を見つめ続けていた多田が、日本・インドネシア・マレーシアのアーティストの多様な視点や感性を重ね合わせ、我々が生きるアジアの「いま」として浮かび上がらせます。
≪ここまで≫

≪演出家より≫ 公式サイトより
東南アジアを巡ると、そこにある多様性に圧倒されます。日本と、インドネシアと、マレーシア。私たちには違いがたくさんある。私たちは違ったままで良い。アジアの価値観なるものがあるならば、それは多様なまま共存することにあるでしょう。3カ国から集まった3人の演出家が、Oversaturation(過飽和)/Happiness(幸福)/Safety(安全性)/Anxiety(不安)/Spirituality(精神性)/World(世界)/Acrobat(曲芸)という7つのキーワードを元にピースを持ち寄り、作品を組み上げます。それぞれの国というだけではなく、自分の世界、まだ見ぬ世界、アジア、地球、様々なサイズの世界を巡るような体験をお届けします。
多田淳之介
≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 CoRich舞台芸術!に投稿したクチコミを転載します。

 2時間40分、休憩なし。四方の壁全面がスクリーンで、映像に包まれた会場は海、船上などになる。中央にある錆びた巨大なコンテナから人、物が出し入れされる。観客はランダムに置かれた小さな丸椅子に自由に座われて、回遊可能。演者とともに戯れる空間。

 最初に水、海、フレコンバックを含む環境汚染をおさらいして、ダークツーリズムへ。マレーシア航空の航空機失踪後の遺族の悲痛。インドネシアの甚大な泥被害と観光化をワヤンクリッに。日本人お得意の避難訓練でワークショップ体験。最後はゴミのファッション・ショーを経て、海中の動かぬ遺産と踊る。

 歩いて、揺れて踊って、交流して、旅をした。床に横になり、劇場天井と照明を見つめる避難所想像は、特に貴重な体験だった。

キラリふじみ×東南アジア=舞台芸術コラボレーションvol.2 日本・インドネシア・マレーシア共同制作
出演:
伊東沙保、中林舞、永井秀樹、山崎皓司(日本)
AchmadChotib、IlhamJambak、Komaruddin、HolifahWira(インドネシア)
SharifahAmani、IedilPutra、ThianSiewKim、TungJitYang(マレーシア)
構成・演出など:多田淳之介、Bambang Prihadi バンバン・プリハディ(インドネシア)、Jo Kukathas ジョー・クカサス(マレーシア)
舞台美術:杉原邦生(KUNIO)
照明:岩城保
音響:泉田雄太
衣裳:藤谷香子
映像:浦島啓(コローレ)
演出助手:久保大輔
舞台監督:河村竜也
通訳:横須賀智美 田村ゆう Satrya Rangga
宣伝美術:松井雄一郎
制作:矢野哲史
プロデューサー:松井憲太郎(日本) Sari Madjid(インドネシア)、Melissa Teoh(マレーシア)
企画・製作:富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
主催:公益財団法人キラリ財団 国際交流基金アジアセンター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
【発売日】2018/08/05
全席自由・整理番号付
一般 3,000円
高校生以下 1,000円
http://www.kirari-fujimi.com/program/view/555
https://stage.corich.jp/stage/95399

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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