東京工業大学リベラルアーツ研究教育院「『あの出来事』を語る-新国立劇場上演作品をめぐるトーク-」11/20大岡山キャンパス大岡山西講義棟1・レクチャーシアター

 新国立劇場『あの出来事』初日を拝見し、11/19のシアタートークを拝聴。翌日に東京工業大学で行われたトークにも伺いました。

 登壇者は演出の瀬戸山美咲さんと翻訳の谷岡健彦さんです。聴衆は40~50人ぐらいだったでしょうか。『あの出来事』の出演者もいらしていました。

 20年来の友人であるお二人のやりとりはノンストップ。早いし濃いし、ついていくのに必死(笑)。瀬戸山さんが谷岡さんの著作から3本の英国戯曲を選んでみたこと、谷岡さんが最初にグレゴリー・バーク(Gregory Burke)作『海峡(The Straits)』を勧めようとして戯曲本を本棚から引き抜いた時に、デイヴィッド・グレッグ作『あの出来事』が目に入って一緒に渡したことなど、上演作が決まるまでの偶然と紆余曲折を知りました。

 デイヴィッド・グレッグさんの他の戯曲の紹介ということで、短編の『こわれもの(Fragile)』の一部を、二人で朗読してくださいました(⇒谷岡さんによる解説)。「助成金削減のせいで俳優を1人しか雇えないため、二人芝居の一方のセリフを観客が読む」という指定(セリフ?)のある作品です。瀬戸山さんが壇上から客席に移動して読んでくださったので、臨場感がありました。これは上演を観たい、というか、参加してみたいですね。

 2時間のうち、最後の約30分が質疑応答に充てられました。質問をする時間なのに自身の感想をじっくり話す年配男性、減らないですね…。

英国で『あの出来事』を観た谷岡さんによる作品・劇作家解説↓
https://note.mu/take_hotspur/n/nd0c69b4c008e
https://note.mu/take_hotspur/n/necc32357568e
https://note.mu/take_hotspur/n/n5843cf901abf
https://note.mu/take_hotspur/n/ncb30b2a75d3c

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11月20日(水)18:00 – 20:00(開場 17:30)
登壇者:瀬戸山美咲 谷岡健彦
無料
予約不要(先着順にご入場いただきます。満員の場合、ご入場できないことも あります。)
https://www.titech.ac.jp/event/2019/045424.html

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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