瀬戸山美咲さんが進行役・脚本・演出をつとめる市民創作劇を観に、パルテノン多摩に行きました。知人も数人出演していたのです。上演時間は約1時間55分だったかと。終演後にポスト・パフォーマンス・トークあり。
【ワークショップ&発表会】パルテノン多摩「多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾『まちまち』出演者&市民スタッフ募集(講師:瀬戸山美咲)」※05/20〆切(専用フォームあり)
8月11日(日)12時と16時、パルテノン多摩にて多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『まちまち』を上演します。10代から70代までの参加者25人が街を歩き、お互いの話を聞き、つくった作品です。ファシリテーターの俳優たちも出演します。まちまちな人生を観にいらしてください!https://t.co/nLTU9OyOJb pic.twitter.com/PId6MvZGKp
— 瀬戸山美咲 (@minamoza) August 8, 2019
≪瀬戸山さんからのコメント≫ https://www.parthenon.or.jp/act/3552.html
多摩ニュータウンのイメージって何?
子育てがしやすい街? 高齢化が進む街?
実は同じ多摩ニュータウンでも、地域によって歴史も色合いも異なります。
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾『まちまち』では、
ひとつひとつの「まち」を歩き、暮らす人々の声を集めて、みんなで演劇をつくります。
≪ここまで≫
第一弾『たまたま』は市民参加者のワークショップを経て、瀬戸山美咲さんが脚本・演出をする作品に、プロの俳優が出演したそうです。第二弾の『まちまち』は、参加者自身が創作・出演する短編演劇のオムニバスでした。
1日だけの発表会には12時と16時の部があり、私は16時の部を拝見。出演者がのびのびと楽しそうにされていました。街歩きをふまえたエピソードや参加者の体験談など、ほぼドキュメンタリーと言っていいのではないでしょうか。多摩ニュータウンの誕生から開発終了まで、さらには近未来を描いた短編もありました。
瀬戸山さんは人間一人ひとりを大切にしているなぁと思いました。終演後のトークでさらにそう感じましたね。参加者を慎重に観察して、協働をつぶさに見守って、最終的に(心を鬼にして)取捨選択、構成を担当し、演劇作品へと仕上げる…。腕があって度量広い演劇人だと思いました。
【開催まであと1日!】
明日を本番に控えた『まちまち』。先ほど小ホールでは、ゲネプロがはじまりました。明日は12:00?と16:00?の2公演!当日券もございます。たくさんの方のご来場お待ちしております!#まちまち https://t.co/kIKSsW8Y5f pic.twitter.com/6PmLy6N8gK— 『まちまち』 (@tamatama201708) August 10, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『まちまち』劇場入りしてます。
面白い音がする日用品見つけちゃった。 pic.twitter.com/VsllfqzF7E— 吉田能 Takashi Yoshida (@notenki_mw) August 9, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト 第二弾『まちまち』
無事終演いたしました!「なにもしないでただ一緒にいる」
そんなテーマについて、数多のリアルに触れながら学んだ贅沢な時間でした。振付もさせていただき、人の表現の豊かさに改めて感動しました。
ありがとうございました! pic.twitter.com/1dpBPhBtEG
— 野坂弘 (@very_big_eyes) August 12, 2019
ここからネタバレします。
多摩ニュータウンのご当地ネタが満載で、地元のお客様にはこたえられない楽しさだろうと思いました。長いセリフを覚えていらっしゃる方が多くて驚きました!すごい!
オリジナル楽曲を全員で歌って踊ったり、凝った衣装と小道具があったり、舞台装置として小さな団地が並んでいたり(団地を並べると台やテーブルになる)。主に一般人が出演する演劇ですが、ファシリテーターの演劇関係者が7人も助演しています。私が3月に出演した世田谷パブリックシアター『地域の物語』とはちょっと違った豪華さがありました。そういえばチケット代2000円でしたね。
「私の大切なもの」を披露する独白コーナーがあり、本気の、心のこもった言葉を聴くことができました。ごくごく私的なことを座組内だけでなく、観客にもシェアしてくださったんです。発表会っていいですね…!
ポスト・パフォーマンス・トークでは参加者の感想が聞けました。70代の女性が「イエス・アンド」という演劇の手法のおかげで、夫婦の仲が落ち着いているとおっしゃっていました。「まず人の意見を聴くこと」。それが円滑なコミュニケーションの決め手のひとつなんでしょうね。私も真似しよう。
稽古は6月から8月にかけての土日に行われ、本番を除くと計15日間。参加者は12歳から70代までと年齢層が幅広く、特に高齢者が多かったそうです。世代間の差について1時間ほど話し合う機会も設けたとか。演劇をつかって数十名もの方々が交流できたのは、とっても素敵なことですね。自分が暮らす街、地域、そこでともに暮らす人々に興味が持てるだけでも、日々の生活に張りが生まれるのではないでしょうか。
パルテノン多摩で『まちまち』という芝居を観る。いわゆる市民参加劇なのだが、物語が進むにつれて、そうした一般の人たちの顔がくっきり見えてくるのが印象的。心に残るモノローグがいくつもあって、先日新聞で読んだ金時鐘の「ひとはそれぞれ自分の詩を抱えて生きている」という言葉が頭をよぎった。
— 谷岡健彦 (@take_hotspur) August 11, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『まちまち』12:00?の回を観劇
出演者の方々が実際に体験したことが元になっているのかな、観ていてドキドキした どんな風に創作を進めていったのか気になる 山で遭難して助けられた方のモノローグが特に印象に残った— 空風ナギ (@sorakaze_nagi) August 11, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾「まちまち」
@パルテノン多摩 小ホール
ファシリテーター・演出 瀬戸山美咲町の歴史、人の歴史が時代世代を超えて交差する。そして今ここをグッと噛みしめる。久原詢、豊が丘団地役などを好演熱演。 pic.twitter.com/3yBlvrPxCQ
— 松澤美奈子 (@minaricefield) August 11, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」…台本という紙の上にの文字だけでは表現できぬ。市民目線と演劇人の創作プロセスを得ねば表現出来ぬおもしろさを体感。演出:瀬戸山美咲曰くの簡単にはラベリングできない人生や思いが随所に滲み出る作品。
— イチイチノ (@ichiichino) August 11, 2019
多摩ニュータウン × 演劇プロジェクト 「まちまち」観劇してきました(*'▽'*)普段よく観る小劇場な感じとだいぶ違うけど、だけど『お芝居』でして凄く良かった!!なんというかもう本当、人間味リアリティ溢れるというか重みというか明るさというか。ノンフィクション混ぜてるんじゃないかと。
— 藤村 ひろ (@fujihiro0916) August 11, 2019
「まちまち」多摩ニュータウンをモチーフにした、演劇プロジェクト。多摩市民が持ち寄った数々のエピソードを、瀬戸山美咲が一本の演劇として構成し、10代から70代までの市民自らが演じる。面白いのは、わずか50年ほどの歴史しかない多摩ニュータウンの持つ特殊性。#まちまち pic.twitter.com/xUxDHsSHjL
— ノラネコの呑んで観るシネマ (@noraneko285) August 11, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『まちまち』観劇
地域について知る演劇
地域について再発見する演劇
人と地域がつながる演劇
人と人がつながる演劇
人を知る演劇
でした。とても良かった。
人に、地域に、ドラマがある。それを普通の住民が演劇としてみせてくれた。 https://t.co/TwBrTaSMgS
— ナントモ (@Number_Tomo) August 11, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾『まちまち』 2019/08/11昼の回 at パルテノン多摩小ホール
第一弾『たまたま』に引き続いての縁あっての鑑賞。
丸二年経ったのか。
今回もとても面白かった。
前回よりも、よりワークショップ色が強くなったかな。— kaname (@kaname_miguchi) August 11, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第2弾『まちまち』参加者募集、5月20日〆切です。15回のワークショップでゼロから作品を立ち上げます。現在定員を超える応募がありバランスを見て選考させていただく可能性がありますが、興味のある方はぜひ!写真は前回公演『たまたま』。https://t.co/8phsIpikPR pic.twitter.com/SpNHhvih46
— 瀬戸山美咲 (@minamoza) May 16, 2019
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾「まちまち」。ファシリテーターは瀬戸山美咲さん。ネットにはまだ出ていないけど、紙媒体ではすでに発表されている。全部で16日もかかるのでかなり本格的。たいへんだろうが、たった2000円で16日間も遊べると考えればコスパの高さは凄まじい。 pic.twitter.com/MKW9IlE4CJ
— ぼのぼの (@masato009) February 20, 2019
[出演]
アキ、浅井要美、井上一良、岩波輝代子、王申冉、奥山樹生、影山忠雄、
木下桃伽、久原詢、さかもとじゅん♪、佐野美星、塩谷敬、清水一滴、
杉本一剛、須山剛、タカオ、タカハシ ミク、NOBU、はるみ、増尾裕美、
宮崎太一、望月正人、山田紗友美、陽介、吉田史織、Ryuichi
※ファシリテーター・出演
石田迪子、小角まや、小林あや、野坂弘、廣川真菜美、前原麻希、ワタナベミノリ
[市民スタッフ]
石川佳代、荻山恭規、川島信義、川鍋早紀菜、小池和子、木幡東子、志田武士、
末永明彦、田原裕也、fine、flawy(ふらー)、三島麻砂美、南ゆり、三宅弘朗、
吉本知花
【進行役・脚本・演出】瀬戸山美咲(劇作家・演出家・ミナモザ主宰)
音楽:吉田能 美術:土岐研一 照明:上川真由美 音響:泉田雄太 舞台監督:鳥養友美 演出部:松岡大 振付:野坂弘 チラシイラスト:makomo チラシデザイン:土谷彩絵子(株式会社ツグミ) 制作協力:小野塚央 加藤夏帆 手話通訳:山咲みのり 市川節子 映像:荻山恭規 字幕:末永朋彦 川鍋早紀菜
主催:公益財団法人多摩市文化振興財団
アテナ1,500円 <6/23(日)発売>
一般2,000円 <6/29(土)発売>
学生1,500円
[全席指定] ※未就学児入場不可
https://www.parthenon.or.jp/act/3552.html
http://tamatamatama2017.hatenablog.com/
https://natalie.mu/stage/news/340381
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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