森崎事務所M&Oplays『二度目の夏』07/20-08/12本多劇場

 岩松了さんのお芝居に東出昌大さんと太賀さんが出演されるので観に行きました。上演時間は約2時間5分。レビューはほぼ記録のみ。

≪あらすじ≫ 公式サイトより http://mo-plays.com/secondsummer/
何不自由なく育った田宮慎一郎(東出昌大)は、代々続く田宮家の会社を継ぎ、六代目社長となった。そして二年前の11月、美しい娘・いずみ(水上京香)を娶った。

結婚して二度目の夏、二人の姿は郊外の別荘にあった。

夏の間、街中から別荘に居を移すのが、田宮家の習慣だったのだ。別荘には先代から仕えている今や相談役とも言うべき落合道子(片桐はいり)、家政婦の前田早紀子(清水葉月)、そして慎一郎の後輩でもあり親友でもある北島謙吾(太賀)という若者も滞在していた。

慎一郎が東京へ出張している間、いずみの遊び相手をつとめる謙吾。そんな二人を見るにつけ、悪い噂が立つことを、道子は心配していた。

道子は慎一郎に、いくら何でも北島といずみの距離が近すぎる、と進言するが、慎一郎は相手にしない。

東京出張が功を奏したので秘書の上野忠(菅原永二)も喜ぶ。慎一郎は、上野忠と家政婦の早紀子が内密に会っていることを知っていた。

やがて、道子の心配した通り、いずみと謙吾に噂が立つ。

噂はいずみの体調を悪くさせた。慎一郎は仕事でつきっきりになれないからと謙吾にいずみのそばにいてあげるように頼んだ。そしていつしか早紀子の気持ちが謙吾に移り、彼がいずみの看病をすることを妨げるようになる。そのことを感じた上野忠は謙吾に激しく嫉妬する。

………………………………。

ある夫婦。彼らの周りの男と女。ある夏。ある別荘。

嫉妬という人間の感情がドラマを生む。

――「嫉妬」にさいなまれた男が最終的にとった行動とは―――?

物語は、不穏な結末へと転がってゆく―――。
≪ここまで≫

 俳優が突然大声で怒鳴ったり、神経質な素振りで議論を表層でまぜっかえしたり、現実の生活ではあまり遭遇しないような会話が多かったです。岩松さんのお芝居でよく目にしますね。

 ここからネタバレします。

 最終場では、緑の木々に囲まれた別荘の庭が、小さな船が漂う湖に変化します。舞台美術の大がかりな転換でした。
 慎一郎が乗る船のオールに絡みついたのはサングラスでした。慎一郎が幼いころに庭に迷い込んだ犬の飼い主だった、美しい盲目の女性の持ち物かもしれない。彼女は父の愛人で、父母の不仲の原因になったため、湖に沈められたのかもしれない…そういうことを想像させるエンディングでした。

≪東京都、福岡県、広島県、静岡県、大阪府、愛知県、神奈川県≫
出演:東出昌大、太賀、水上京香、清水葉月、菅原永二、岩松了、片桐はいり
作・演出:岩松了
照明:沢田祐二 美術:田中敏恵 音響:高塩 顕
衣裳:戸田京子 ヘアメイク:大和田一美(APREA) 演出助手:大堀光威 舞台監督:田中直明
制作:近藤南美 制作デスク:大島さつき 宣伝:る・ひまわり
宣伝美術:坂本志保 宣伝写真:渡部孝弘 宣伝衣裳:チヨ 宣伝ヘアメイク:大和田一美(APREA) 宣伝動画:原口貴光 HPデザイン:斎藤 拓
プロデューサー:大矢亜由美
協力:
ユマニテ スターダストプロモーション トップコート FMG トムカンパニー 鈍牛倶楽部
製作:(株)M&Oplays
【発売日】2019/05/11
前売・当日共
7,000円(全席指定・税込)
U-25チケット
4,500円(税込)(ご観劇時25歳以下対象・ 当日指定席券引換・ 枚数限定・ 要身分証明書・ チケットぴあにて 前売販売のみ取扱)
http://mo-plays.com/secondsummer/
https://stage.corich.jp/stage/100986

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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