欠かさず見るようにしているナショナル・シアター・ライヴ(⇒前回)。シネリーブル池袋が常打ち小屋になったようで(表現が間違ってる)、とても嬉しいです。TOHOシネマズ日本橋はどうなっちゃうのかな。
サイモン・ゴドウィンさん演出、レイフ・ファインズさん主演といえば「人と超人」が大好きでした。
※このレビューは2019/07/31に公開しました。
≪作品概要≫ 公式サイトより https://www.ntlive.jp/antony
『ジュリアス・シーザー』に次いで古代ローマに題材をとった、シェイクスピアによる歴史劇。ローマの武将アントニーとエジプトの女王クレオパトラの悲恋を描く。2016シーズンの『人と超人』の演出家&主演俳優、サイモン・ゴッドウィンとレイフ・ファインズのタッグが再び実現。ファインズの相手役を務めるのは、「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」シーズン2でマーガレット王妃を演じ、強烈な印象を残したソフィー・オコネド。
≪ここまで≫
ゴドウィンさんは日本でBunkamura『ハムレット』を演出されましたね。「人と超人」と「アントニーとクレオパトラ」の演出家と同じ人とは…。作風が幅広いのではなく、その都度集まる座組でできることを立ち上げるタイプなのかなと想像しました。稽古場にあるものが、舞台に上がるんですよね。
6/21(金)より公開『アントニーとクレオパトラ』
見どころはもちろん、レイフ・ファインズとソフィー・オコネドー!その他、脇役たちも英国俳優ならではの演技力でシェイクスピア劇を彩ります。ソフィー・オコネドーを見るとつい『嘆きの王冠』のすごい演技を思い出してしまうのは私だけでしょうか… pic.twitter.com/vjCHItZ1Pm— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月15日
6/21公開『アントニーとクレオパトラ』は主演レイフ・ファインズx演出サイモン・ゴッドウィンで、私も大好きな『人と超人』以来ですね。あれは大笑いしましたが、今回は原作シェイクスピア、武将アントニーと絶世の美女クレオパトラの悲恋。どんな演出、演技をお楽しみいただけるのか、ぜひ映画館で! pic.twitter.com/UpbjmCZwOS
— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月16日
6/21公開NTLive『アントニーとクレオパトラ』
シネ・リーブル池袋、THC川崎、THC名古屋、大阪ステーション、中洲大洋にて。
※今回もTHC日本橋は上映ございません。※今回はCL池袋の上映も6/21-27までの1週間のみの上映になります。ご注意ください。https://t.co/WMpfxVLRf6 pic.twitter.com/6rXiYp8ilF— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月17日
『アントニーとクレオパトラ』上映尺は約3時間40分です。
長丁場ですが、シェイクスピアの壮大な悲恋物語をスクリーンでお楽しみください。
0'00 冒頭挨拶
2'05 特典映像
6'36 第一幕
1:39'20 休憩
1:56'18 衣装担当インタビュー
2:00'18 第二幕
3:39'01 エンドロールhttps://t.co/WMpfxVLRf6 pic.twitter.com/ArPmbb9ql5— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月20日
【本日6/21(金)初日】NTLive『アントニーとクレオパトラ』
演出:サイモン・ゴドウィン
出演:レイフ・ファインズ、ソフィー・オコネドーほかプログラムは、上映劇場にて販売です♪
今回は、松岡和子さんに寄稿いただいています。
ぜひ、劇場でチェックしてみてください!https://t.co/WMpfxVLRf6 pic.twitter.com/NfJsSgJVlO— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月21日
サイモン・ゴドウィン演出、レイフ・ファインズxソフィー・オコネドー主演『アントニーとクレオパトラ』が6/21(金)より公開です!
今回は、シネ・リーブル池袋では1週間限定になります(池袋での延長上映が不可能なので、お見逃しなく)。
そのほか、上映館のタイムテーブルは続けてつぶやきます。 pic.twitter.com/I1eu0xU2BG— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月20日
シネ・リーブル池袋
6/21(金)?6/24(月)12:30
6/25(火)?6/27(木)18:40
TOHOシネマズ 川崎
6/21(金)?6/27(木)20:05
TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ
6/21(金)?6/27(木)13:15
大阪ステーションシティシネマ
6/21(金)?6/27(木)19:30
中洲大洋劇場
6/21(金)?6/27(木)19:15 pic.twitter.com/Go32qmUsvQ— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月20日
6/21(金)公開NTLive『アントニーとクレオパトラ』はシネ・リーブル池袋ほかです!https://t.co/WMpfxVLRf6
語る会を6/30(日)に開催!シェイクスピア劇といことで松岡和子氏x河合祥一郎氏と色々お話しできたらと思います。アントニー鑑賞者は無料でご参加いただけます。https://t.co/kFovUXK2Nb pic.twitter.com/A7vIKEq8Os— ナショナル・シアター・ライブ (@ntlivejapan) 2019年6月16日
駆け込みでNTLive『アントニーとクレオパトラ』観てきた。正直そこまで好きな作品じゃないので不安だったけど恋愛劇と政治劇の側面がきちんと作りこまれてて面白かった!サイモン・ゴドウィンやるじゃんと。え、コクーンの『ハムレット』はなぜあんなに衣装がダサかったの?
— Yukiko.W (@kywatana) June 27, 2019
①NTLive語る会vol. 5『アントニーとクレオパトラ』@東大駒場。河合祥一郎先生、松岡和子先生、演劇ライター兵藤あおみさん、字幕翻訳家柏木しょうこさん。本題の前に7月12日公開映画『ロミオとジュリエット』について河合先生「ジュリエットがすごくいいです。オーランド・ブルームはノーコメント」
— Yukiko.W (@kywatana) June 30, 2019
ここからネタバレします。
アントニーとクレオパトラのセリフが非常に長く、いい俳優がそろわないと上演は難しいだろうと思いました。だから上演頻度が少ないのかしら、とも。
アントニーは腕力に訴える酔っ払いオヤジ(笑)だけど、憎めない人間らしさ、可愛らしさがあります。クレオパトラ役のソフィー・オコネドーさんは「嘆きの王冠」のマーガレット王妃役と同様に、女王の貫禄たっぷりで凄みもあります。観ていてとても安心。「人と超人」で素晴らしかったティム・マクマランさんがイノバーバス役。独白にじーんと来ました。俳優の演技で魅せてくれる贅沢を堪能。
舞台美術や衣装は現代風で、エジプトとローマ帝国の対比がくっきり。アントニーの敵となるシーザー(タンジ・カシム)は、合理的思考に従い戦略的に采配を振るうクールな若者に見えました。勝利のために何でもサラリとやってのけられるタイプ。新自由主義的考えを持つ現代の若者の表象かしら。比較的古い価値観を守るアントニーと好対照だと思いました。現代に上演する意味がここにあるようにも感じました。
クレオパトラの自害の場面で、まさか本物の蛇が出てくるとは!生き物(爬虫類)は強い…目が離せませんでした。
幕間に流れてたクレオパトラのお衣装の話はYouTubeにも残ってるのよ。工程見てるだけでうっとりしちゃう。https://t.co/S5P12t6Q2t
— hato (@hatoincident) June 27, 2019
原題:Antony & Cleopatra
上演劇場:英国ナショナル・シアター オリヴィエ劇場(ロンドン)
収録日:2018/12/6 尺:3時間40分(休憩あり)
【出演】
シーザー:タンジ・カシム
アグリッパ:ケイティ・スティーブンズ
クレオパトラ:ソフィー・オコネドー
アントニー:レイフ・ファインズ
エーロス:フィサヨ・アキナデ
シャーミアン:グロリア・オビアニョ
アイラス・ジョージア・ランダーズ
占い師:ヒバ・エルチク
イノバーバス:ティム・マクマラン
プロキュレーアス:ベン・ウィギンズ
シシオンからの使者:シャジア・ニコルズ
レビダス:ニコラス・レ・プレヴォスト
サイディアス:サム・ウルフ
ポンペイ:サーゴン・ヤルダー
ミーナス:ジェラルド・ジャイマ
ヴァリアス:ワリード・ハマド
家庭教師:ニック・サンプソン
オクテーヴィア:ハンナ・モリッシュ
キャニディアス:アラン・ターキントン
スケアラス:アレグザンダー・コップ
ヴェンティティアス:ヘンリ-・エヴェレット
エキストラ:サミュエル・アーノルド、キャサリン・ディーヴィ
【ミュージシャン】
音楽監督&パーカッション:マグナス・メータ
パーカッション:ジョリー・クラッグ
チェロ:クウェシ・エドマン
木管楽器:サラ・マンシップ
ギター&ウード:アーンゲール・ハウクソン
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:サイモン・ゴッドウィン
装置デザイン:ヒルデガルト・ベヒトラー
衣裳デザイン:イーヴィー・ガーニー
照明デザイン:ティム・ラトキン
音楽:マイケル・ブルース
ムーヴメント:ジョナサン・ゴダード、シェリー・マックスウェル
音響デザイン:クリストファー・シャット
映像デザイン:ルーク・ホールズ
アクション:ケヴ・マッカーティ
鑑賞料金:一般3,000円、学生2,500円
https://www.ntlive.jp/antony
https://filmarks.com/movies/82814
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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