フェスティバル/トーキョーナ2018「シーム・スレイマンプール×ブッシュシアター『NASSIM(ナシーム)』」11/09-11あうるすぽっと

 今月のメルマガでおすすめベスト3としてご紹介していた、『NASSIM(ナシーム)』を鑑賞しました。ドミニク・チェンさん出演の回の上演時間は約1時間25分。

 ほろほろと涙しながら、温かい気持ちになれました。何も知らず、いきなり赤の他人と出会い、お互いを愛おしく感じられる、麗しい演劇体験だと思います。

 2016年の『白いウサギ、赤いウサギ』があまりに素晴らしく、奇跡的な体験だったので、かなり期待して伺いました。

 ドミニク・チェンさんの勇気に拍手!

 ここからネタバレします。

 まさかナシームさんご本人が登場するとは!(公式サイトのメイン画像でも明らかですが)

 ナシームさんのパスポートには世界各地への旅の記録が残っていて、「彼は世界に飛び出せたのだな」という実感が得られ、嬉しかったです。

 『白いウサギ~』はイラン国内に閉じ込められた彼と、日本語で発せられる彼の言葉を通じて(しかも私の場合は大々的に参加して)、触れ合うことが出来ましたので、私の人生における稀有な体験でした。それと比較すると、“母”に焦点を定めて“感動を呼ぶ娯楽作として上手にパッケージされた感”が増してしまっており、少々落胆しました。

 ナシームさんのお母様とスカイプでつながれて良かったです。

出演
11/09(Fri) 19:30 塙宣之(ナイツ)
11/10(Sat) 14:00 丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
11/11(Sun) 14:00 ドミニク・チェン
11/11(Sun) 18:00 森山未來 ※追加公演
作・出演:ナシーム・スレイマンプール
製作:ナシーム・スレイマンプール × ブッシュシアター
演出:オマール・エラリアン
美術:ライス・ジャーマン
音響デザイン:ジェームス・スワドロ
照明デザイン:ラジーヴ・パターニ
プロダクションマネージャー:マイケル・アジェル
ドラマトゥルク:カロリーナ・オルテガ、スチュワート・プリングル
技術監督:寅川英司
舞台監督:坂野早織
演出部:福沢汐莉
小道具コーディネート:小山内ひかり
照明コーディネート:木下尚己(株式会社ファクター)
音響コーディネート:相川晶(有限会社サウンドウィーズ)
テクニカル通訳:山田規古
津訳:シュレスタ良子
翻訳:水谷八也
翻訳協力;クリス・グレゴリー
宣伝美術:横山雄
制作:荒川真由子、新井稚菜(フェスティバル/トーキョー)
インターン:円城寺すみれ、小堀詠美、山里真紀子
主催:フェスティバル/トーキョー
一般前売
全席指定
一般前売 3,500円 / 当日4,000円 / 学生2,300円
ほかセット券あり
先行割引¥2,500
5演目セット¥2,800
3演目セット¥3,000
学生※当日券共通。当日受付で要学生証提示¥2,300
高校生以下※当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示¥1,000
https://www.festival-tokyo.jp/18/program/nassim
https://stage.corich.jp/stage/94508

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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