「スワン666」初日。上演時間は(体感で)約1時間25分。山縣太一さんが素晴らし過ぎた。たまたま幸運な座席で彼と邂逅できたが、それを差し置いても。受付で押されるスタンプには意味がある。飴屋法水さんはやはり毎ステージ命掛けだろうと思う。前売り完売だが当日券あり。https://t.co/00YfHYGSg1
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年6月19日
×差し置いて ○差し引いて 失礼しました。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年6月20日
ここからネタバレします。記憶の断片です。正確性は保証できません。
赤い服の女の子(加藤麻季)は雄のヒヨコを殺した経験を語る。飴屋さんは番号を付けられた娼婦を買う男性を演じる。女の子は「2」の番号札を首からぶら下げていた。観客は受付で手にスワン(=2)のハンコを押される。観客も番号を付けられていたのだ。
コンビニ、居酒屋、ファーストフード店など。店員の外国人女性に対して、日本人男性(小田尚稔)は悪気なくセックス目当ての接近をするようだ。
マネキン(女性が多く男性もあるが少数)の各部位がベルトコンベアで運ばれ無造作に床に落とされる。人間のモノ化。戦争も想像。
女性だけが狙われたメキシコの無差別大量殺人について。“男の欲情のために消費される女”の話。水に飛び込み逆さになって底にとどまる飴屋さんは、自らその男たちの罪を被って罰を受けているよう。
山縣太一さん演じる男性は、おそらくその殺人犯。彼は自分のペニスを切る。欲望から解放されたいと願ったのではないか。
床の丸い穴は光を放ち、地球の裏側のメキシコに繋がっていそう。または、暗い欲望が口を開けて人間が堕ちてくるのを待ち伏せしているみたい。
書きました。かなりのネタバレあります。『スワン666』 飴屋法水たち のこと|徳永京子 @k_tokunaga|note(ノート) https://t.co/UrDEqsyiye
— 徳永京子 (@k_tokunaga) 2018年6月29日
— 佐々木敦 (@sasakiatsushi) 2018年7月1日
— 佐々木敦 (@sasakiatsushi) 2018年7月1日
出演:山縣太一、加藤麻季(MARK)、小田尚稔、飴屋法水、中原昌也
作・演出:飴屋法水たち
美術/音楽:中原昌也
振付:山縣太一
装置群:渋谷清道、飴屋法水
音響・映像:池田野歩
照明:岡野昌代
制作・演出助手:西島亜紀
広報・票券管理:土屋光(HEADZ)、植松幸太(HEADZ)
当日運営:荻原孝文(HEADZ)
企画・プロデュース:佐々木敦(HEADZ)
協力:SUPER FACTORY、オフィスマウンテン、SCOOL
主催:HEADZ
6/2(土)12:00よりPeatixにて予約受付開始。
予約:4000円/当日:4200円
(+ワンドリンクオーダー500円)
※日時指定・全席自由席
http://www.faderbyheadz.com/event/swan666.html
http://stage.corich.jp/stage/92381
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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