『父と暮せば』は1994年初演の井上ひさしさんの二人芝居です。演出は鵜山仁さん。上演回数はのべ500回を超えているとか。
今回は山崎一さんと伊勢佳世さんが父娘を演じます。上演時間は約1時間25分。山形、宮城公演の他、学校公演もあるそうです。その学校の生徒さんは幸せですね。
どなたにも、一生に一度は観ていただきたいお芝居です。観たことがある方は、新キャストでイメージ一新した今回をお見逃しなく。お友達、ご家族、恋人をどうぞお誘いください。若い方にもぜひご覧いただきたいです。
演出の鵜山さんのコメント↓です。
『父と暮せば』鵜山 仁さんコメント①
「二十四年目の『父と暮せば』の初日には、作者の井上ひさしさん、作曲の宇野誠一郎さん、音響効果の深川定次さん、そして初代竹造のすまけいさん…今は亡き、いろんな方たちがあらわれて、新しい時代の竹造、美津江の始まりを祝福してくれたような気がします。 pic.twitter.com/FS7Z3wotyK— こまつ座 (@komatsuza) 2018年6月6日
『父と暮せば』鵜山 仁さんコメント②
原爆投下から七十三年、戦争を知らない世代が日本人の大半を占めることになります。
これからがこの作品の、本当の、独り立ちの時なのかもしれません。」#こまつ座 #父と暮せば #鵜山仁 #山崎一 #伊勢佳世— こまつ座 (@komatsuza) 2018年6月6日
「昔むかし、こんなことがありました」という自分に関係のない過去の歴史物語ではなく、「今、目の前にいる人に起こっていることが、自分や大切な人に起こったら…」と考えられる仕上がりになっていると思います。今、新国立劇場で上演されている『夢の裂け目』と同様、井上ひさし作品が今後も上演によって継承されていくべきだと確認できました。
映画版↓は原田芳雄さんと宮沢りえさんの父娘ペアで、浅野忠信さんも出演されています。
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