風琴工房『ちゅらと修羅』12/07-13ザ・スズナリ

 詩森ろばさんが作・演出される風琴工房の最終公演です。25年も活動されてきたんですね。来年度からは「シリアルナンバー」という劇団名に変わります。

 『ちゅらと修羅』で描くのは沖縄。プレイベント「「標的の村」上映と取材報告トークライブ」に行って、予習はできていました。約2時間10分。上演台本(1500円)を購入。

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≪作品紹介≫ CoRich舞台芸術!より
太平洋戦争では唯一の陸上戦の場所となり、その後は基地問題を抱えて、戦後のしわ寄せを一手に引き受けてきた沖縄。この物語は、外部提供作品「OKINAWA1972」で、沖縄問題を沖縄裏社会と核密約という視点で描いた座付き作家詩森ろばが、高度成長期、美しい珊瑚の海を埋め立て、石油コンビナート基地が建築されることに反対し激しい市民運動が繰り広げられたという歴史的事実を中心に置き、沖縄戦から現在までなにも変わらない沖縄の現状とそこに携わるひとたちのパワーあふれる生きざまを、タイムスリップSFものという斬新かつ新しい方式でエンターテインメイントとして描きます。
≪ここまで≫

 今、この本を読んでます。

主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿
伊勢崎 賢治 布施 祐仁
集英社クリエイティブ
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■登場人物のモデルになった方々の感想など

 ここからネタバレします。

 主人公(田島亮)を時空の旅へと“強制連行”するナビゲーター(佐野功)が、戦後に沖縄で起こった婦女暴行・レイプ事件をひたすら挙げ続ける長ゼリフが圧巻。中身を濃く、しかし冷静に届ける演技のバランスを取ってくださっていました。

 米軍が普天間基地移転の条件とする長い滑走路は、辺野古の広さでは作れない。だったら那覇空港なのか。いや沖縄を含む国内12か所が既に候補になっている。2017年9月にわかっていることだそうです(台本より)。

出演:田島亮、坂元貞美、西山水木、中野英樹、井上裕朗、林田麻里、杉木隆幸(ECHOES)、熊坂理恵子、佐野功、岩原正典、ししどともこ(カムヰヤッセン)、藤尾勘太郎(犬と串)、白井風菜
作・演出:詩森ろば
美術:杉山至+鴉屋
照明:榊美香(有限会社アイズ)
音響・生演奏:青木タクヘイ(STAGE OFFICE)
映像:浦島啓(株式会社コローレ)
舞台監督:藤森條次
演出助手:大野沙亜耶
舞台写真:横田敦志
宣伝写真:保坂萌
企画・製作:一般社団法人風琴工房
映画上映協力:合同会社東風
助成:舞台芸術文化活性化事業
【発売日】2017/11/04
前売 4200円
当日 4500円
学生 2000円
障がい者 2000円
平日はじめて割 4200円
(一回限定3組 はじめての人同伴もしくはふたりともはじめての場合適用されます)
「標的の村」セット券 5500円 
12/10 昼の回のみ 演劇のみチケットもあり。
http://stage.corich.jp/stage/87318
http://windyharp.org/chura/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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