アルメイダ・ライブ「リチャード三世」02/17-23 TOHOシネマズ日本橋

 ナショナル・シアター・ライヴ (NTLive) 、ブラナー・シアター・ライブ (BTLive) に続いて、アルメイダ・ライブ(Almeida Theatre Liveのシアターを省略したようです)が始まりました。ブラナー・シアター・ライブの公式ツイッターと公式facebookは「British Theatre Live」に改められています(以前はBranagh Theatre Liveでした)。

イギリスで見た人の感想:http://musicalandplay.blog.fc2.com/blog-entry-139.html

 レイフ・ファインズさんが演じたNTLive『人と超人』(作:ジョージ・バーナード・ショー)の独身貴族ジャックと、せむしの悪党リチャード三世は、全然違いました。人間が違うように見えるんですよね…。こういう演技が観たいんです、日本人俳優のストレートプレイで!

 リチャード三世の骨が発掘されたニュースも演出に反映されており、地中の骨となった人々が、今、蘇って、むかし話を披露し、教訓を伝えてくれるようでした。全員が悪者、弱者で、とても魅力的。

 上映時間は約3時間30分(休憩20分を含む)。TOHOシネマズ日本橋の初日は19:40上映開始でしたが、最初の15分ぐらいは宣伝が入ります。上映開始後すぐに演出のルパート・グールドさんへのインタビューあり。途中休憩は合計20分ですが、12分後からグールドさんへのインタビューとアルメイダ劇場の紹介映像が8分間あります。

 以下、公式サイトから貼り付けます。クレジットは加筆、修正しました。

■アルメイダ・ライブ​「リチャード三世」​

​【Introduction】
 2012年に英国ランカスターでリチャード三世の骨が発見されるという英国史としても重要な大事件が起きた。この発見は、シェイクスピアが描いた歴代王の中でも悪名高く有名なリチャード三世への社会の関心をあらためてかきたて、シェイクスピア没後400年という記念年に合わせて「リチャード三世」の上演が決定、そして本作で初めてアルメイダ・ライブとして世界劇場公開が決定。
 アルメイダ劇場、初の劇場上映となる舞台「リチャード三世」は、シェイクスピアが描いたイギリス王の中で最も残虐であるリチャード三世をレイフ・ファインズが演じ、マーガレット王女にはヴァネッサ・レッドグレイヴを迎え、アルメイダ劇場芸術監督のルパート・グールドが演出を手がけた。

【Story】
 戦火で荒廃したイングランドは内紛が続いていた。エドワード王による統治は不安定で政治の混乱の火種が燻っていた。エドワード王の弟リチャードは虎視眈々と兄の王冠を自分の手中に収める機会を狙っていた。リチャードは戦を愛し、平和は疎むような人間だった。  邪悪なリチャードを通して、シェイクスピアは抗争に蝕まれた社会の中枢に位置する権力を渇望する強烈な欲を見事に描いている。ローレンス・オリヴィエ賞受賞演出家ルパート・グールド(「マクベス」、「チャールズ三世」)が、英国史を紡ぐ王冠をめぐる陰謀の伝説を鋭く描く。

​【From Director】
 本作は、舞台と観客席に渡り複数のカメラで撮影された。プロデューサーにはロイヤル・シェイクスピア・カンパニー・ライブのプロデュースも手掛けているジョン・ワイヴァー。「アルメイダ劇場で上演する舞台を世界中の観客に届けるため収録して映画館で上映する試みは、私たちにとって新しくそしてタイムリーな冒険だと思う。この機会をとても嬉しく思うよ。世界中の観客が「リチャード三世」をどう評価してくれるのか楽しみにしている」と芸術監督ルパート・グールドは語っている。

【演出 ルパート・グールドについて】
アルメイダ劇場の芸術監督。「メディア」や「ベニスの商人」、「国王チャールズ三世」、ブロードウェイで2016年4月に上演された「アメリカン・サイコ」などを演出。2005年から2013年までイギリスのHeadlongの芸術監督を務め、 “The Effect”や「エンロン」、”Earthquakes in London”、”Decade”を演出した。その他の演出作ではウェストエンドで上演した”Made in Dagenham”、アルメイダ劇場で上演した” The Last Days of Judas Iscariot”、チチェスター・フェスティバル劇場とウェストエンド、ブロードウェイで上演した「マクベス」、ゲート・シアターで上演しダブリンやウェストエンドでも上演された「誰もいない国」などがある。ローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し、批評家協会賞、イブニング・スタンダード・シアター・アワード最優秀演出賞を受賞している。映画では英国アカデミー賞にノミネートされたドラマシリーズ「ホロウ・クラウン」の「リチャード二世」のエピソードや、BBCの「マクベス」、長編映画「トゥルー・ストーリー」(ジェームズ・フランコ、ジョナ・ヒル出演)を監督している。

【アルメイダ劇場について】
アルメイダ劇場は英国の若手アーティストが世界へ羽ばたくための場所として存在している。小さい劇場ながらも国際的な評価を得ている劇場だ。図書館、研究所、講義の場所からなる文学界、科学界の命を育む場所になっている。当初から世界を探求するための場所として誕生した。今日、アルメイダ劇場は演劇、劇場、そして我々を取り巻く世界について疑問を呈する画期的な場所となっている。
アルメイダは俳優の中でも最も面白い役者を集め、リスクを物ともせずに観客を驚かし、刺激し、論争を呼ぶ存在になっている。現在のあり方を問い、過去を見つめ掘り下げ、未来を創造する。新作であろうと、古典を再活性化する企画だろうと、場所が劇場であろうと道端であろうと、オンラインであろうと、アルメイダは活力溢れるエンターテインメントを創り上げている。劇場の持つ潜在的な力で論争を呼び、崩壊した社会を補強する一助となっている。1980年にピエール・アウディにより創設され、彼の後継者ジョナサン・ケントとイアン・マクダーミドが1990年に引き継ぎ、2002年にはマイケル・アッテンボローが引き継いだ。2005年のレイフ・ファインズによる「ハムレット」、ルーファス・ノリスの”Festen”、リン・ノテージの”Ruined”、最近では”Chimerica”や”Ghosts”、「国王チャールズ三世」などが世界的に賞賛された。2013年、ルパート・グールドが芸術監督に就任してからの最初の作品は「アメリカン・サイコ」で、ブロードウェイでも2016年に上演された。2014年にアルメイダで上演された”Ghosts”と”Chimerica”は最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀ニュー・プレイ賞、最優秀演出賞、最優秀リバイバル作品など8つのオリヴィエ賞を受賞し、ウェストエンドやブロードウェイでも上演された。その後上演された「国王チャールズ3世」はウェストエンドのウィンダムズ・シアターでも上演され、2015年にオリヴィエ賞ベスト・ニュー・プレイ賞を受賞した。そしてブロードウェイでも上演され、イギリス、シドニーへとツアーも開催された。その他の特筆すべき作品は、「ベニスの商人」や「メディア」などがある。小さいながらも世界から注目される劇場である。

【出演】
リチャード三世(グロスター公):Ralph Fiennes レイフ・ファインズ
マーガレット:Vanessa Redgrave ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ジョージ(クラレンス公):スコット・ハンディ
レディー・アン(夫の遺体の前でリチャードに口説かれて落ちる):Joanna Vanderham ジョアンナ・ヴァンダーハム
王妃エリザベス(幼い息子2人を殺されたが「娘と結婚させろ」と言うリチャードに屈する):Aislin McGuckin アイスリン・マクガキン
リヴァーズ伯:ジョセフ・アークレイ
ドーセット侯:ジョシュア・ライリー
スタンリー卿:ジョセフ・マイデル(ローレンス・オリヴィエ賞最優秀助演俳優賞)
バッキンガム公(リチャードの部下だったが裏切り、後で戦場で捕らえられ処刑):Finbar Lynch フィンバー・リンチ
ロバート・ブラッケンベリー、リッチモンド伯(最後の内戦の勝者):Tom Canton トム・カントン
ヨーク公爵夫人(リチャードの母):Susan Engel スーザン・エンジェル
ウィリアム・ヘイスティングス(会議で陥れられ処刑):James Garnon ジェームス・ガーノン
イーリー大主教:サイモン・コーツ
市長、ラットクリフ(殺し屋の1人):Mark Hadfield マーク・ハドフィールド(ローレンス・オリヴィエ賞最優秀助演俳優賞)
ケイツビー:ダニエル・セケイラ
エドワード四世(病で死ぬ王、エリザベスの夫)/ティレル(王子2人殺しを指示)/ブラント:デヴィッド・アネン 
ヨーク公リチャード:ベネディクト・バーカー/オリヴァー・ホワイトハウス
エドワード5世:ルーカス・ロルフ/バクスター・ウェストビー
ロンドン市長:マーク・ハドフィールド

作:シェイクスピア
演出:Rupert Goold ルパート・グールド(アルメイダ劇場芸術監督、オリヴィエ賞受賞演出家)
デザイン:Hildegard Bechtler ヒルデガルト・ベヒトラー
衣装デザイン:ジョン・モレル(オリヴィエ賞最優秀衣装デザイン賞受賞デザイナー)
作曲・サウンド:アダム・コーク(トニー賞演劇音響デザイン賞、オリヴィエ賞最優秀音響デザイン賞受賞作曲家)
照明:ジョン・クラーク
ファイティング・ディレクション:テリー・キング
キャスティング:ジョイス・ネトルズ
一般¥3,000、学生¥2,500
https://www.culture-ville.jp/richard3almeida
https://almeida.co.uk/whats-on/richard-iii-in-cinemas/21-jul-2016-21-jun-2016

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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