三浦大輔さんが石田衣良さんの小説(「娼年」・「逝年」)を演出される新作です。脚本も三浦さんが手掛けられています。松坂桃李さんと高岡早紀さんの意味ありげなチラシで、なんとなく内容は想像できると思いますが、現代の「男娼」を描いた作品です。約3時間10分弱(途中15分の休憩を含む)。
「R-15指定」ですが…。もうよくわからないですね、ここまで大っぴらな「セックス・ショー」だと…。何歳までNGで何歳からOKかなんて…。共に疑似体験してうっとり(しっぽり)するのか、面白がる(笑っちゃう)のか、「勉強になるな~」と感心して凝視するのか、人間の生態として冷静に観察するのか、「松坂桃李かっこいい♪」とミーハー気分を徹底するのか…。心構えをしておいた方がいいのではないかと、個人的には思います。
私はもう、最初のアノ場面で、辛くて劇場を出ようかと思ったんですが、ストーリーも知りたいし変化も見届けたいし…という欲を燃料にエンジンを吹かせて、途中休憩も乗り越え、最後まで拝見。体がガチガチに固まってしまった…。フラフラになって帰宅しました。
ある意味、一般9800円は安すぎるのかもしれません。「1万円以下は不合格」ですしね(笑)。
⇒「松坂桃李が娼夫を演じる舞台『娼年』。脚本・演出の三浦大輔の挑戦について、佐津川愛美、猪塚健太も交え話を訊く。」
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石田 衣良
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石田衣良原作、三浦大輔演出『娼年』@東京芸術劇場へ。R-15指定、法務サポートした作品。下記、末尾松坂桃李のコメントを読んで、少し背筋を伸ばして向かう。https://t.co/ip69YA20gu
— 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) 2016年8月27日
⇒CoRich舞台芸術!『娼年』