劇団昴が文学座の上村聡史さんを演出に迎え、小劇場で『THE GREEKS(グリークス)』三部作を一挙上演。客席数74席、総出演者数は36人。ものすごく贅沢です。これぞ小劇場演劇の醍醐味。
新国立劇場演劇『ヘンリー六世』もそうしたのですが、私は1部ずつ別の日に観るタイプ。全部続けて観る楽しみも大いにあると思いますが、記憶が薄れてしまうし、体力が持たないので(汗)。結論は…毎日同じ劇場に通って、中央の席を陣取って(笑)、しっかり味わえてよかったです♪
全体の感想としては、上村さんの演出がとても面白かったです。美術、衣装を乗峯雅寛さんが担当されており、作品に統一感があります。演技の方向性、登場人物の配置、役割などから意図がしっかり受け取れました。場面ごとの鮮やかな変化を楽しみながら、巧みだな~とうなりました。それに比べると俳優は力量不足の印象でした。ただ、私が観たのは最初の三日間ですので、これから進歩、更新されていくことと思います。
以下、ざっとしたあらすじと感想などです。ネタバレしています。だ・である調とです・ます調が混在。雑ですが、ご参考になれば。※間違いがあればご指摘いただけると助かります。
⇒CoRich舞台芸術!『THE GREEKS』※こりっちでカンタン予約!
劇団昴「THE GREEKS」の舞台は幅広です。客席も約25席×3列という幅広&細長で、劇場で受付順に整理番号配布する全席自由席なので、中央あたりの席に座りたい場合は開場前に到着推奨。最前列と舞台は地続きで間近。増席は難しそう。1ステージ約75席と予想。ご予約はお早めに。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年7月24日
昴サード公演「THE GREEKS 」。ギリシャ悲劇10本をジョン・バートンが一つに構成した「グリークス」。日本では文学座アトリエ公演(初演)、次に故蜷川幸雄氏演出。単体組織で今作品を劇団昴サードが【Pit 昴】にて果敢に挑む意義。 pic.twitter.com/0ksd7l6kp8
— 劇団昴 (@gekidansubaru) 2016年6月19日
劇団昴サード公演「THE GREEKS 」 10本のギリシャ劇によるひとつの物語=第一部『戦争』・第二部『殺人』・第三部『神々』。全シーンを立ち稽古で踏襲し古代ギリシャの不言の作品を演出家・上村聡史氏の創造の下に更なる課程に・・・。 pic.twitter.com/rR75k1AVpK
— 劇団昴 (@gekidansubaru) 2016年6月3日