笑の内閣は高間響さんが作・演出・出演する京都の劇団です。私はこれまでに『非実在少女のるてちゃん』、『65歳からの風営法』永田町公演、『ツレがウヨになりまして』、『超天晴！福島旅行』、「『超天晴！福島旅行』ゲンロンカフェ版上演＋トークショー』」を拝見。
『ただしヤクザを除く』のテーマは人権です。東京公演は桜・蓮のダブルキャストで私は蓮を拝見。上演時間は約1時間40分。
笑の内閣の公演は高間さんの前説から終演後のトークまでを含めて1つの作品だと思います。毎度トークのゲストが豪華なんですよね。テーマに合った人選もすごいなと思います。私は「日本会議の研究」の著者である菅野完さん目当てで7/14夜に伺いました。なんと豪雨警報の日で足元ずぶぬれ（涙）。
笑の内閣『ただしヤクザを除く』約100分。暴力団対策法を例に人権について詳しく知り、考えることができる。演技や演出は好みじゃないが、いつも勉強になる。自分の無知を反省…。ゲストは菅野完さん。「他者の享楽への嫉妬」が根底にあると。納得。https://t.co/DumJIAnQKb
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年7月14日
笑の内閣「ただしヤクザを除く」なう！終演後のゲストは「日本会議の研究」の菅野完さん。 pic.twitter.com/GQxhsgBxaP
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年7月14日
⇒CoRich舞台芸術！『ただしヤクザを除く』
※このレビューは2017/04/29に公開しました。
≪あらすじ・団体紹介≫ CoRich舞台芸術！より。
表現規制問題やネット右翼、風営法問題、女性差別問題など
数々の社会問題を嘲笑ってきた関西きってのアナーキー劇団、笑の内閣。
今度のテーマは、ヤクザの人権？！
保険も入れん、家も借りれん、銀行口座も作れん、こどもは幼稚園から入園拒否…。
いくら悪党相手だからって、好きでヤクザになったからって、ヤクザに人権は認められないのか…？
笑の内閣最新作は、暴力団対策法や暴力団排除条例によって引き起こされる「ヤクザに対する人権侵害」を描く、良い子のための人権啓発コメディ！
≪ここまで≫
ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。
キリスト教信者の若い男性アルバイター役のセリフで「人権は神から与えられたもの。だから自殺する自由はない」といったものがありました。これは憲法の天賦人権説を意味してるのだと思います。
ヤクザが会心して堅気になろうとしても「前科者を雇わない」なら無理。もう、八方ふさがり。
※続きは書けませんでした。すみません。
≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫ ※メモした内容ですので、正確性は保証できません。
出演：高間響 菅野完（すがの・たもつ）
菅野：暴対法はだめ。反対運動があったけれど盛り上がらなかった。「国は人を裁くな、人の罪を裁け」といったフレーズがあったが左派にもうけなかった。守る対象が「ヤクザ」だから。
菅野：私はクズですが、「ヤクザ」のようにグルーピングされていない方のクズです。
菅野：日本会議は新しい権利を主張する人たちをつぶそうとしてきた。部外者の権利を認めない。日本会議と暴対法はエートスが同じ。心理学者のラカンの言葉にもある「他者の享楽への嫉妬」。たとえばヤクザは金を持ってたり（今はそうでもないらしいが）、きれいな女性を連れていたりする。そういった手の届かない悦楽への嫉妬。自分の知らない“いい目”をしてるのが許せない。嫉妬がベースで権利を抑制しようとする。上にいる者を引きずりおろすことの快楽もある。
高間：アイドルと人権、ヤクザと人権、バイト（フリーター）と人権…などを考えてきた。自分はピザ屋でアルバイトをしていて、今回、有給休暇を取って東京に来ている。
菅野：えらいですね。
菅野：「権利と義務はセットだ」と言うのをやめさせたい。国民には権利があり、国には国民がそれを行使できる環境にする義務がある。つまり「権利には義務がともなう」のではない。ただ「あらゆる権利が行使できる状態を自由という」のではない（これについては5時間以上話す必要がある）。
菅野：差別や他者の権利を奪おうとする力はそこらじゅうにある。なるべく早く気づいた方がいい。そしてまわりの人が指摘すること、告発を当事者任せにしないことが大事。
笑の内閣「ただしヤクザを除く」
東京 駒場を根城にする広域・・・、平田組の場合は、直参・・・、松井組、岩井組、柴組、多田組、五反田会って
平田組は、組員に小声でぼそぼそしゃべる様通達が・・・、堅気を落とすときにはロボット使っとる
ってこれをこまばアゴラ劇場で聞ける
残り5公演です— papamomo還劇＋1 (@papamomo2008) 2016年7月16日
豪雨警報も出てるみたいですが、本日も元気にやります。当日券でます。１９時半?、村上正邦氏のインタビュー帰りの「日本会議の研究」の著者菅野完氏がアフタートークゲスト。アゴラ劇場にて、笑の内閣「ただしヤクザを除く」 https://t.co/ZnS1IN1lHK
— 笑の内閣上皇 (@waraino_naikaku) 2016年7月14日
笑の内閣の場合、アフタートークまで含めてが作品です。初日は正規のゲスト以外にあっと驚く人が登壇しました。きゅうはどうなるのか？ https://t.co/EdVGfYH2Pc
— 中西理 (@simokitazawa) 2016年7月14日
第23次笑の内閣
出演：瓜坂勇朔（桜）、下楠絵里（菊）、しらとりまな（桜・蓮）、土肥希理子（菊）、髭だるマン（桜・蓮・菊）、藤井直樹（菊）、丸山交通公園（桜・蓮・菊）、松田裕一郎（桜）、森田祐利栄（桜・蓮）、山下ダニエル弘之（桜・蓮）、山下みさお（菊）、由良真介（蓮）、横山清正（蓮・菊）
脚本・演出：高間響
※アフタートークゲスト
①安田好弘氏（弁護士）
②宮崎学氏（作家）
③広田淳一氏（劇作家）
④宮台真司氏（社会学者）
⑤鈴木邦男氏（一水会顧問）
⑥菅野完氏（「日本会議の研究」著者）
⑦阿蘇山大噴火氏（裁判傍聴芸人）
【発売日】2016/04/30
当日 一般3,500円／25歳以下3,000円
予約割 一般3,300円／25歳以下2,800円
先得決済14 一般2,500円／25歳以下2,000円
リピート当日 一般2,000円／25歳以下1,500円
リピート事前入金・予約 一般1,500円／25歳以下1,000円
高校生以下 一律 500円
※日時指定自由席。
※満席でない限り日時変更可能（笑の内閣までご連絡ください）。
※25歳以下・高校生以下は当日要証明。
※先得決済14について
公演初日の14日前の23：59まで販売。購入手数料・振込手数料はお客様のご負担になります。（販売締切 東京：6月29日 但し、窓口によって締切が異なる場合がございます。詳しくは取扱窓口をご確認ください。）
※キャンセルについて
笑の内閣の窓口（銀行振込）にてご購入（入金）いただいた場合は、公演初日の前日（東京：7月12日）までにご連絡いただけましたら、1枚500円の手数料を差し引いてチケット代金の返金をいたします。
その他の窓口で購入されたチケットや期日を過ぎてからの返金はできませんのでご注意ください。詳しくは笑の内閣にお問合せください。
※リピートチケットについて
4月30日から笑の内閣の窓口のみにて取扱い。ご来場当日に半券とお名前が確認できるものが必要です。
事前入金分については返金不可。
http://warainonaikaku.sitemix.jp/
※クレジットはわかる範囲で載せています（順不同）。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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