『紙屋町さくらホテル』は新国立劇場のこけら落とし公演のために井上ひさしさんが書き下ろされた1997年初演の戯曲です。同劇場で2001年に再演され、こまつ座でも上演されてきました。[上演時間(予定):3時間20分 (休憩含む)] ※このレビューは2017/06/28に公開しました。
こまつ座『紙屋町さくらホテル』①初日は約3時間半(カテコ&休憩含)。感動しっぱなしでほぼ泣きっぱなし…。1945年春の広島が舞台。戦争、原爆を描くだけでなく実は、井上ひさし戯曲ならではの劇中劇で、俳優、演劇の素晴らしさを教えてくれる。https://t.co/ZbkfLGVDeN
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2016年7月6日
こまつ座『紙屋町さくらホテル』②出演者は皆セリフを自分のものにしていて、全力で客席に届けようとしてくれていた。客席もそれに応え、劇場が幸福に満ちているように感じた。生き生きとした晴れやかなアンサンブル、心を通じ合わせる清らかな合唱、“下手な演技”でバカうけの劇中劇、そして宝塚愛♪
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2016年7月6日
こまつ座『紙屋町さくらホテル』③本棚から戯曲本を引っ張り出してセリフを再読しまた涙。鵜山仁演出版のこまつ座での上演は10年振り4度目。でも鵜山さんは俳優養成所などで頻繁にこの戯曲を使っているそう。隅から隅まで知り尽くした演出と思う。 pic.twitter.com/xR1Ttpqziy
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2016年7月6日
こまつ座『紙屋町さくらホテル』④芝居とは何かを説き天皇の戦争責任に言及するこの戯曲は、新国立劇場のこけら落としに書き下ろされた。演技についてプロの俳優が舞台上で実技&講義する仕掛け(笑)。若い俳優さん是非!紀伊国屋サザンシアターで7/24まで。一般7千円 夜6500円 学生4千円
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2016年7月6日