ナショナル・シアター・ライヴ2016「夜中に犬に起こった奇妙な事件」TOHOシネマズ日本橋

 欠かさず見に行くようにしている「ナショナル・シアター・ライヴ」。これまでに私が見たのは『フランケンシュタイン』Aバージョン&Bバージョン、『コリオレイナス』、『ザ・オーディエンス』、『リア王』、『ハムレット(ローリー・キニア主演)』、『オセロ』、『欲望という名の電車』、『二十日鼠と人間』、『スカイライト』(2015年7月の後、8月にも友人と見ました)、『宝島』、『ハムレット(ベネディクト・カンバーバッチ主演)』。

 森田剛さん主演で日本でも上演された『夜中に犬に起こった奇妙な事件』を拝見。上映時間:約2時間51分

浮世企画『ザ・ドリンカー』02/17-22駅前劇場

 ※レビューは2017/08/12にアップしました。

produce lab 89『Side C 「ラジオ危口」』02/15音楽実験室・新世界

 演劇ジャーナリストの徳永京子さんが責任者をつとめるproduce lab 89。西麻布の音楽実験室・新世界が4月1日に閉店してしまうそうで、あの空間でのproduce lab 89最後の演目となった『ラジオ危口』に行ってきました。『ラジオ○○』というのは、アーティストが基本的に1人で長時間、自分について語るというイベントです。私は初めて参加。

 

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ワタナベエンターテインメント『オーファンズ』02/10-21東京芸術劇場シアターウエスト

オーファンズ
オーファンズ

 『オーファンズ』は1983年初演の米国戯曲で、直訳の意味は“孤児たち(orphans)”。D-BOYSの柳下大さん、劇団プレステージの平埜生成さんという若い俳優と、ベテランの高橋和也さんによる男三人芝居で、演出は宮田慶子さんです。上演時間は約2時間15分(途中15分の休憩を含む)。

 言葉と人間関係をじっくり味わうことができました。じーんと体から湧き上がってくるように「いい戯曲だな~」と思えたのは、戯曲そのものの良さはもちろん、演技、演出で世界を緻密に作り上げてくださったからだと思います。

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劇団民藝『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―』02/10-21紀伊國屋サザンシアター

光の国から僕らのために
光の国から僕らのために

 青森が拠点の劇団渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんが、劇団民藝に脚本を書き下ろす第三弾。「ウルトラマン」の生みの親、金城哲夫(きんじょう・てつお)さんのお話です。演出は民藝の丹野郁弓さん。上演時間は約1時間55分(途中休憩15分を含む)。

 懐かしく、微笑ましく楽しんで観ていましたが、やがて涙、涙でした…。私は畑澤&民藝の『カミサマの恋』『満天の桜』を観ています。この作品はきっと今後、多地域ツアーになるんじゃないでしょうか。同じく渡辺源四郎商店の工藤千夏さんの戯曲『真夜中の太陽』も民藝で上演を重ねており、3月に東京公演があります。

 主役を演じられた齊藤尊史さんがとても良かったです(2013年『夏・南方のローマンス』でも拝見)。ある人物の評伝劇だと考えると、一人語りが上手な俳優に向いている演目だと思いました。

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