劇団民藝『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―』02/10-21紀伊國屋サザンシアター

光の国から僕らのために
光の国から僕らのために

 青森が拠点の劇団渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんが、劇団民藝に脚本を書き下ろす第三弾。「ウルトラマン」の生みの親、金城哲夫(きんじょう・てつお)さんのお話です。演出は民藝の丹野郁弓さん。上演時間は約1時間55分(途中休憩15分を含む)。

 懐かしく、微笑ましく楽しんで観ていましたが、やがて涙、涙でした…。私は畑澤&民藝の『カミサマの恋』『満天の桜』を観ています。この作品はきっと今後、多地域ツアーになるんじゃないでしょうか。同じく渡辺源四郎商店の工藤千夏さんの戯曲『真夜中の太陽』も民藝で上演を重ねており、3月に東京公演があります。

 主役を演じられた齊藤尊史さんがとても良かったです(2013年『夏・南方のローマンス』でも拝見)。ある人物の評伝劇だと考えると、一人語りが上手な俳優に向いている演目だと思いました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―