東京芸術劇場「カントールと演劇の二十世紀・作品上映+展示+レクチャー+シンポジウム「死の教室」「愛と死の機械」」10/08-18東京芸術劇場シアターイースト

カントールと演劇の二十世紀
カントールと演劇の二十世紀

 ポーランドの演出家、タデウシュ・カントールの生誕100年を記念したイベント「カントールと演劇の二十世紀」が東京芸術劇場で開催されています。メルマガ10月号で少しご紹介しました。映像上映、絵画展示、シンポジウムなど多彩です。⇒公式サイト

 初日は「死の教室」「愛と死の機械」の2本立て映像上映でした。有名演劇関係者(演出家、振付家、俳優、ライター・編集者など)がたくさんお見えでした。私は恥ずかしながら名前を聞いたことがある程度でして、カントール作品の映像を初めて見ました。これは…若い作り手の方はひとつでも観ておいたらいいんじゃないかなぁと思いました。

 ・12月17日(木) ~24日(木)【タニノクロウ作・演出 ワーク・イン・プログレス
 ・12月18日(金) ~20日(日)【ワークショップ カントールの舞台の俳優術

SPAC・静岡県舞台芸術センター『舞台は夢』09/23-10/11静岡芸術劇場

舞台は夢
舞台は夢

 SPAC・静岡県舞台芸術センターの新作を拝見。フランスの古典戯曲『舞台は夢』(ピエール・コルネイユ作)をフランス人演出家のフレデリック・フィスバックさんが演出されます。私は2008年に新国立劇場で拝見しています。

 SPACのフィスバック作品というと『令嬢ジュリー』。静岡公演の後でジュリエット・ビノシュ主演でアヴィニョン、パリでも上演されたそうです。

 一般向けの土日公演に伺えなかったので、平日の中高生鑑賞事業に伺いました(一般発売もしてました)。上演時間は前説、後説込みで約2時間25分(休憩なし)。

 終演後に制作さんが客席の中高生に向かって「もし皆さんが、舞台のお仕事をしたいと思ったら、静岡には県立劇団があるということを覚えておいてください」とおっしゃいました。何度か耳にしてるんですが、胸が熱くなりますね。※今日は中学生はいなかったようです。

 ⇒CoRich舞台芸術!『舞台は夢

ロ字ック『鳥取イヴサンローラン』09/26-10/11シアター711

鳥取イヴサンローラン
鳥取イヴサンローラン

 山田佳奈さんが作・演出・出演されるロ字ックは女性ばかりの劇団です。「CoRich舞台芸術まつり!2014春」でグランプリを受賞。受賞作はスポンサード公演として来年6月に東京芸術劇場シアターウエストにて再演予定です。

 『鳥取イヴサンローラン』も再演なんですね。上演時間は約2時間。小さな空間に具象の舞台装置を建て込んで、客演に達者な女優さんを迎えて、一歩ずつ着実に公演の完成度を上げていってるんだろうなと思いました。作風は下北沢の小劇場らしい娯楽系という感じでしょうか。ちょっと懐かしい気もしました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『鳥取イヴサンローラン』※こりっちでカンタン予約!
 レビューは記録程度です。

【メルマガ号外】こまつ座『マンザナ、わが町』

マンザナ、わが町
マンザナ、わが町

 こまつ座『マンザナ、わが町』
 10/03-25紀伊國屋ホール

 ※公演詳細はこちら
 ⇒CoRich舞台芸術!『マンザナ、わが町

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 【舞台写真(左から敬称略)↓ 熊谷真実、吉沢梨絵、伊勢佳世(座り)、笹本玲奈、土居裕子 撮影:谷古宇正彦】
 【舞台写真(左から敬称略):熊谷真実、吉沢梨絵、伊勢佳世(座り)、笹本玲奈、土居裕子 撮影:谷古宇正彦】

 ※写真は主催者より頂戴しました。

エイチ・アンド・ビースタッフ『マクベス』09/30-10/04ラゾーナ川崎プラザソル

マクベス
マクベス

 出演者12人中、11人が新国立劇場演劇研修所の修了生という公演です。主役も修了生なのが個人的にはとても嬉しいです(同研修所試演会と修了公演でしかなかったことなので)。

 有名なシェイクスピア戯曲『マクベス』を「分不相応な地位に手を伸ばしてしまった“若者の疾走”」に仕上げいたのが面白かったですね。何かに似てる、どこかで見たことがある…と思っていて、ようやくピンときました。映画「俺たちに明日はない」だ!

俺たちに明日はない [DVD]
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 ⇒CoRich舞台芸術!『マクベス
 ※2016/08/24に公開しました。