新国立劇場演劇研修所の修了生が演出家・翻訳家の小川絵梨子さんを招いて3日間のワークショップを実施しました。私は企画段階からかかわっておりまして、ワークショップにも俳優の1人として全日参加しました。小川さんのワークショップに参加するのは2度目です(⇒小川絵梨子シーンスタディ[2014年])。
今年3月に修了した8期生を含めると、修了生の人数は約100人にのぼります。今回の参加人数は約30人でした。「俳優が演出家から指導を受ける」というものではなく、小川さんも含め、立場は全員平等というスタイルです。
1日目は昼から夜まで話し合い、2日目、3日目はゲームをして終了…なんと、台本もあってチーム分けも済んでいたのに、演技の稽古はほぼゼロ!驚きました…「せっかく小川さんがいるのに、なぜ演技の稽古をしないの?!」と。でも小川さんとのワークも、この企画自体も初めてのことなので、まずは皆がともに自由になることを目指したようです。結果的には、次へとつながる豊かな時間になりました。