1985年にテレビドラマとして書かれた井上ひさしさんの戯曲を、1986年の初演から引き続き栗山民也さんが演出。出演は八嶋智人さんら、新旧混合キャストです。上演時間は約3時間(途中休憩1回を含む)。私は10年前の公演を拝見しました。
井上さんが亡くなってから、井上さんの作品を観る度に感じているのですが、戯曲は俳優が演じてこそ受け継がれていくものですね。主従関係を明快にしめす居住まいや着物の所作といった、時代ものならではの作法の他に、『國語元年』では登場人物一人ひとりが異なる方言を話しますので、俳優さんは通常のストレート・プレイとはまた違った挑戦が必要だろうと思います。
結局、私、半分ぐらいセリフわかんなかったです!!(笑) でも、とても、幸せでした。聴きなれない、理解できない、温かい、言葉のシャワーを浴びていました。これは私がかつて知っていて、今はもう失ってしまったものだと、懐かしく、悲しく、かみしめながら、舞台を見つめていました。
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— シアタークリップ (@theaterclip) 2015, 9月 1
レビューはとりいそぎここまでです。続きが書けるかどうかはわかりません。
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