倉品淳子構成、演出「身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演 BUNNA」①約1時間50分。https://t.co/ou5Tw3mMgT 車イスが武器に見えて介護がセクシーで水上勉作「ブンナよ〜」が現実に重なって。何もかもを無視しない奇跡(ほんとうのさいわい)のような演劇。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年10月1日
「BUNNA」②障害を持つ/持たない人たちによる創作劇と言えば英国の演出家ジェニー・シーレイさん。倉品さんはジェニー作への参加経験あり(約5年前に拝見)。生存競争、共依存をシビアかつコミカルに描く。自分vs他者が精神vs肉体にも映る。観客を巻き込み共生の可能性も示す。ひたすら感涙
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年10月1日
⇒CoRich舞台芸術!『身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演「BUNNA」』
⇒【ご報告】身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演 BUNNA 横浜・大阪ツアー(2016/10/20加筆)
≪企画紹介≫ 公式サイトより
ニコちゃんの会では2007年より、すっごい演劇アートプロジェクトとして、演出家・倉品淳子(「山の手事情社」所属)と共同しながら演劇ワークショップや俳優講座等を行いつつ、高齢の女性や身体に障がいのある人たちの持つ、他者を揺さぶる「声」や「身体」を引き出すことを実践してきました。
昨年6月には、福岡のぽんプラザホールで「身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演 BUNNA」を開催しました。
そして今年は、昨年好評だった福岡公演を踏まえた上で、横浜・大阪ツアーを決行いたします!!
≪ここまで≫
≪作品紹介≫ 公式サイトより
「ブンナよ木からおりてこい」って知ってる?
こどもミュージカル?
そうそう、聞いたことあるよね。
木の上でスズメやらヘビやらが弱肉強食的に物語展開するやつね。
でも、そのうちに、人間同士で食うか食われるかのせめぎあいが
本当に起こるかもしれないよって想像したら?かなりえぐい!
それを障がいのある俳優や、還暦を過ぎた女優が演じたら?
えぐいを通り越して、放送禁止じゃん、それ?でもいいもんね。演劇だし(笑)
ノンモラル!ノンストーリー!
あなたの想像力を徹底的に刺激するアヴァンギャルドワールド!!!
≪ここまで≫
現代風で抽象的な衣装で、色は基本的に黒。ところどころ白い絵の具の筋などが入っていてシャープでハードな印象。ヘアスタイルは髪を上に向けて立てて、白い絵の具が一筋入る…といった具合。髪に続いて顔にも白い筋が入っていたり。若い健常者の女性もいらっしゃいましたが、多くは高齢の女性で、大らかで優しい存在感。若い男性は障害を持つ方々で、皆さんイケメン!
客席にも障害を持つ方がいらしていました。声を出したり、拍手したり、出演者に一緒に手足を動かしたり。会場が横浜にぎわい座だからか、横浜公演だけ最初に落語(入船亭扇辰)があったり。ここにある全て、つまり世界のあるがままを、見せて味わう空間でした。これが演劇だなと思います。
ここからネタバレします。
トンビの餌場は“弱者”の集まりだった。すなわちこの舞台であり、世界。
生きるために戦う。戦うことで(戦うおかげで)生きている。看守と囚人。他者の必要性。
世話する方と世話される方の依存関係。ニートの息子と高齢の母との関係も。
鼠の死骸から生まれた虫を食べて蛙のブンナは生き延びた。「生き物は食べ合っている」。
●構成表・キャスト(登場順)
・看守:①
里村歩・廣田渓・森裕生・小出直子・堤泰子・中江育子・中村とし子・山口恭子
・ルパム「脱走」
里村歩・廣田渓・小出直子・堤泰子・中江育子・中村とし子 山口恭子
・戦い①
森裕生・亀岡紋加
・テキスト1「百舌と雀」
亀岡牧江・中江育子
・あらすじと自己紹介
堤泰子/稲永幸代・森裕生・小出直子・中江育子・鈴木玲雄・他
・里村のつぶやき①
里村歩/小出直子・中村とし子 山口恭子・他
・ルパム「もりっち歩行」
森裕生/里村歩・廣田渓・小出直子・中江育子・中村とし子・山口恭子
・ショートストーリーズ「ニート」
鈴木玲雄・堤泰子・山口恭子
・ドッグファイト
全員
・歌「ランナー」マイクアピール
全員
・テキスト3「雀と鼠」
里村歩・稲永幸代・小出直子・中江育子/鈴木玲雄・中村とし子・森裕生・山口恭子
・戦い②
里村歩・山口恭子
・テキスト5「鼠」
山口恭子・鈴木玲雄
・漫才
小出直子・堤泰子・稲永幸代
・テキスト「ヘビと鼠」
中村とし子 森裕生(ヘビ)
・戦い③
森裕生・稲永幸代
・ショートストーリーズ「ヘルパー」
廣田渓・小出直子・中江育子・山口恭子
・歌「ランナー」アカペラ
廣田渓
・里村のつぶやき②
里村歩
・看守②
里村歩/小出直子・堤泰子・中江育子・中村とし子・山口恭子
・テキスト6「ブンナ」
里村歩/小出直子・堤泰子・中江育子・中村とし子・山口恭子
里村「山下公園はどこですか?」
すっごい演劇アートプロジェクト
≪神奈川、大阪≫
出演(50音順):稲永幸代(34歳)、亀岡紋加(27歳)、小出直子、里村歩(19歳・ミトコンドリア脳症)、鈴木玲雄(30歳・混合性難聴)、堤泰子(72歳)、中江育子(72歳)、中村とし子(66歳)、廣田渓(16歳・筋ジストロフィー)、森裕生(34歳
・脳性マヒ)、山口恭子(71歳)
横浜公演特別出演:入船亭扇辰(落語家) ※最初に落語がありました。
原作=水上勉 「ブンナよ、木からおりてこい」
構成・演出=倉品淳子(劇団 山の手事情社) 舞台監督:文秉泰(株式会社ステージワークURAK) 照明:木藤歩 音響:小島美紀(座”K2T3) 衣裳:小出直子 制作:森山淳子
主催:認定NPO法人ニコちゃんの会
後援:福岡市 / 福岡市文化芸術振興財団
協力:九州大学 田北雅裕研究室 / 九州大学 長津結一郎研究室 / 福岡ろう劇団博多 / Quartet Online
イラスト:柳田烈伸(工房まる)
【発売日】2016/08/01 自由席(受付時に整理番号配布) 前売1,500円、当日2,000円
http://www.nicochan.jp/2016/08/04/bunna2016/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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