アヤド・アフタル作、栗山民也演出「ディスグレイスト 恥辱」約1時間45分。鼻につくほどスノッブな空間で静かに暴かれる人間の本性。怖かった…。侮蔑、憤怒で綺麗事が完膚なきまでにぶち壊される。劣情、不埒な男女関係も。「平和」の遠さを突きつけられた…。秋山菜津子さんが美しかった。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年9月10日
「ディスグレイスト 恥辱」と「テレーズとローラン」を続けて観て、演出家は極悪、残忍、地獄…を知って(持って)いるのだと思った。例えば井上ひさし戯曲だって悪意で彩られている。人間の奥底にある(見たくない)ものを知り、自分の中のそれらも認めた上で、人間を描くのだと思う。恐ろしいこと。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年9月11日
⇒CoRich舞台芸術!『DISGRACED ディスグレイスト 恥辱』
≪あらすじ≫ 公式サイトより
ニューヨークの高級アパートメントに暮らすアミール(小日向文世)はパキスタン系アメリカ人、企業専門の弁護士事務所に所属する優秀な弁護士だ。妻のエミリー(秋山菜津子)は白人の画家。
ある日、アミールの甥エイブ(平埜生成)が訪ねてくる。エイブはアミールに、自分たちの指導者が逮捕されたので助けてほしいと訴えに来たのだ。拒否するアミール、だが妻のエミリーは助けるべきだと主張する。結局、審問に立ち合い、人生の歯車が狂いだす。
ある夜アミールと同じ事務所で働く黒人弁護士ジョリー(小島聖)と、その夫でホイットニー美術館のキュレーター、ユダヤ人のアイザック(安田顕)が訪ねてくる。画家でもあるエミリーの作品がホイットニー美術館に展示されるお祝いのホームパーティだった。
誰もが、成功を掴んだと思っていた、しかし、最後に掴んだものは……
≪ここまで≫
ここからネタバレします。
画家のエミリー(秋山菜津子)は美術館キュレーターであるアイザック(安田顕)とロンドンで一夜を共にしていた。それがアイザックの妻である黒人弁護士ジョリー(小島聖)にバレて、ホームパーティは台無しに。すぐに夫アミールにもバレて、アミールはエミリーを本気でなぐり倒してしまう…。
最終幕は荷物が片付けられてガランとした部屋。エミリーは去り、アミールをモデルにしてエミリーが描いた肖像画が残っている。それを見つめるアミールの孤独な笑み。エミリーが「“ムーア人の奴隷”をモデルにした(ベラスケスの?)絵」をもとにしていたことは、冒頭で語られていた。つまり彼女が「夫のアミールを奴隷だと思っていた」ことが暗示される。
「ディスグレイスト 恥辱」「テレーズとローラン」、その前の「弁明」「まちがいの喜劇」と、せりふ劇鑑賞が続いた。間にワークショップ見学も挟み、俳優について感じたこと。今ここに生きる演技をしようとする若手と、持ち前の技術を駆使して物語を伝えようとするベテラン。世代による違いは大きい。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2016年9月11日
ベテランは両立できなきゃダメだと思います。本来。 https://t.co/aCL9YdqqvB
— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2016年9月11日
— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年9月8日
— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年9月17日
【舞台ディスグレイスト】稽古場情報イープラス「スパイス」にも稽古場レポートが掲載されました。#舞台ディスグレイストhttps://t.co/yoqUNOHFku
— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年8月31日
【舞台ディスグレイスト】メディア掲載情報
昨日の朝日新聞大阪本社版夕刊に安田さんのインタビュー記事が掲載されました。https://t.co/AA3vhnkCmb— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年8月24日
神戸にて舞台Disgraced に対する意気込みや魅力を安田顕さんに熱く語っていただきました。小日向さんをはじめ、日本代表する俳優が生み出す、濃密な劇空間を体感しませんか!https://t.co/8CxxUZ4Ffq
— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年7月26日
エイブ役平埜生成さんこのインタビュー記事が掲載されました。
この舞台への意気込みを語っております。是非お読みください。https://t.co/kpCu14lL9a— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年5月18日
【メディア情報】7/30発売のSparkle Vol.27の表紙は、エイブ役平埜生成さんです。舞台への意気込みを熱く語っていただきました。是非、ご覧下さい。https://t.co/BSzBRfDQqz
— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年7月23日
【舞台ディスグレイスト】通し稽古を重ね、今まで日本になかった舞台が生まれそうです。このメンバーが集まったからこそ生まれる劇空間。9/10の初日が今から楽しみです。#舞台ディスグレイスト pic.twitter.com/xgfsgmG734
— DISGRACED/ディスグレイスト (@DISGRACED_JP) 2016年8月30日
出演:小日向文世、秋山菜津子、安田顕、小島聖、平埜生成
作:アヤド・アフタル
翻訳:小田島恒志・小田島則子
演出:栗山民也
美術:二村周作
照明:服部基
音響:高橋巌
衣装:西原梨恵
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:豊田めぐみ
舞台監督:加藤高
企画制作:パソナグループ
東京公演主催・製作:テレビ朝日、産経新聞社、ヴィーブル、パソナグループ
・S席:8,800円(全席指定・税込)
・A席:7,800円(全席指定・税込)
チケット一般発売日:2016年6月26日(日)
名古屋公演主催:メ~テレ
兵庫公演主催: 兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
http://www.disgraced-stage.com/
http://enterstage.jp/news/2016/05/004872.html
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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