【記録】悲劇喜劇2014年4月号「私の二〇一四年、これからのこと」タニノクロウ(劇作・演出・庭劇団ペニノ主宰)

 悲劇喜劇2014年4月号のタニノクロウさんの寄稿に、大きな衝撃を受けました。タニノさんにとって作品を作るとはどういうことなのかを、簡潔に書きあらわしてくださっています。そのことをずっと書き留めておきたいと思っていたのですが、今になりました。

悲劇喜劇 2014年 04月号 [雑誌]
早川書房 (2014-03-07)

 私は、毎月メルマガを発行していることもあり、自分がどんな作品を観たいのかを、その時ごとに考えてきました。今は(たぶん昔から)、演劇とは人間と人間の出会いであると思っています。タニノさんのこの文章を読んで、自分はこれでいいのだと納得できました。

 また、「自慰行為」という言葉について、私はその意味をよく考られていなかったことがわかりました。「(あんなにつまらない芝居は)作る側のオナニーだ」とか、よく悪口として使われますよね(なぜオナニーが悪いことだ印象づけられてきたのかも、疑問に思うところですが)。それは、自慰行為についてわかっていない、軽率な言葉であるとわかりました。

 以下、ごく一部を引用いたします。できれば全文をお読みになることをお勧めします。

DULL-COLORED POP『名作短編集』05/15、22、29王子小劇場

 谷賢一さんが作・演出(出演も)される劇団DULL-COLORED POP(ダル・カラード・ポップ)の新作『演劇』の公演中、各日曜日(3日間)に特別上演される『名作短編集』(5/22の19時の回)を拝見。

 『全肯定少女ゆめあ』(⇒過去レビュー)、飲尿ミュージカル『エリクシールの味わい』(⇒過去レビュー)の順に上演され、ミュージカルには帝国劇場にも出演しているミュージカル俳優が出演。王子小劇場で観られたことを自慢したい気持ちになる作品でした。

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 以下は短い記録です。

彩の国さいたま芸術劇場/ホリプロ『尺には尺を』05/25-06/11彩の国さいたま芸術劇場大ホール

尺には尺を
尺には尺を

 蜷川幸雄さんがシェイクスピア戯曲を演出される彩の国シェイクスピア・シリーズ第32弾。5月12日に蜷川さんは亡くなりましたが(⇒【ご報告】)、蜷川作品としてちゃんと幕が開き、上演されていることに感動しました。全37作品上演に向けてシリーズは続くそうです。どなたが演出されるのかも含め、楽しみですね。

 沙翁劇の中でも『尺には尺を』は問題劇と分類されるもので、私は2005年に拝見していました。今作も、とても、面白かったです。問題劇、いいなー!

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 ↑ ×愛あふる ○愛あふれる 失礼いたしました。

以下はほぼ記録のみ。