舞台芸術制作者オープンネットワーク[ON-PAM オンパム]の2018年度総会および関連イベントに出席しました。TPAM2018のTPAMエクスチェンジの一環でもあります。
ON-PAMは2013年に発足した、アーティスト・芸術団体と観客の間を繋ぐ人による会員制ネットワークです。⇒入会案内 皆様、優秀過ぎて、私にとってはまぶしい人たちばかり…!
※私は正会員として登録しております。当サイトの記録⇒2016年、2017年
本日のON-PAM終了。TPAMの会場、快適だし親切。 #tpam2018 pic.twitter.com/OGUAnnPI1j
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年2月15日
■2/15(金)
【1】シンポジウム1「アジアのアーツカウンシルを知る」
BankART Studio NYK, 2B Gallery
2.15 Thu 12:30 – 14:20
スピーカー:エミリア・ヨンギョン・イ(Korea Arts Management Service チーム・マネージャー)、セリーン・リム(副ディレクター、戦略的計画・国際関係担当、 ナショナル・アーツ・カウンシル)、ベティ・マク(香港芸術発展局 プランニング・文化交流ディレクター)
モデレータ―:新田幸生(インディペンデント・プロデューサー)
【2】シンポジウム2「これからの文化政策を知る・話す・考える~新・文化庁元年を迎えるにあたって~」
スピーカー:髙田行紀(文化庁長官官房政策課 企画調整官)
BankART Studio NYK, 2B Gallery
2.15 Thu 14:40 – 16:30
【1】を踏まえた上で【2】があり、文化庁の髙田行紀さんに聴講者が直接質問できる貴重な時間でした。「中間支援組織の支援」が文章に盛り込まれたとのこと。
■報告会
2/16(土)11:00 – 13:00
BankART Studio NYK, 2B Library
1年間でこんなにも多くの活動を行って来たのか…助成金を獲得したり他団体と共催したりして…はぁ…素晴らしい…(と素人の私は恍惚のため息)。
アジア・プロデューサーズ・プラットフォーム・キャンプ(APPキャンプ)は韓国(2014年)、台湾(2015年)、日本(2016年)、オーストラリア(2017年)での4地域開催が終了。これでひと段落ですが、もう次の計画が始まっているようです。記録はON-PAM公式サイトで読めます。
4回のAPPキャンプ全てに参加した横山義志さん(SPAC‐静岡県舞台芸術センター文芸部、東京芸術祭直轄事業ディレクター)曰く、「アジアのどの国に行ってもAPPキャンプで出会ったメンバーに会う。ヨーロッパのフェスティバルでも。仕事の利害ではなく友達として話ができる。率直に言って助かっている」とのこと。メンバー同士が個人のfacebookなどでつながって、ネットワークが既に出来上がっているんですね。
2度参加した野村政之さんは「APPキャンプに参加したことでアジアの舞台芸術界が見えてきたということは、アジアの他の国々から、日本のON-PAMの姿が見えてきたということ」と指摘されました。ON-PAMが窓口として認識され始めているんですね。現在開催中のTPAMにもAPPキャンプのメンバーが大勢参加しているようです。
■平成30年度定期総会
2/16(土)14:00 – 16:00
BankART Studio NYK, 2B Library
橋本裕介理事長(ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクター):ON-PAM発足以来、東京と京都でのイベント開催が多かったが、2017年は沖縄でも開催できた。
橋本:ON-PAM内で「政策提言調査室によるステートメント」が提案・承認され、文化庁の第15期文化政策部会(第6回)にてON-PAMとして意見発表をする機会を得た。会員の知識やアイデアが外に出て、存在が認められようとしている。ネットワークの価値を意識できた年となった。
APPキャンプやON-PAMアジア会議inシンガポールという国際的な活動ももちろんですが、2017年度はなんといっても文化庁の文化審議会のヒアリング対象となり、ON-PAMとして政策提言をしたことが目に見える最大の成果だったのではないでしょうか。ON-PAMが利益団体ではないことも、好意的に受け止められる一因のようです。
NPO法人としての会計業務も非常に高く評価されていました。監査の方が「会員から預かった大事なお金をストイックに、良い使い方をしている。大きな基盤整備に使われている」と発言されていました。
「大きな事業(や出来事)の陰にある小さいなこと、考えなければいけないことを取り上げる」という理事会の姿勢に共感します。昨年末から改めて明るみに出たセクハラ、パワハラ問題についても取り組んでいくことが確認されました。
"プロデューサーのroleは、繋ぐこと。"
これは、APPに参加してから言語化された私の今の結論。もう一歩、頑張らねば。
— Uemura Junko (@junkosans) 2018年2月15日
そういう意味では、今年、TPAMに2日間しかいないのは、悔しいところで。欲張らない、を今回の旅には課してるけど。
あー、ようやく横浜モードになれてきた。もうすぐ向かいます。— Uemura Junko (@junkosans) 2018年2月15日
先には、京都のみんなと、世界を繋ぎたいな。笑
— Uemura Junko (@junkosans) 2018年2月15日
そんなわけで。横浜に来た。基本的にON-PAMスタッフ仕事してるから、今年はまあ本格的に仕事しに来た感じですが。
なぜ私はこんなことしてるのかと考えてたら、やっぱり、ただの会員であるより、事務局所属してる方が、私には得られるものが大きいからだな・・と思う。得た分くらいはお返ししたい。— Uemura Junko (@junkosans) 2018年2月15日
Junko's Blog : 横浜にいます https://t.co/jsFNgBVgeQ
— Uemura Junko (@junkosans) 2018年2月15日
Junko's Blog : 帰洛しました。 https://t.co/S8JjcxQzo1
— Uemura Junko (@junkosans) 2018年2月16日
2月15日(木)BankART Studio NYK 2B Gallery
◎12:30~14:20 【シンポジウム1】「アジアのアーツカウンシルを知る」
◎14:40~16:30 【シンポジウム2】「これからの文化政策を知る・話す・考える~新・文化庁元年を迎えるにあたって~」
◎20:30 【懇親会】
2月16日(金)BankART Studio NYK, Library (〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9)
◎11:00~13:00 【報告会】
◎14:00~16:00 【平成30年度定期総会】
シンポジウム 500円(ON-PAM会員、TPAM参加登録者は無料)
報告会 0円
総会はON-PAM会員のみ参加可能(当日入会可)
http://onpam.net/?p=3048
https://www.tpam.or.jp/program/2018/?program=on-pam
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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