こまつ座『きらめく星座(再演)』
≪東京、宮城≫
11/05-23紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#286
https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20170726113500.html
団体公式ツイッター:https://twitter.com/komatsuza
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(…"井上ひさしについて"まとめ終わりました!拙い説明ですが、多くの方に作品に興味を持っていただけると嬉しいです!皆さんのお力で拡散を!よろしくお願いします!)https://t.co/g1JAxmH6lW
— こまつ座 (@komatsuza) 2017年10月19日
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“しのぶの演劇レビュー” 号外 Vol.66 2017.11.06 2,453部 発行
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今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
★★ 号 外 ★★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎こまつ座『きらめく星座(再演)』
≪東京、宮城≫
11/05-23紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
出演:秋山菜津子、山西惇、久保酎吉、田代万里生、木村靖司、
後藤浩明、深谷美歩、岩男海史、阿岐之将一、木場勝己
脚本:井上ひさし 演出:栗山民也
一般 8,000円 学生 5,000円(中高大、専門学校、演劇養成所の学生)
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◎観劇後のコメント◎
井上ひさしさんの1985年初演戯曲を、栗山民也さんが演出されます。
今月のメルマガ↓でお薦めベスト3としてご紹介しておりました。
https://shinobutakano.com/2017/11/01/7440/
あらすじなどは2009年のレビュー↓と2014年のメルマガ号外↓でどうぞ♪
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0508162442.html
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0909182839.html
浅草にあるレコード店を舞台に、太平洋戦争開戦直前の1年間の
庶民の暮らしを描く群像劇です。3年振りの再演で、メインキャストが
継続出演するからこそ到達し得た境地を観せていただけました!
細部まで練られた語りと会話、関係性から物語とメッセージが
くっきり、はっきりと伝わります。そして、現代の感覚で笑える!
畳とちゃぶ台がある昭和の空間で、日本ならではのドタバタ喜劇と
ベタな笑いをばっちりキメながら、他者や異物を常に配置することで
スっと観客を突き放し、熟考を促がしてくれます。
現代美術の抽象絵画のような実験性も見受けられ、とても刺激的♪
再集結したキャスト全員の演技が深化していました。
今、ここで伸びやかに役人物を生きながら、細かい段取りを
次々とこなし、緩急も巧みにコントロールしています。
もちろん観客と一緒に呼吸する余裕と遊びもあり、ひたすら惚れ惚れ。
自律しているゆえに自由である俳優は、私が映画館で見続けている
ナショナル・シアター・ライヴ↓に出演する英国俳優のようです。
http://www.ntlive.jp/
2014年版で読売演劇大賞・最優秀女優賞を受賞された
秋山奈津子さんは、さらに磨きがかかり凄味が増しています。
山西敦さんの緩急剛柔の切り替えが見事で、笑いながら涙がほろり。
木場勝己さんは2009年、2014年とはまた違う演技で、
「奇跡」の名台詞を聴かせてくださいました。
田代万里生さんが演じるのは幾度も家に帰ってきては、すぐに去って
しまう音楽好きの青年役。前回、怪我で途中降板された田代さんが
この公演に「帰ってきた」ことは、作品と意味が重なるところです。
田代さんの七変化はご本人とわからないほど。役人物として
披露する歌声は、バリエーションが豊かで楽しいし、美しいです。
実は前回よりキー(調)を上げるなど、音楽も変わっているそうです。
畳を知らない、襖の開け閉てをしたことがない若者がいても
おかしくない時代になりました。作り手も観客も変わっていきます。
新国立劇場演劇研修所の修了生2人が新キャストで出演しています。
演劇界の財産を若手へと継承していく意義も大いにあると思います。
再演だからこそ味わえる、洗練、成熟を兼ね備えた舞台です。
ご家族、お友達、恋人とお誘いあわせの上、劇場へお運びください。
※上演時間は約3時間(途中15分の休憩を含む)。
※11/30に宮城公演あり。
【チケット情報】
全席指定 一般¥8,000 学生割引¥5,000
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#286
★高校生観劇応援チケット
高校生5000円→1000円
高校生+同伴者13,000円 → 6,000円
対象期間:11/11(土) ~11/23(木祝)
※下記URLから対象公演を確認し、お申し込みください。
https://okepi.net/rp/tix/527721
【お問い合わせ】
こまつ座
http://www.komatsuza.co.jp/
TEL:03-3862-5941 (平日10時~18時)
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◆ 【編集後記】
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https://shinobutakano.com/2017/09/11/6830/
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葛河思潮社『浮標』以来です。
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推薦締め切り:11月30日(木)
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メルマガ名:今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
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それが私の望みです。
これからもこつこつ、地道に続けて行きたいと思っております。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします♪
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(出演) 小笠原信吉:久保酎吉、信吉の妻・ふじ:秋山菜津子、長男・正一:田代万里生、長女・みさを:深谷美歩、その夫・源次郎:山西惇、竹田慶介(コピーライター):木場勝己、憲兵伍長権藤三郎:木村靖司、森本忠夫(ピアノ):後藤浩明、防共護國団団員・甲&電報配達の若者:阿岐之将一、防共護國団団員・乙&魚屋の店員:岩男海史、
脚本:井上ひさし 演出:栗山民也 音楽:宇野誠一郎 美術:石井強司 照明:服部基 音響:山本浩一 衣裳:中村祥一 ヘアメイク:佐藤裕子 振付:謝玉栄 アクション:渥美清 音楽監督:国広和毅 歌唱指導:満田恵子 宣伝美術:和田誠 演出助手:坪井彰宏 舞台監督:加藤高 制作統括:井上麻矢 制作:長山泰久 若林潤 嶋拓哉 デスクチーフ:辻瑛美 票券チーフ:村田綾子 票券:柳田理絵奈 プロンプター:塚瀬香名子
一般 8,000円 学生 5,000円(中高大、専門学校、演劇養成所の学生)
■記事など
『きらめく星座』初日開幕
昨日、無事に初日が開幕しました!11月23日(木・祝)まで新宿の紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演中です!太平洋戦争開戦直前に懸命に生きた庶民たちの姿をぜひ劇場で!ご予約・お問い合わせはこまつ座まで。#こまつ座 #きらめく星座 pic.twitter.com/7tDInybvYN— こまつ座 (@komatsuza) 2017年11月6日
こまつ座『きらめく星座』開幕!秋山菜津子、田代万里生らのコメント到着→【げきぴあ】https://t.co/LzxX2FYIjo
戦争の足音が聞こえる時代の庶民を描く内容ですが、「青空」「一杯のコーヒー」など当時の流行歌もふんだんに盛り込まれた、笑いの絶えない舞台です! pic.twitter.com/t2gYb9teVb— げきぴあ byチケットぴあ (@gekipia) 2017年11月6日
こまつ座「きらめく星座」開幕、秋山菜津子「あらゆる方に観て頂きたい」 https://t.co/Y0AdWZ701K pic.twitter.com/SmwikH3oJ6
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2017年11月6日
阪清和のブログ「SEVEN HEARTS」更新!【Report】こまつ座「きらめく星座」初日の幕開ける(2017) SEVEN HEARTS : 【Report】こまつ座「きらめく星座 https://t.co/oIlviKOXTU pic.twitter.com/kdiQ6HT7LY
— 阪 清和 (@sevenhearts2) 2017年11月5日
■開幕前
こまつ座『きらめく星座』稽古場レポ&田代万里生さんインタビュー
「せまいながらも楽しい我が家♪」を地でいく健気で明るい庶民を描く井上ひさしさんの音楽劇の代表作!https://t.co/xjP4kONdFa— おけぴスタッフ (@okepi_staff) 2017年10月31日
怪我で降板から3年、再びこまつ座『きらめく星座』に挑む田代万里生インタビュー「笑いも歌も共有することで超えられることがある」 #田代万里生 #こまつ座 #井上ひさし https://t.co/fZ4vXDDAsz pic.twitter.com/38MGLkcfBe
— SPICE[舞台情報メディア]/e+ (@spice_stage) 2017年11月5日
『きらめく星座』に出演する田代万里生さんインタビューの後半です。有料会員限定部分では、ゲスト出演された『井上芳雄 by MYSELF』スペシャルライブについても伺いました。 #田代万里生 #きらめく星座 #こまつ座 #井上芳雄 https://t.co/iN3VlA041L pic.twitter.com/zMZ1LGvUGu
— アイデアニュース (@ideanews_jp) 2017年11月2日
■スタッフ
音楽監督を務めさせていただいた、こまつ座「きらめく星座」の幕が昨日開きました。1941年が舞台で音楽は当時の流行歌を中心に構成されています。「青空」「きらめく星座」「月光値千金」などなど、古い音源に当たったとき粋なアレンジの妙に恐れ入ります。ご興味のある方は是非!
— 国広和毅 (@KunihiroKazuki) 2017年11月6日
#きらめく星座
本日無事初日を終えました。約1ヶ月、台本越しにオデオン堂の人々を見つめてました。台本が霞むくらい笑って泣いて大変でした。本音は私も舞台上に居たかった。同期も輝いていて羨ましかった。だけど本当に幸せでした。幸せな1ヶ月を有難う御座いました。 pic.twitter.com/DvJRDMySD6— つかせかなこ (@Nako56Nakoran) 2017年11月5日
この『きらめく星座』の公演パンフレットthe座の編集・執筆を担当しました。キャストインタビュー、演出家インタビューなどのほか、文芸評論家・堀切直人氏による戦中の浅草に関する寄稿、こまつ座120回記念公演特別鼎談(栗山民也×鵜山仁×井上麻矢)、特集「戦火と音楽」など盛り沢山。ぜひ! pic.twitter.com/TK4vShEusq
— 高橋彩子 (@pluiedete) 2017年11月6日
■感想
『きらめく星座』約30年前の初演キャストでの地方公演を学生時代に演劇鑑賞会の例会で観て、店主が犬塚弘、ふじが夏木マリ、傷痍軍人が名古屋章、広告文作家がすまけいなど、役者も作品も凄くよく覚えてる。30年後に日本社会がこんなにもこの作品の時代に近くなってしまうとは思わなかったよ。
— もえぎ (@moegi0404) 2017年11月11日
この演目、自分は初めてでして噂は聞いてましたが、ものすごい芝居でした。おこがましいですが目標が出来ました。5年や10年じゃ辿り着けないな、長生きしなきゃな、とか思いましたよ。@こまつ座「きらめく星座」
— 福原充則(ピチチ5) (@m_fuckhara) 2017年11月14日
いま見た芝居。最終場が先の大戦開戦前夜。店舗兼下宿屋を引き払い長崎に移住の前主夫婦、満洲移住の下宿人。そして浅草の土地建物。4年後には無惨に命尽き焼き尽くされようことを、現代のわれわれは知っている……さて、50年後、100年後の人たちが平成29年11月14日を、果たしてどう見るだろうか。
— 村上湛 (@PontmrcyMarius) 2017年11月14日
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