【メルマガ 2017年10月のお薦め舞台】

2014年度の4位入賞!
2014年度の4位入賞!

 2017年10月のお薦め舞台10本+αをご紹介します。
 まぐまぐ大賞2014・無料部門・エンターテイメント・ジャンルで4位入賞したメルマガです♪

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 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 156    2017.10.01  2,449部 発行

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   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
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 ◎東京は強めの風が吹き始め、秋らしい気候になりましたね。
  スポーツだけじゃなく舞台鑑賞・体験にも最適なシーズンです!

    舞台には、あなたの心を揺さぶり、
      人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください!

 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しています。
   http://www.facebook.com/shinobureview
   よかったら「いいね!」をクリックしてくださいね♪


○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め10本+α】
   
   ◎No.1→新国立劇場演劇『トロイ戦争は起こらない』
       10/05-22新国立劇場・中劇場
       ≪東京、兵庫≫
    http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009658.html

 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→フジテレビジョン/キョードー東京/ホリプロ
       『ブロードウェイミュージカル
        「ファインディング・ネバーランド」』
       09/08-24東急シアターオーブ
       https://shinobutakano.com/2017/09/11/6830/

 ◆3【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映、他~】

   ◎NTLive「お気に召すまま As You Like It」が新上映!

 ◆4【編集後記】

   ◎今月は仙台、静岡、京都に参ります♪

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 ◆1 【今月のお薦め10本+α】
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 ▽★印がいちおし公演です。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・税込価格・URL
 ▽氏名は敬称略で並びは順不同。座種の記述がない公演は全席指定。
 ※間違いがあるかもしれません。最新情報や詳細は公式サイトでご確認を。
 ※チケット代が4000円台、3000円台、2000円台以下の欄を作りました。

 ◎9月末に開幕したばかりの公演は、メルマガ前月号↓でチェック推奨♪
  https://shinobutakano.com/2017/09/01/6671/

0.TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season風』
  09/15-11/03 IHIステージアラウンド東京
  出演:松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、
   岸井ゆきの、生瀬勝久、他
  脚本:中島かずき 演出:いのうえひでのり
  S席 13,000円 サイド席 12,500円
  ※未就学児のご入場はお断りいたします。
   http://www.tbs.co.jp/stagearound/kazedokuro/
  客席が360度動くという新劇場で、劇団☆新感線の大人気名作である
  『髑髏城の七人』を上演。テレビ、映画のスターなど豪華キャストです。
  7年ごとに上演を重ねている『髑髏城の七人』はすごく面白いです。
  未見の方はぜひ。世界で2つ目という“回る円形劇場”も体験したい。
  私は6月に『Season花』↓を拝見。『Season鳥』の次が『Season風』です。
   https://twitter.com/shinorev/status/872478151720394752
  ライブビューイング↓があります。10月5日12:30開演と18:00開演。
   http://www.vi-shinkansen.co.jp/kazedokuro-lv/
  ※11/3まで上演が続きますので、9月号に続き再掲しました。
  ※『Season月』《上弦の月》《下弦の月》のキャスト↓も発表!
   http://www.tbs.co.jp/stagearound/tsukidokuro/cast/

1.ワタナベエンターテインメント『関数ドミノ』
  10/04-15本多劇場
  ≪東京、北九州、大分、福岡、北海道2か所、兵庫≫
  出演:瀬戸康史、柄本時生、小島藤子、鈴木裕樹、山田悠介、池岡亮介、
   八幡みゆき、千葉雅子、勝村政信
  脚本:前川知大 演出:寺十吾
  7,500円 ※未就学児童入場不可
   http://kansu-domino.westage.jp/
  前川知大さんが作・演出される劇団イキウメで2009年、2014年↓に
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0509105251.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0604143430.html
  上演された『関数ドミノ』を寺十吾さんが演出。主演は瀬戸康史さん。
  前川さんのツイート↓によると過去2作を合わせた最新版だそう。
   https://twitter.com/TomoMaekawa/status/898370182321553408
   https://twitter.com/TomoMaekawa/status/898371596494151680
  寺十さんの演出↓により、また違った世界になりそうです。
   https://twitter.com/TomoMaekawa/status/903609026725814272
   https://twitter.com/TomoMaekawa/status/905766551986380800
  東京公演は追加公演以外完売という人気ぶり。
  今月はイキウメの公演『散歩する侵略者』もあります。下方でご紹介。

2.Bunkamura『危険な関係』
  10/08-10/31 Bunkamuraシアターコクーン
  シアターコクーン・オンレパートリー2017 DISCOVER WORLD THEATRE vol.2
  ≪東京、大阪≫
  出演:玉木宏、鈴木京香、野々すみ花、千葉雄大、青山美郷、佐藤永典、
   土井ケイト、新橋耐子、高橋惠子、冨岡弘、黒田こらん
  脚本:クリストファー・ハンプトン 翻訳:広田敦郎
  演出:リチャード・トワイマン 美術・衣裳:ジョン・ボウサー
  S席¥10,500 A席¥8,500 コクーンシート¥5,500
  ※未就学児童の入場不可。
   http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_dangerous.html
  コデルロス・ド・ラクロ作『危険な関係』は18世紀のフランス小説。
  英国劇作家クリストファー・ハンプトンさんが1986年に戯曲化し、
  ロンドン、ニューヨークなどで上演。何度も映画化されています。
  1959年・フランス:http://eiga.com/movie/65699/
  1978年・日本:http://eiga.com/movie/68740/
  1988年・アメリカ:http://eiga.com/movie/8884/ ※拝見しました。
  2012年・中国・韓国合作:http://eiga.com/movie/78236/
  英国演出家のリチャード・トワイマンさんは3月にワークショップ↓を
   https://shinobutakano.com/2017/03/12/4880/
  実施されてましたが、日本での舞台演出は初めてなんですね。
  英国の若手演出家を迎えるBunkamuraの「DISCOVER WORLD THEATRE」は、
  2016年のジョナサン・マンビィ演出『るつぼ』↓が大成功しています。
   https://shinobutakano.com/2016/10/07/3355/
  12月の『欲望という名の電車』↓も合わせて観たいですね。
   http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_desire/

3.東京芸術劇場『リチャード三世』
  10/17-30東京芸術劇場プレイハウス ※10/17、18はプレビュー
  出演:佐々木蔵之介、手塚とおる、今井朋彦、植本純米(植本潤改メ)、
   長谷川朝晴、山中崇、山口馬木也、河内大和、土屋佑壱、浜田学、
   櫻井章喜、八十田勇一、阿南健治、有薗芳記、壤晴彦、渡辺美佐子
  脚本:W・シェイクスピア 翻訳:木下順二
  演出・上演台本:シルヴィウ・プルカレーテ 演出補:谷賢一 
  S席:8,500円 A席:6,500円 サイドシート:5,000円
  65歳以上(S席):8,000円 25歳以下サイドシート:3,000円
  高校生以下:1,000円(対象日限定)
  『リチャード三世』『オセロー』セット券(S席):13,000円
  ※プレビュー料金 
   S席:8,000円 A席:6,000円 サイドシート:4,500円
   65歳以上(S席):7,500円 25歳以下サイドシート:2,500円
   https://www.richard3-stage.com/
  ルーマニアの鬼才と呼ばれる演出家プルカレーテさんが、日本の
  俳優と『リチャード三世』を創作されます。私は2013年に『ルル』↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0303233132.html
  2015年に『オイディプス』↓を拝見。同時期上演の『ガリバー旅行記』
   https://shinobutakano.com/2015/10/21/4674/
  の方が強烈だったらしく、見逃して後悔してます。タイトルロールは
  佐々木蔵之介さん。2015年の『マクベス』↓では米国人演出家のもと、
   http://www.parco-play.com/web/play/macbeth/
  1人で20役も演じていらっしゃいました。今回はアン(女性)を
  手塚とおるさんが演じるなど、配役も楽しみですね。
  ※公演関連レクチャー「シルヴィウ・プルカレーテの演劇」
   10月15日 (日)19:00-21:00東京芸術劇場シンフォニースペース(5階)
   定員:50名 先着順・要事前申込
   料金:500円(当該公演チケットがあれば無料。チケット要持参)
   講師:オクタヴィアン・サイウ(ルーマニア国立演劇映画大学)
   聞き手:穴澤万里子(日本大学芸術学部演劇学科教授)
    http://geigeki.jp/performance/event183/

4.サンライズプロモーション東京/兵庫県立芸術文化センター『オーファンズ』
  10/18-22草月ホール
  ≪兵庫、東京≫
  出演:細貝圭 佐藤祐基 加藤虎ノ介
  作:ライル・ケスラー 翻訳:小田島恒志
  上演台本・演出:マキノノゾミ
  6,500円
   http://www.orphans-stage.com/
  『オーファンズ』は男性三人が登場する密度の濃い会話劇。
  個人的に好きな戯曲です。2016年の宮田慶子演出版のレビュー↓
   https://shinobutakano.com/2016/02/12/1282/
  上演台本・演出を手掛けるのはマキノノゾミさんです。
  公式サイトによると「現代版として浮かび上がらせます」とのこと。
  脚色によって新しい受け止め方ができそうですね。

5.劇団青年座『ブンナよ、木からおりてこい』
  10/19-22新国立劇場 小劇場
  ≪会員制の鑑賞団体で9月から全国公演中≫
  出演:逢笠恵祐、佐藤祐四、名取幸政、桜木信介、佐野美幸、前田聖太、
    安久津みなみ、橋本菜摘、坂寄奈津伎、柳下季里、小磯聡一朗、
    小豆畑雅一、石母田史朗、大家仁志
  脚本:水上勉 演出:磯村純
  一般:5,000円 大学生・専門学校生:3,500円
  高校生・中学生:2,500円 小学生:2,000円
  未就学児(10月21日のみ):2,000円
   http://seinenza.com/performance/public/229.html
  水上勉作『ブンナよ~』は青年座で継続上演されている財産演目です。
  私は2006年↓に初見。2012年には高校演劇でも拝見しました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/1019172052.html
  深く考えさせられる戯曲ですので、未見の方はこの機会によかったら。

6.Studio Life(スタジオライフ)『はみだしっ子』
  10/20-11/05東京芸術劇場シアターウエスト
  出演:Studio Life劇団員(TRK、TBC、BUSの3バージョン)、
   曽世海司 船戸慎士 牛島祥太 吉成奨人 鈴木宏明 前木健太郎 藤原啓児
   ※出演者は3バージョン全公演に出演。
  作:三原順  脚本・演出:倉田淳
  一般:5,800円
  ヨンキューステージ(10/25・10/26の3公演):4,900円
  学生:3,000円 高校生以下:2,500円
  ※ヨンキューステージ(10/25(水)19時、10/26(木)14時、10/26(木)19時)
  の3公演は全てヨンキューステージ料金(学生3,000円、高校生以下2,500円)
  ※未就学児童入場はご遠慮ください。
   http://www.studio-life.com/stage/hamidashi2017/
  男優集団Studio Lifeは紅一点の倉田淳さんが脚本・演出を担当する劇団。
  今となっては「2.5次元舞台」の草分けと言ってもいいのではないでしょうか。
  たとえば萩尾望都さんの漫画『トーマの心臓』を1996年に初演↓し、
   http://www.studio-life.com/past/1996.html
  劇団の代表作として繰り返し再演しています(2014年のレビュー↓)。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0604111416.html
  宝塚歌劇団『ポーの一族』(脚本・演出:小池修一郎)↓は大ニュース!
   http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/ponoichizoku/index.html
  三原順作『はみだしっ子』は私が10代の頃、クラスメート(男子!)から借りて
  感動した漫画。日本のカルチャーを掘り起こす役割も担っているかも。
  

7.KAAT×PARCOプロデュース『オーランドー』
  09/23-10/09神奈川芸術劇場・ホール
  10/26-29新国立劇場・中劇場
  ≪神奈川、長野、兵庫、東京≫
  出演:多部未華子 小芝風花 戸次重幸 池田鉄洋 野間口徹 小日向文世
  演奏:林正樹 相川瞳 鈴木広志
  原作:ヴァージニア・ウルフ 翻案・脚本:サラ・ルール
  翻訳:小田島恒志 小田島則子 演出:白井晃
  S席 9,500円 A席 7,500円
  U24チケット(観劇時24歳以下対象) 4,500円
  ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
   http://www.parco-play.com/web/play/orlando/
  白井晃さんが演出される新作舞台に、多部未華子さんが主演されます。
  今回が日本初演となる『オーランドー』は、1928年に出版された
  ヴァージニア・ウルフの小説を、米国の女性劇作家である
  サラ・ルールさんが翻案したもので、1998年初演(Wikipedia↓より)。
   https://goo.gl/4rCkaT
  多部さんは美貌の青年貴族役ですが、性も時も超えるとのこと!
  ※メルマガ9月号で神奈川公演をご紹介しました。再掲します。
  谷賢一さんのご感想↓
   https://twitter.com/playnote/status/913684412541288448
   https://twitter.com/playnote/status/913685030869729280

8.KAAT神奈川芸術劇場『作者を探す六人の登場人物』
  10/26-11/05神奈川芸術劇場・中スタジオ
  出演:山崎一、草刈民代、安藤輪子、香取直登、平田敦子、
   玉置孝匡、碓井菜央、中嶋野々子、水島晃太郎、並川花連、
   北川結、美木マサオ、岡部たかし
  男児役:みのり 女児役(ダブルキャスト):佐野仁香/藤戸野絵
  脚本:ルイージ・ピランデッロ 翻訳:白沢定雄
  上演台本・演出:長塚圭史
  (入場整理番号付き自由席)
  一般5,000円 U24チケット(24歳以下)2,500円
  高校生以下割引(高校生以下)1,000円 
  シルバー割引(満65歳以上)4,500円
  ※未就学児入場不可
   http://www.kaat.jp/d/sakushawo_s
  長塚圭史さんがイタリア古典戯曲の上演台本と演出を手掛けます。
  ピランデッロ作『作者を探す~』はトリッキーな上演↓しか
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0306190210.html
  観たことがないんです。長塚さんがどんな演劇にされるのか楽しみ。

9.東京芸術劇場『「表に出ろいっ!」English version“One Green Bottle”』
  10/29-11/19東京芸術劇場 シアターイースト ※10/29、31はプレビュー
  出演:キャサリン・ハンター、グリン・プリチャード、野田秀樹
  英語翻案:ウィル・シャープ 脚本・演出:野田秀樹
  英語上演・イヤホンガイド(日本語吹き替え)付き
  イヤホンガイドの吹き替え:大竹しのぶ、阿部サダヲ、野田秀樹
  一般6,000円 65歳以上5,000円 25歳以下3,000円 高校生割引1,000円
  <プレビュー公演>一般5,000円 65歳以上4,000円 25歳以下2,500円
  ※未就学児はご入場いただけません。
   http://www.geigeki.jp/performance/theater143/
  2010年9月に↓野田秀樹さんと中村勘三郎さん、そして女優Wキャストで初演。
   http://www.nodamap.com/productions/omote/
  オーディションで黒木華さんと太田緑ロランスさんが選ばれたんですよね。
  懐かしいな~。熱々の三人芝居です。7年振りの上演では、野田さんと
  『THE BEE』↓、『The Diver』↓で共演してきた英国俳優の
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/0717234257.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0926223951.html
  キャサリン・ハンターさんとグリン・プリチャードさんが出演。
  野田さんが母役、キャサリンさんが父役、グリンさんが娘役と、
  性別が逆になってますね。キャサリンさんの舞台は『カフカの猿』↓も
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0503162658.html
  映画「舞台 夏の夜の夢」↓も素晴らしかったです。※今月上映あり。
   https://shinobutakano.com/2015/12/04/823/
  イヤホンガイドの日本語吹き替えに大竹しのぶさんと阿部サダヲさんが!

10.シス・カンパニー『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
  10/30-11/26世田谷パブリックシアター
  出演:生田斗真、菅田将暉、林遣都、半海一晃、安西慎太郎、松澤一之、
   立石涼子、小野武彦、田川隼嗣、林田航平、本多遼、章平、長友郁真
  脚本:トム・ストッパード 翻訳・演出:小川絵梨子
  S席(1階):10,000円 A席(2階):8,000円 B席(3階):6,000円
  ※小学生未満のお子様はご入場いただけません
   http://www.siscompany.com/rosen/
  小川絵梨子さんが英国劇作家トム・ストッパードさんの有名戯曲を
  翻訳・演出。生田斗真さんと菅田将暉さんが舞台初共演されます。
  小川さんが手掛けるというだけで私的には必見。映画でよく
  拝見する生田さん、菅田さん、林遣都さんも個人的に好きな俳優です。

 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売4000円台のお薦め作品を7本ご紹介します。
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〔1〕柿喰う客「柿喰う客フェスティバル2017
  『流血サーカス』『八百長デスマッチ』『無差別』『極楽地獄』」
  10/04-11/05赤坂RED/THEATER 
  出演:柿喰う客劇団員
  作・演出:中屋敷法仁
  10月4日(水)前夜祭:入場無料 後夜祭入場券:¥1,000(自由席)
  『流血サーカス』『無差別』『極楽地獄』:
   極楽¥5,800(座席限定・特典付)/一般¥4,300/一般なかよし¥3,300
   学生¥2,800/学生なかよし¥2,000
   高校生以下¥1,400/高校生以下なかよし¥1,000
  『八百長デスマッチ』:一般¥3,300/一般なかよし¥2,300/
   学生¥2,000/学生なかよし¥1,500/高校生以下¥1,000
  ※当日券は一律¥500増し。
  ※なかよし割は同一券種同一日時で3人以上でのご購入に限ります。
   http://kaki-kuu-kyaku.com/next.html
  中屋敷法仁さんが作・演出(出演も)される柿喰う客が、
  4作品を一挙上演。『極楽地獄』のみ新作。劇団員が22人になったんですね。
  私は岸田國士戯曲賞の最終候補となった『無差別』↓が好きでした。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0716232853.html

〔2〕フェスティバル/トーキョー17『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』
  10/07-15東京芸術劇場シアターウエスト&シアターイースト
  出演:大石将弘、小山薫子、岡田智代、串尾一輝、鈴木正也、野上絹代、
   端田新菜、椿真由美、藤谷理子、森岡光
  脚本・演出:柴幸男
  自由席 (整理番号つき):4,000円 当日4,500円
  学生2,600円※当日券共通/高校生以下¥1,000、ほかセット券などあり
  わたしとあなたのセット券¥7,000(シアターイーストとシアターウエストの
  どちらもご観劇いただけるセット券。2名様が同じ日時に劇場を分かれてご観劇、
  または1名様が2劇場を別日程でご観劇いただくことが可能)
   https://www.ft-wkat.com/
   http://www.festival-tokyo.jp/17/program/shiba_wtkn/
  柴幸男さんが久しぶりに劇場で上演する演劇公演。2つの劇場で、同時に
  上演が始まり、出演者は同じ。これは…観てみないとわからないですね!
  「劇団ままごと・柴幸男が語る、東京を離れたワケ、戻ってきたワケ」↓
   https://www.cinra.net/interview/201709-shibayukio

〔3〕名取事務所『奈落のシャイロック』
  10/13-22小劇場B1
  出演:千賀功嗣、吉野悠我、新井純、森尾舞、本田次布、志村智雄
  作:堤春恵 演出:小笠原響
  前売4,000円 当日4,500円 
  シニア3,000円(70歳以上) 学生2,000円
   http://www.nato.jp/topics.html#topi_1
  『仮名手本ハムレット』↓の作者である劇作家の堤春恵さんの新作を
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/0125231501.html
  小笠原響さんが演出。小笠原さんが演出された『屠殺人 ブッチャー』↓も
   https://shinobutakano.com/2017/06/28/5921/
  『ベルリンの東(再演)』↓も名取事務所公演で、素晴らしかったんです。
   https://shinobutakano.com/2017/07/04/5974/
  新井純さん、森尾舞さんの演技にも期待。

〔4〕ヨーロッパ企画『出てこようとしてるトロンプルイユ』
  10/20-29本多劇場
  ≪滋賀、京都、高知、東京、大阪、愛媛、神奈川、
   愛知・名古屋、広島、福岡、愛知・四日市≫
  出演:石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、
   永野宗典、西村直子、本多力、菅原永二、川面千晶、金丸慎太郎、木下出
  脚本・演出:上田誠
  前売4,500円/当日5,000円 学生シート(前売のみ)3,000円
  ※未就学児童入場不可
   http://www.europe-kikaku.com/projects/e36/
  上田誠さんが作・演出される京都拠点の劇団ヨーロッパ企画のツアー。
  上田さんの岸田國士戯曲賞受賞↓後、初の新作になります。
   https://shinobutakano.com/2017/04/29/5395/
  「トロンプルイユ」とは「騙し絵」のこと。完売続出中です。

〔5〕文学座『鼻』
  10/21-30紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
  ≪東京、大阪≫
  出演:江守徹、渡辺徹、得丸伸二、沢田冬樹、金沢映子、栗田桃子、
   千田美智子、増岡裕子 声の出演:杉村春子
  脚本:別役実 演出:鵜山仁
  一般:6,000円 夜割:4,000円(10/21・23夜の部)
  夫婦割:10,000円 ユースチケット(25歳以下):3,800円
  中・高校生:2,500円
   http://www.bungakuza.com/hana/
  別役実さんが1994年に文学座アトリエの会に書き下ろした戯曲を
  鵜山仁さんが演出する、文学座創立80周年記念公演。
  江守徹さんと渡辺徹さんの“ダブル徹”出演とのこと。
  先日のアトリエ公演↓でも感じたのですが、文学座の公演は
   https://shinobutakano.com/2017/09/08/6755/
  舞台上だけでなく客席にも老若男女が集っていて活気がありますよね。

〔6〕フェスティバル/トーキョー17『パレスチナ、イヤーゼロ』
  10/27-29あうるすぽっと
  出演:ジョージ・イブラヒム、ガッサーン・アシュカル、
   アムジャド・バドル、ハウラ・イブラヒム
  脚本・演出:イナト・ヴァイツマン
  アラビア語(一部ヘブライ語)上演/日本語字幕
  一般前売4,000円/当日4,500円/学生2,600円/ほかセット券あり
   http://www.festival-tokyo.jp/17/program/inato_yearzero/
  パレスチナの劇団が昨年初演した、実際に起こった出来事を
  描くお芝居。静岡で拝見した『ダマスカス While I Was Waiting』↓は
   http://festival-shizuoka.jp/program/while-i-was-waiting/
  内戦状態にあるシリアの人々の姿をリアルに伝えてくれました。

★〔7〕イキウメ『散歩する侵略者』
  10/27-11/19シアタートラム
  ≪東京、大阪、福岡≫
  出演:浜田信也、安井順平、盛隆二、森下創、大窪人衛、内田慈、
   松岡依都美、栩原楽人、天野はな、板垣雄亮
  脚本・演出:前川知大
  一般:4,800円 当日:5,000円 劇場会員、区民割引などあり。
  未就学児童入場不可。
   http://www.ikiume.jp/kouengaiyou.html
  2005年初演『散歩する侵略者』は私が初めてイキウメに出会った舞台。
  今回が劇団による4演目になります。2011年のレビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0515215006.html
  劇団員と常連さんに加え、松岡依都美さんの出演が気になります♪
  前川さんご自身による小説の文庫版↓が発売されました。
   http://natalie.mu/stage/news/242238
  ちょうど映画も上映中→ http://sanpo-movie.jp/
  「黒沢清×前川知大 映画と演劇『散歩する侵略者』の演出手法を語る」↓
   https://www.cinra.net/interview/201708-sanposurushinryakusha

 ★★★────────────────────────────── 
  前売3000円台の気になる作品を5本ご紹介します。
 ──────────────────────────────★★★

★《1》新国立劇場演劇『トロイ戦争は起こらない』
  10/05-22新国立劇場・中劇場
  新国立劇場 開場20周年記念
  ≪東京、兵庫≫
  出演:鈴木亮平、一路真輝、鈴木杏、谷田歩、江口のりこ、川久保拓司、
   粟野史浩、福山康平、野口俊丞、チョウヨンホ、金子由之、薄平広樹、
   西原康彰、原一登、坂川慶成、岡崎さつき、西岡未央、山下カオリ、
   鈴木麻美、角田萌果、花王おさむ、大鷹明良、三田和代
  演奏:金子飛鳥
  脚本:ジャン・ジロドゥ 翻訳:岩切正一郎 演出:栗山民也
  S席8,640円 A席6,480円 B席3,240円 Z席(当日券)1,620円
  ※就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
  ※Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。
   http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009658.html
  U25優待メンバーズ↓はS席8,640円が4,000円に。
   https://twitter.com/nntt_engeki/status/913683944272314368
  高校生限定↓10月11日19時/14日13時/15日13時の3公演はB席が1,620円
   https://twitter.com/hs_trgp/status/913326889153970177
   先着順。申込締切は10月3日。
  ※マンスリープロジェクト演劇講座「ジャン・ジロドゥの世界」
   10月15日(日)17:00~@中劇場  
   講師:間瀬幸江(宮城学院女子大学准教授)
   入場無料・要申し込み↓
    http://www.nntt.jac.go.jp/play/monthly/

 ●お薦めポイント●

  栗山民也さんが1935年初演のフランス戯曲を演出されます。
  2016年の栗山演出『あわれ彼女は娼婦』↓も同じ中劇場公演で、
   https://shinobutakano.com/2016/06/09/6986/
  舞台美術を一目見ただけでうっとりするほどの空間でした。

  作者のジロドゥは小説家、劇作家、フランス外交官でもあった人物で、
  第一次世界大戦に出征して怪我を負ったとのこと。記者会見↓より。
   https://www.youtube.com/watch?v=4DFS-W11sXg
  古代ギリシャ神話と第二次世界大戦が迫るヨーロッパを重ねて
  書かれた戯曲が、今の私たちの日常にぴったり重なるかもしれません。

  プレスリリース(PDF)↓にある栗山さんの言葉を引用します。
   https://goo.gl/KWLDz4
  「この最悪、最低の政治状況のもとで、この作品の
   「人間と時代について」の有効性を、見つめてみたい」

  10/1にちょうど20周年を迎えた同劇場↓の記念公演です。
   http://www.nntt.jac.go.jp/
  出演者23人のうち11人が新国立劇場演劇研修所の修了生。
  公立劇場の十余年にわたる人材育成の成果だと思います。

《2》演劇集団円プラスワン企画Vol.4・演劇ユニット茶話会『蛇には、蛇を』
  10/06-10/09ひつじ座
  出演:井上倫宏、杉浦慶子、渡辺恒、大橋繭子、大迫綾乃、高間智子、
   上杉陽一、田島隆介
  脚本:くるみざわしん 演出:宮田清香
  一般前売・当日 3500円 学生 2500円
  ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage/86060
  『蛇には~』は2014年劇作家協会新人戯曲賞最終候補の戯曲。選評↓
   http://www.jpwa.org/main/drama-award/prize/293-20senpyo
  『同郷同年』↓でくるみざわしんさんの戯曲に初めて出会い、
   https://shinobutakano.com/2017/09/14/6850/
  魅了されました。公演関係者↓によると、今回が初演だそうです。
   https://twitter.com/tissue4520/status/909047522106130432

《3》パショナリーアパショナーリア『絢爛とか爛漫とか~モダンガール版』
  10/18-22シアター風姿花伝
  出演:町田マリー、中込佐知子、野口かおる、佐渡寧子
  脚本:飯島早苗 演出:山田佳奈
  前売り 一般 3900円 U22 2500円 高校生以下 0円
  20日11時開演:特別割引一般 3500円
  当日 一般 4200円 U22 2800円 高校生以下 0円
   http://ameblo.jp/pashonaria/
  ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage/85310
  子育て中の町田マリーさんと中込佐知子さんによるユニットの旗揚げ公演。
  飯島早苗作『絢爛とか爛漫とか』↓はよく上演される面白い戯曲です。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/0509232116.html
  「小、中、高校生無料」と「10/20朝と10/22昼の託児サービス無料」は
  クラウドファンディング↓で実現。子育て中の俳優も観客も、
   https://camp-fire.jp/projects/view/30093
  気軽に演劇を楽しもうという企画に支援が集まりました。
  10/22(金)11時開演の回は13時ごろに終演。お子様とご一緒に、
  または小さなお子様を劇場に預けて、観劇できます。

《4》iaku『ハイツブリが飛ぶのを』
  10/19-24こまばアゴラ劇場
  ≪東京、大阪≫
  出演:阪本麻紀、緒方晋、平林之英、佐藤和駿
  脚本:横山拓也 演出:上田一軒
  一般前売3,300円 一般当日3,500円
  U-22前売・当日共2,000円 高校生以下前売・当日共500円
   http://www.iaku.jp/information
  ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage/85770
  iakuは劇作家の横山拓也さんの演劇ユニットです。
  『ハイツブリ~』は横山拓也作、上田一軒演出コンビによる新作。
  私は2016年に人気作『エダニク』↓を拝見。
   https://shinobutakano.com/2016/06/05/2055/
  火山の噴火に見舞われて“仮設住宅”に暮らす人々のお話。
  関西弁のおしゃべりに浸りたいな~。

《5》フェスティバル/トーキョー17『恋の骨折り損―空愛1場―
  虚無と現実が交錯する夢の時間=「堕落部屋」からの実況中継』
  10/28-29 SuperDeluxe
  出演:ノンノン、ヘイヘイ
  脚本・演出:スン・シャオシン
  中国語上演/日本語字幕
  自由席(整理番号つき)*ドリンク代として別途700円がかかります。
  一般前売2,500円 当日3,000円 学生1,600円 ほかセット券あり
  学生¥1,600(当日券共通)
  高校生以下¥1,000 (当日券共通)
   http://www.festival-tokyo.jp/17/program/sun_china/
  「アジアシリーズ vol.4 中国特集」の第一弾。
  ライブハウスで中国の最先端の小劇場演劇を体験できそう。
  京都公演あり↓10/20-21京都芸術劇場 春秋座(特設客席)
   https://kyoto-ex.jp/2017/program/xiaoxing-sun/
  題名も出演者も異なるので、違う作品のようですね(未確認)。

 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売2000円台以下の気になる作品を2本ご紹介します。
 ──────────────────────────────☆☆☆

[1]世田谷パブリックシアター『戯曲リーディング「岸 リトラル」より』
  10/07-08シアタートラム
  出演:岡本健一
  脚本:ワジディ・ムワワド 翻訳:藤井慎太郎
  演出:上村聡史 音楽・演奏:国広和毅
  一般:2,000円 高校生以下:1,000円 U24:1,000円
   https://setagaya-pt.jp/performances/201710kishi.html
  再演も素晴らしかった『炎 アンサンディ』↓の劇作家である
   https://shinobutakano.com/2017/03/11/4855/
  W・ムワワドさんの戯曲『岸 リトラル』が、上村聡史さんの演出で
  来年2~3月に上演↓されます。その「“進化&深化”をはかる」ための
   https://setagaya-pt.jp/performances/201802kishi.html
  リーディング上演です。出演は『炎』の出演者だった岡本健一さん。
  『岸 リトラル』は2010年にムワワドさんご自身の演出↓で拝見しました。
   http://www.spac.or.jp/10_spring/littoral.html
  主人公の男性が、父を埋葬するためにカナダから中東に向かう、
  刺激的で不思議なお話。ネットで見つけた感想などはこちら↓
   http://sanki.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10
   http://yaplog.jp/none-guilty/archive/641
   http://spac.or.jp/critique/?p=264
  戯曲本は『沿岸―頼むから静かに死んでくれ』↓という題名で、
   https://bookmeter.com/books/634538
  山田ひろ美訳が出版されています。

[2]新国立劇場演劇研修所第11期生試演会『ある階段の物語』
  10/28-31新国立劇場小劇場
  出演:川澄透子、金聖香、佐藤和、篠原初実、高嶋柚衣、
   田渕詩乃、生地遊人、小比類巻諒介、椎名一浩、上西佑樹、
   バルテンシュタイン永岡玲央、山田健人、泉千恵(6期生)
  脚本:アントニオ・ブエロ・バリエッホ 翻訳:野々山真輝帆
  演出:田中麻衣子(新国立劇場演劇研修所コーチ)
  A席3,240円 B席2,700円 学生券1,000円 Z席(当日券)1,620円
   http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_010840.html
  新国立劇場演劇研修所は日本唯一の国立の俳優養成所です。8月の
  『朗読劇 ひめゆり』↓で初お目見えした第11期生が初の試演会で
   https://shinobutakano.com/2017/08/06/6231/
  挑戦するのは、スペインの劇作家バリエッホ(2000年没)の戯曲。
  独裁政権下で声を上げ、いくつもの文学賞を受賞した人物です。
  岡本淳子著「現代スペインの劇作家 アントニオ・ブエロ・バリェホ
   ―独裁政権下の劇作と抵抗」↓(2014年発売)は、
   http://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-487-4.html
  日本演劇学会の河竹賞奨励賞↓を受賞。
   http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2015/20150622_1
  国立の俳優養成所が創作・発信する若手公演として、歴史を踏まえつつ
  現前性を打ち出してくれそう。今にぴったりの舞台かもしれません。
  演出の田中麻衣子さんは1期生の時代から同研修所にかかわられています。
  9期生『血の婚礼』↓、10期生『ロミオとジュリエット』↓も演出。
   https://shinobutakano.com/2015/10/23/895/
   https://shinobutakano.com/2016/10/25/3433/

≪歌舞伎、ミュージカル≫

★○松竹『芸術祭十月大歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」』
  10/01-25歌舞伎座
  出演:尾上菊五郎 坂東玉三郎 中村鴈治郎 中村芝翫 尾上菊之助
   中村七之助 尾上松也 他
  演出:宮城聰 脚本:青木豪
  1等席18,000円 2等席14,000円 3階A席6,000円
  3階B席4,000円 1階桟敷席20,000円
   http://www.kabuki-bito.jp/mahabharata/
   http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/543
  SPACの宮城聰さんが歌舞伎を初演出、主演は尾上菊之助さんで、題材は
  『マハーバーラタ』↓、台本を手掛けるのは青木豪さん…という、
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0817221720.html
  驚きの公演!SPACではおなじみのパーカッションの生演奏もあるようで、
  まさに“観たことのない歌舞伎”が生まれそうです。
  「『マハーバーラタ』を歌舞伎に 菊之助と宮城聡が挑戦」↓
   https://style.nikkei.com/article/DGXKZO21421090S7A920C1BE0P01
  「尾上菊之助が語る、インド叙事詩と歌舞伎の意外な共通項」↓
   https://www.timeout.jp/tokyo/ja/art-and-culture/mahabharata

 ○国立劇場10月歌舞伎公演『通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)』
  10/03-27国立劇場・大劇場
  出演:片岡仁左衛門 中村歌六 中村又五郎 中村錦之助 片岡孝太郎
   中村歌昇 中村橋之助 中村梅花 片岡松之助 上村吉弥 坂東彌十郎
   中村雀右衛門 片岡秀太郎 他
  特別席12,500円(学生8,800円) 1等A席9,800円(学生6,900円)
  1等B席6,400円(学生4,500円) 2等A席4,900円(学生3,400円)
  2等B席2,700円(学生1,900円) 3等席1,800円(学生1,300円)
   http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h29/kabuki_10.html
  片岡仁左衛門さんが二役を演じる『霊験亀山鉾』は、
  東京では15年振りの再演とのこと。仁左衛門さんからのメッセージ↓
   http://www.ntj.jac.go.jp/topics/kokuritsu/29/1035.html
  仁左衛門さんは第23回読売演劇大賞↓で大賞と最優秀男優賞を受賞。
   http://www.kabuki-bito.jp/news/3179
  専門家の「これは観ておいた方がいいよ~」という声を聞きました。

 ○松竹『スーパー歌舞伎2「ワンピース」頂上戦争編』
  10/06-11/25新橋演舞場
  ≪2018年4月は大阪、5月は愛知≫
  出演:市川猿之助 市川右團次 坂東巳之助 中村隼人 尾上右近
   坂東新悟 市川寿猿 平岳大 嘉島典俊 浅野和之 他
  脚本:横内謙介 演出:横内謙介、市川猿之助
  1等席16,500円 2等A席9,500円 2等B席5,000円
  3階A席5,000円 3階B席3,000円 桟敷席17,500円
  特別マチネ「麦わらの挑戦」の料金:
  1等席14,500円 2等A席8,500円 2等B席4,500円
  3階A席4,500円 3階B席2,500円 桟敷席15,500円
  ※本公演は3歳以下のお子様はご入場いただけません。
   http://www.onepiece-kabuki.com/
  市川猿之助さんが主演・演出される漫画「ワンピース」の歌舞伎版は
  2015年の東京初演↓を拝見し、とても楽しかったんです。
   https://shinobutakano.com/2015/10/14/529/
  尾上右近さんが主役を演じる特別マチネ「麦わらの挑戦」あり。

 ○テレビ朝日/ニッポン放送『HEDWIG AND THE ANGRY INCH
  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ SPECIAL SHOW』
  10/13-15東急シアターオーブ
  ≪東京、大阪≫
  出演:ジョン・キャメロン・ミッチェル、中村中
  作:ジョン・キャメロン・ミッチェル
  作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
  演出:ヨリコ ジュン 音楽監督:岩崎太整
  ※日本語・英語上演 日本語字幕あり
  S席:9,500円 A席:8,500円 3階立ち見券:7,500円
  ※未就学児入場不可
   http://www.hedwig2017.jp/
  『HEDWIG~』は三上博史さん、山本耕史さん、森山未來さん主演版↓を
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0908202947.html
  拝見。なんと“生みの親”であるJ・C・ミッチェルさんの来日公演!

≪ご参考≫

 「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
  https://shinobutakano.com/2017/09/30/6982/

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 ◆2 【先月のベスト3】
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1.フジテレビジョン/キョードー東京/ホリプロ
  『ブロードウェイミュージカル「ファインディング・ネバーランド」』
  09/08-24東急シアターオーブ
  余りに素晴らしくて(数年ぶりに?)スタンディングオベーション。
  今年初のメルマガ号外↓を発行しました。
   https://shinobutakano.com/2017/09/11/6830/
  石丸幹二さん主演の日本版『ファインディング・ネバーランド』が
  2019年に上演↓されます。
   http://natalie.mu/stage/news/239545

2.文学座『冒した者』
  09/06-22文学座アトリエ
  3時間50分という上演時間を長く感じさせないスリリングな実験公演。
  上村聡史さんの演出力は圧倒的でした。
   https://shinobutakano.com/2017/09/08/6755/

3.シーエイティー・プロデュース『CRIMES OF THE HEART―心の罪―』
  09/02-19シアタートラム
  ≪東京、神奈川≫
  亡くなられた中嶋しゅうさん↓の企画で、小川絵梨子さんとともに
   https://shinobutakano.com/2017/08/07/6243/
  創作をされてきた俳優が結集した、柔らかで芯のあるストレートプレイ。
  笑いながら泣いて、泣きながらまた笑う。人生もその繰り返しだと思う。
  那須佐代子さんが素晴らしかった。昨年に続き私のNo.1女優かも。
   https://shinobutakano.com/2017/09/05/6744/

 その他はQ『妖精の問題』(2度拝見)、ゆうめい『弟兄(おととい)』、
 小田尚稔の演劇『悪について』、ホリプロ『百鬼オペラ 羅生門』、
 風琴工房・MITAKA “Next” Selection 18th『アンネの日』、
 公益社団法人日本劇団協議会『同郷同年』、テレビ朝日『謎の変奏曲』、
 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ『僕の東京日記』、
 劇団俳優座『海の凹凸』、望ノ社 with ヤノミ『カバと結婚』、
 さいたまゴールド・シアター『薄い桃色のかたまり』、
 ナショナル・シアター・ライヴ2017「誰もいない国」、
 贅沢貧乏『フィクション・シティー』等、順不同。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://archives.mag2.com/0000134861/
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2017年9月(観劇数19作品、うち1つの作品を2度観たのが1回)は
  『ファインディング・ネバーランド』で発行!

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 ◆3 【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映、他~】
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 ◎英国ロイヤル・ナショナル・シアターが選んだ演劇界最高峰の舞台が
  映画館で楽しめるナショナル・シアター・ライヴ(日本では2014年~)。
   http://www.ntlive.jp/

  2017年も嬉し過ぎるラインナップ!!!
  「ハングメン」「三文オペラ」「深く青い海」「誰もいない国」
  「お気に召すまま」「一人の男と二人の主人」「ヘッダ・ガーブレル」

  ありがたいことに次々と再上映が決まり、追いかけるのが大変(笑)。
  公式facebook、公式twitterでこまめにご確認を。
   https://www.facebook.com/ntlivejp/
   https://twitter.com/ntlivejapan

 ○「お気に召すまま As You Like It」
  10/13(金)~19(木)TOHOシネマズ日本橋など 
  10/14(土)~20(金)福岡中洲大洋
  上映時間:約200分
  出演:ロザリー・クレイグ ジョー・バニスター パッチ―・フェラン 他
  演出:ポリー・フィンドレイ(NTLive『宝島』)
  料金:一般3,000円 学生2,500円
   http://www.ntlive.jp/asyoulikeit.html
   http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=654
  ロザリー・クレイグさんはNTLive『三文オペラ』で
  ロリー・キニアさん扮するメッキーの妻ポリー役を演じた女優さん。
  歌も演技も素晴らしかった~。また見られるのが嬉しいです。
  演出は『宝島』↓のフィンドレイさん。『宝島』も超~面白かった。
   https://shinobutakano.com/2015/09/30/401/

 ○ジュリー・テイモア演出「夏の夜の夢」(NTLiveではありません)
  10/21(土)~27(金)ヒューマントラストシネマ有楽町
  料金:一般3,000円 学生2,500円
  感想:https://shinobutakano.com/2015/12/04/823/
  キャサリン・ハンターさんがパック役を演じています。
  東京では『夏の夜の夢』はとてもよく上演されます。作り手の方々には
  この作品を見ておいて欲しいですね。DVDとブルーレイ↓が11月に発売。
   https://goo.gl/EQ2Q9u
  ※公開初日10/21の上映後に松岡和子さんによるトークショーあり。

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 ◆4 【編集後記など】 ※毎号掲載していた宣伝を一部削除しました。
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 ◎9月は観劇数が少し増えて、レビューも多めに書き残せました。  
  生活にも変化があって(整骨院に行ったり)濃い一ヶ月でした…。
  ワークショップとオーディションの情報掲載もがんばりました。
  今も充実↓してますので、ご興味のある方はチェックしてください。
   https://shinobutakano.com/2015/09/11/62/
  私も一般人向けワークショップを受けたりしています。

 ◎仙台卸町アートマルシェ、静岡SPAC、KYOTO EXPERIMENTに行きます!
   http://www.artmarche.site/
   http://spac.or.jp/le_malade_imaginaire_2017.html
   https://kyoto-ex.jp/

  私が参加している舞台芸術制作者オープンネットワーク[ON-PAM]の
  シンポジウムもありますので、京都は一泊二日の小旅行です♪

 ・ON-PAM×KYOTO EXPERIMENT「公開シンポジウム「表現の自由を巡って2」」
  日時:10月22日(日)14:00-16:00
  場所:ロームシアター京都会議室1
  パネリスト:マーティン・デネワル コ・ジュヨン 丸岡ひろみ
   相馬千秋 ジューン・タン
  参加費:500円(ON-PAM会員無料)
  日本語逐次通訳あり
  ※終了後16:00-16:30に同会場にて
   「ON-PAMアジア会議 in シンガポール報告会」を開催。
   入場無料、会員でない方もご参加いただけます。
   http://onpam.net/?p=2884

 ◎おすすめ舞台中継など on TV(おすすめがある時だけ掲載)

 【NHK BSプレミアム】10/2(月)午前0時00分~午前3時46分[10/1(日)深夜]
   http://www4.nhk.or.jp/p-stage/x/2017-10-01/10/10046/2646211/
  世田谷パブリックシアター『子午線の祀り』
   出演:野村萬斎、成河、河原崎國太郎、今井朋彦、村田雄浩、若村麻由美、他
   作:木下順二 演出:野村萬斎
  ※出演者の武田桂さんによる観劇ガイド↓
   https://goo.gl/w3dXX6

 【WOWOW】10/21(土)よる9:00~
  ヴィレッヂ『クヒオ大佐の妻』
  出演:宮沢りえ、岩井秀人、川面千晶、水澤紳吾
  作・演出:吉田大八
   http://www.wowow.co.jp/detail/111654 ↓レビュー
   https://shinobutakano.com/2017/05/23/5618/

 ◎地方新聞に掲載される新作邦画DVDの紹介記事を書いています。
  2017年9月分はこちら(以下、順不同)。
  ・「彼らが本気で編むときは、」
    http://kareamu.com/
  ・「この世界の片隅に」
    http://konosekai.jp/
  ・「サバイバルファミリー」
    http://survivalfamily.jp/
  ・「コスメティックウォーズ」
    http://cosme-wars.com/
  ・「うさぎ追いし 山極勝三郎物語」
    http://usagioishi.jp/

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  オーディション情報をチェックしています」と言われて嬉しい!
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