何度かご紹介しておりました(⇒1、2)辻村優子さんのワークショップに参加させていただきました。毎月1回、「短冊の回」と「お手紙の回」の2種類のコースを交互開催されています。今回は「短冊の回」でした。準備は不要、着替えも上履きもいりません。
すごく集中して自分を見つめられたし、欲望モロ出しになれたし(笑)、他者の心に触れられたし…。笑いのたえない、とても楽しい3時間でした。幸せー!
※次回は7月13日(水)19時~22時。「お手紙の回」です。一日完結。受講料は4,000円。
ENBUゼミナールでの「初心者向け演劇ワークショップ」、本日は新国5期生の梶原航さん@wataru_kaji と高野しのぶさん@shinorev にもお手伝いに来ていただきました!一緒に楽しんでくれてありがとうございましたーっ! pic.twitter.com/n4ZuLLEar1
— つじこ (@tsujitsujiko) 2016年6月18日
参加者は男性2人、女性5人(致し方ない理由のドタキャンが数名あったそうです)。かなりゆる~いムードで始まり、辻村さんと参加者の自己紹介の後、「演劇とは」「演技とは」「戯曲とは」という問いへの辻村さん独自の答えを、ホワイトボードを使って説明してくださいました。辻村さんは多摩美術大学卒業後に新国立劇場演劇研修所を修了し(3期生)、大規模な商業演劇から実験的な小劇場作品までジャンルを横断して活動されています。そんな彼女の考察は演劇に対して広く、深くリーチしていて、明快!戯曲と上演台本との違いについても言及され、納得でした。
“体験すること”を重視したワークショップなので(当然と言えば当然ですね)詳細は書きませんが、私が書いた「短冊」の文章はこちら。えいや!退路を断つために公開!
「心身を制御して自在に役を生きる俳優が、観客を含む空間全体と交流してつくる芝居を、毎日観られる日本にする。2016年6月18日 高野しのぶ」
呪いのように強い念を持ち続けるために、部屋の壁に貼っておきます(笑)。私が生きている間に叶いますように!!
「役に入る」「役になりきる」「憑依系俳優」などといった言葉に表されているように、演じる役と合体することを漠然と目指している俳優は少なくないと思います。私個人としては、それは演技を誤解していると思うんですよね。このワークショップでは、辻村さんが長年かけてたどり着いた彼女自身の「演技」の本質を、具体的に、サラリと、体験できる構成になっています。初心者向けなので、もちろん入り口に過ぎませんが、入り口としてふさわしい気軽さと、親しみやすさがあり、ふと気づくとプロの域にも触れられている豊穣な内容だと思います。
ENBUゼミナールで初心者演劇ワークショップを体験してきました。これは面白い。日常的な状態から、すっと演劇的状態に誘導する講師/辻村優子の柔軟さと確かなロジック。これは初心者のためだけのWSの域を超え、演劇の根源へと向かわせるWS。 https://t.co/fo5x8zr0ac
— 梶原航/カジワラワタル (@wataru_kaji) 2016年6月18日
昨日のWSがかなり肉体に響いているのか、今朝はなかなか起きられなかった。辻村優子WS、裸で楽しんで、後からジワジワくる、レバブローのような効果…恐るべし。
— 梶原航/カジワラワタル (@wataru_kaji) 2016年6月19日
講師:辻村優子
6月18日(土)19:00~22:00 (短冊の回となります)
一日完結。受講料は4,000円。
http://enbuzemi.co.jp/workshop/beginner_actor
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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