(公財)可児市文化芸術振興財団『野兎たち』02/08-02/16新国立劇場小劇場THE PIT

 岐阜の劇場と英国の劇場による新作。約2時間20分、休憩15分含む。面白かった!国際結婚する男女の家族が日本で初対面。双方が問題を抱えており…。転換も展開もスピーディーで会話に説得力あり。説明しすぎないのもいい!ラストの余韻が持続。いいもの観た♪東京、岐阜の後に英国公演あり(CoRich舞台芸術!に投稿したクチコミより。)。

 レビューは中途半端です(2020/09/27に公開)。

≪あらすじ≫ https://www.kpac.or.jp/nousagitachi/introduction.html
岐阜県可児市、中村家に、ロンドンで暮らす娘・早紀子が、婚約者・ダンとその母・リンダを伴い帰ってくる。母・千代が迎え入れ、しばし流れる、和やかな異文化交流の時間。だが早紀子は様変わりした自室や、娘の帰省を知りつつ不在を決め込む父・勝に不信感を募らせ、「“違う生き方”を選んだことで、自分は今も両親に罰せられているのだ」と鬱積した想いをダンに吐露する。やがて、早紀子の兄・弘樹の見舞いと称して、彼の同僚が来訪する。名古屋で妻と暮らすはずの兄。次第に、知られざる家族の姿が浮き彫りにされていく――。
≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 約10年間、可児市の実家から離れロンドンで暮らしていたサキが婚約者とその母を連れて帰国。両親のお気に入りだった弁護士の兄が行方不明になっていた。

 兄は既に離婚しており事務所も無断欠勤。実家で数日間過ごしたが、手紙を残して疾走し三週間経つ。仕事に失敗して意気消沈し、人生で初めての挫折だったのか。両親は何もせず嘘で取り繕い待つだけ。サキは兄の元妻に会いに行くと、彼女は警察に届けて捜索は続けていた。でも見つからない。

 サキの婚約者のダンは母を連れてきたが、母とは長らく疎遠だった。父は亡くなっている。サキはリストラされダンも定職があるわけではない。結婚はサキのビザ取得のためだろうと指摘する母にダンは反発するが、図星のようだ。ダンもまた婚約者の家族に好感を持たれたいから、

 サキは兄が帰るまで、または何らかの報せが届くまで日本に残る決心をする。ダンとその母は英国へ戻る。もしかしたら…(最後まで書けませんでした)。

■関係者

■ご覧になった方とのやりとり1

■ご覧になった方とのやりとり2

可児市文化創造センター×リーズ・プレイハウス 日英共同制作公演
≪岐阜県、東京都、イギリス≫
【出演】
サキ:スーザン・もも子・ヒングリー、父:小田豊、母:七瀬なつみ、サキの婚約者:サイモン・ダーウェン、サキの婚約者の母(夫と死別/夫の死の直前に入籍):アイシャ・ベニソン、サキの兄の同僚、元気と名乗る青年(妻と死別):田中宏樹、サキの兄の元妻:永川友里
脚本:ブラッド・バーチ
演出:マーク・ローゼンブラット、西川信廣
翻訳…常田景子
ムーブメントダイレクション…木村早智
美術…松井るみ
照明…エリオット・グリッグス
音響…マット・パデン
衣裳…西原梨恵
舞台監督…森和貴
宣伝美術…峯岸和男
通訳兼コーディネーター…臼井幹代
制作…澤村潤、河合さつき、馬場順子
プロダクションマネージャー…村松明彦
プロデューサー…衛紀生
〈企画制作〉可児市文化創造センター/リーズ・プレイハウス
【発売日】2019/12/12
一般:\5,000
U25: \2,500
https://www.kpac.or.jp/event/detail_908.html
https://www.kpac.or.jp/nousagitachi/
https://stage.corich.jp/stage/105653

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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