『木の上の軍隊』は井上ひさしさんが遺した構想をもとに、蓬莱竜太さんが執筆した三人芝居です。2013年初演で演出の栗山民也さんが菊田一夫演劇賞を受賞。2016年版から出演している松下洸平さんは、昨年のこまつ座『母と暮せば』で読売演劇大賞の優秀男優賞と同賞・杉村春子賞、文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞されています。3度とも出演されている山西惇さんにとっては「胸を張って自分の代表作といえる作品」とのこと。
初演レビュー:https://shinobutakano.com/2016/11/15/3661/
稽古場レポート:https://shinobutakano.com/2016/10/31/3496/
こまつ座『木の上の軍隊』約1時間50分。同じキャストによる深化した再演。客電付いても拍手続きカテコ3回。安易な感情移入を狙わないソリッドな仕上がりだが笑いは増加!観客の“鏡”になる完成度で新しい体験。俳優4人、照明凄い。
前回の稽古場レポ:https://t.co/tTcNcplmPxhttps://t.co/eRF1gT0fDW— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年5月11日
※レビューは2019/05/31に公開。
≪あらすじなど≫ http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#328
―『父と暮せば』『母と暮せば』と並ぶ
こまつ座「戦後”命”の三部作」第二弾―
2013年の衝撃的な初演から本土出身の”上官”を演じ
迫真の演技で人々を魅了してきた山西 惇。
島出身の”新兵”は、昨年の『母と暮せば』息子・浩二役の演技で
読売演劇大賞 優秀男優賞・杉村春子賞、
文化庁芸術祭演劇部門新人賞のトリプル受賞となった松下洸平。
ガジュマルに棲みつく精霊”語る女”に
琉歌に沖縄の魂を込める普天間かおり。
演出は、この作品で2013年度菊田一夫演劇賞に輝き
『母と暮せば』で読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞を
同時受賞した栗山民也。
2016年に好評を浴びたこまつ座版、再びの上演。
構想30年以上、「書かなければいけない」
と言い残して逝去した井上ひさし。
その遺志を継ぎ、新たな息吹を吹き込んで者たちで作り上げた”受難”を
強いられた島の<命の物語>。
あなたはこの島の味方なのか、敵なのか…混沌とする現代に真摯に問われる
現代から未来への警鐘。
時代が変わる今、あなたは何を感じるのか。
≪ここまで≫
こまつ座公演でプロンプターをつとめてきた新国立劇場演劇研修所修了生の安藤ゆかりさん(@yuyu_ponpon) 、塚瀬香名子さん(@Nako56Nakoran)、辻村優子さん(@tsujitsujiko)と再会♪
念願の沖縄公演は6/26(水)19時開演のみ。約1500席の沖縄市民会館で全席自由!行きたい。https://t.co/734kMG9061 pic.twitter.com/6Z4Ayd2w0k— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年5月11日
私、この3人共にプロンプターとしてお世話になっております。塚瀨さんには当に今作で。稽古から本番まで、台詞と格闘する俳優に寄り添って、共に闘ってくれる頼もしき存在。昨夜は再会嬉しかったなぁ。#木の上の軍隊#初日乾杯 https://t.co/m6yt0ZmWMz
— 山西惇 (@8024atc) 2019年5月11日
【公演レポート】こまつ座「木の上の軍隊」本日より、栗山民也が決意「これからもずっと続けていく」(コメントあり) – ステージナタリー https://t.co/nkK6obKNcy
— 山西惇 (@8024atc) 2019年5月11日
こまつ座第127回公演「木の上の軍隊」前売り中でございます。
私にとっては3年ぶり3回目の再演。胸を張って自分の代表作といえる作品です。
右も左も、ウチナンチュもヤマトゥンチュも関係なく、全ての日本人に見ていただきたい舞台です。よろしくお願いします。U30もあるよ。https://t.co/u6uLrczqTM— 山西惇 (@8024atc) 2019年4月12日
こまつ座『木の上の軍隊』終戦を知らずガジュマルの上で暮らす上官と新兵。2人のやりとりは緊密でリアルな一方、時に木と一体化して見え、島と基地と私達をみつめ続ける眼差しの存在を強く感じた。琉歌とヴィオラがこれに寄り添う。3演目だが、沖縄の状況が厳しさを増す中、今までとまた違う舞台に。
— 高橋彩子 (@pluiedete) 2019年5月11日
こまつ座『木の上の軍隊』公演パンフレット「the座」の編集を担当しました。the座は今号で100号。演出家・作家・キャストのインタビュー、稽古場写真のほか、特別対談(佐野眞一×こまつ座代表・井上麻矢)や、過去の号より井上ひさしの“通信員通信”再録など、一部カラーにて掲載。ご観劇のお供にぜひ。 pic.twitter.com/dObSgfOmO3
— 高橋彩子 (@pluiedete) 2019年5月11日
昨夜はこまつ座「木の上の軍隊」初日。前回と同じ布陣で真摯に作品の深層へ。今の沖縄を鋭く照らし出し、痛みを刻み込む、意義ある再々演に打ち震えた。6月26日(水)には沖縄公演がいよいよ実現、一回きり! 私は行きます。素敵チケットもゲット。全席自由だよ! pic.twitter.com/c3feTQp00c
— UENO NORIKO (@chindoken) 2019年5月12日
令和最初の観劇は こまつ座『木の上の軍隊』(再々演)。眩しいくらいに剥き出しで、五感に響く「命」の声。演劇を観に行ったはずなのに、気づいたら、ただそこに存在するものを目撃していました。とにかく凄まじい時間。新宿南口・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、東京公演は19日まで!
— 安藤 ゆかり (@yuyu_ponpon) 2019年5月11日
『木の上の軍隊』観てきました。
ちょっと、ほんとにすごい。劇中の状況はめまぐるしくて、
ますます厳しい。
観劇体験そのものも振幅が大きい。光からは温度が、音からは風が、
衣裳は木の擬態のようでした。
関わってる人みんなの総力が結集してるのがすごく伝わって、
演劇すごい!— 辻村優子(つじむらゆうこ) (@tsujitsujiko) 2019年5月11日
ありがとうございました?? https://t.co/ZrH95yrhZb
— 山西惇 (@8024atc) 2019年5月11日
「木の上の軍隊」の進化にたまげた。
最近思うのだが、人間の問題って一度自分の信じた価値観を誇示してしまうことに原因があることが多い気がする。自分を本当に疑ってみたり、改めて耳を傾けて、検証してみて、考え方を更新する勇気とか、そういうものがとても大切なのではないかと。— 蓬莱 竜太 (@ryucham01071) May 16, 2019
「木の上の軍隊」パンフで山西さん&松下さん取材執筆致しました。お二人の声のバリエーション、台詞のニュアンス、更に進化で驚きました。リアルが追求された結果の抽象化も効果的。後半の上官の言葉「ここはいったいどこだ?」は、個人、沖縄、日本、世界…を一瞬で映す鏡のようでハッとします…。 pic.twitter.com/q7v1IVGOQo
— 川添史子 (@fumiko_kawazoe) May 17, 2019
今日の昼は、#こまつ座『#木の上の軍隊』を #紀伊國屋サザンシアター にて。2013年の初演以来、2回目。ダイナミックな美術と繊細な心理の動きが対になって、〈戦争〉という現象の末端をリアルに浮かび上がらせる。よりくっきり、ストレートに。
東京公演は19日(日)まで!https://t.co/7xfIttu8DB
— 杉原邦生 Kunio Sugihara (@kuniooooooooo) May 14, 2019
『木の下の軍隊』ふう、凄かった。山西さんも松下くんも、カテコで木から降りても上官と新兵のままで、喋らないのに木の上の2人の念を発していて圧倒された。沖縄戦からずっと続く「矛盾」は初演からの年月に更に深まり、より鋭く刺さる。沖縄戦で島民の2人に1人が亡くなった伊江島の村長からの花。 pic.twitter.com/BL5tWHYDuk
— もえぎ (@moegi0404) May 16, 2019
東京都、沖縄県、福岡県北九州市、福岡県、長崎県、宮崎県≫
出演:山西惇 松下洸平 普天間かおり/有働皆美(ヴィオラ演奏)
原案:井上ひさし 作:蓬莱竜太 演出:栗山民也 音楽:久米大作 美術:松井るみ 照明:小笠原純 音響:山本浩一 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹 方言指導:今科子 宣伝美術:藪野健 演出助手:坪井彰宏 プロンプター:塚瀬香名子 舞台監督:加藤高 制作統括:井上麻矢 制作:若林潤 遠山ちあき 嶋拓哉 松岡渉 森下雄樹 立石萌衣 舞台写真:谷古宇正彦 チラシデザイン:アベキヒロカズ 票券:村田綾子 主催:こまつ座
(全席指定・税込み)一般 6,500円 U-30 3,500円※観劇時30歳以下
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#328
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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