ワンツーワークス「アスファルト・キス」1/21(日)まで於:あうるすぽっと https://t.co/3J5cS5CkS2 約1時間40分。刺激的な推理サスペンス愛憎劇。1950年代のブラジル戯曲で作者は『禁断の裸体』のネルソン・ロドリゲス。俳優の声が少々大きすぎた感。でも群舞、映像、美術、照明が鮮烈で面白かった。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年1月18日
「秘密の花園」もhttps://t.co/3J5cS5CkS2
「アスファルト・キス」もhttps://t.co/p16la6iLKC
美術は稲田美智子さんなんですね。すごいなー。— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年1月18日
※レビューは2018/09/04に公開。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
1950年代のブラジル。
リオデジャネイロ通りで男がバスに轢かれ、死にかけている。
通行人の一人が駆け寄ってきてその男を腕に抱き、それから唇にキスする。
キスした男の名は「アランディール」。
彼の行為を目撃していた新聞記者は、一連の出来事をゴシップ新聞の一面トップに掲載する。
たちまち記事は大反響、憶測が憶測を呼び、アランディールとその家族は次第にバラバラに引き裂かれていく……。
情報社会の恐怖と混沌を描く、ネルソン・ロドリゲスの傑作。日本初演。
≪ここまで≫
「『アスファルト・キス』は、「権力」「妄想」「裏切り」の物語。
そして「平等に生きる権利」を求める闘いの物語だと私は思っている。
受け身であり続ければ、攻撃もいじめも黙認されてしまうこの世界。
自分の価値観に正直であるためには、人は闘わなくてはならない。
私たちは本当の意味で「他者との違い」を受け入れることができるのだろうか?
人は「思いやり」「寛容さ」を、訓練によって獲得できるのだろうか?
この作品を通して、私はそのことを皆さんに問いたい。」
(StoneCrabs芸術監督 フランコ・フィギュレド)
ここからネタバレします。
男尊女卑で年功序列の家族観、警察権力と大手マスコミの癒着と腐敗、暴力による支配と凌辱など、大げさではなく「反吐が出そう」な不愉快な気持ちにもなりました。
【出演】 ※ネタバレしています
アランディール(バスに轢かれた男にキスをした新婚の男性):畑中智行(キャラメルボックス)
アマド・ヒベイロ(悪徳新聞記者):井上裕朗
アプリジオ(アランディールの妻セルミンヤの父、アランディールを密かに愛していた):大家仁志(青年座)
セルミンヤ(アランディールの妻):尾身美詞(青年座)
クニャ(ヒベイロと組む悪徳刑事):奥村洋治(ワンツーワークス)
アルーバ/ヴェルネック:永嶋柊吾(青年座映画放送)
ダリア(セルミンヤの妹、アランディールを愛している):穴田有里
アマルディ(アランディールの家の噂好きの隣人)/未亡人(バスに轢かれた男性の妻、ヒベイロと警部に脅迫される):関谷美香子(ワンツーワークス)
ジュディーティ/未亡人の隣人:小林春世(キャラメルボックス)
ソドレー/轢かれた男/司教:近藤一輝(劇団民藝)
ピーメンテール/カメラマン:小結湊仁
脚本:ネルソン・ロドリゲス 訳:白坂恵都子+フランコ・フィギュレド
演出:フランコ・フィギュレド、古城十忍
美術 : 稲田美智子 照明 : 鳥海咲 音響 : 早川毅(ステージ・オフィス) 音楽 : ダイナ・ムーラン 舞台監督 : 宮島雄一郎 衣裳 : 友好まり子 演出助手 : 白坂恵都子 鈴木杏奈 ヘアメイク・アドバイザー:武井優子 大道具制作:王様美術 宣伝デザイン : 垣内敏秀 票券 : 川井麻貴 制作 : 藤川けい子 / アラン・ストゥー 企画・製作 : (株)オフィス ワン・ツー / 劇団StoneCrabs(http://stonecrabs.co.uk/)
【発売日】2017/11/21全席指定
前売:4,500円 (当日:4,800円)
学生:3,000円(要学生証提示)
豊島区民割引:4,000円(在住・在勤/要証明書提示)
※豊島区民割引は、としまチケットセンターでのみ前売取扱。
※10歳未満の児童はご入場いただけません。
http://www.onetwo-works.jp/special/asphalt-kiss/
http://stage.corich.jp/stage/87841
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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