ソーシャルディスタンスアートマガジン「かもべり」(⇒1、2)に続き、ガジェット通信にも劇団地点の元劇団員A氏によるオンライン記者会見の詳細が掲載されました(2021年2月5日)。藤本洋輔さんの記事です。⇒前回の投稿
取材しました。一昨年あたりから映画業界で続く告発と共通点が非常に多いです。Aさんの言葉は読むのも苦しいですが、無視せず「忘れない」ことが重要。
劇団地点・三浦基氏のパワハラ問題 2,500万円の損害賠償訴訟予告と京都市の対応に、被害者と代理人はどう向き合うのか https://t.co/wFHdg6WLWN pic.twitter.com/TwHzP6Mw6a
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) February 5, 2021
映画ではなく、演劇の世界で起きたことですが、ぼく自身と関わる部分があったので取材しています。
とても長いですが、Aさんから見たこれまでの出来事が網羅されています。
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) February 5, 2021
劇団地点・三浦基氏のパワハラ問題 2,500万円の損害賠償訴訟予告と京都市の対応に、被害者と代理人はどう向き合うのか https://t.co/JdPe60uhS6 #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/fUYiCvX9sq
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) February 5, 2021
1月26日の元劇団員A氏と代理人による記者会見から1か月が経ちました。会見についての記事は「かもべり」と「ガジェット通信」しか見当たりません(私の間違いでしたらすみません)。劇団地点および三浦基氏、そして京都市からの公式の声明はまだ出ていないようです。
⇒「ロームシアター京都館長問題」について京都市等が公開した公文書
⇒亀石倫子弁護士の関連ツイート(2021年1月21日):1、2
大手報道機関による記事は、対立関係にある双方の言い分が出た後になるのでしょうか…。地点側と京都市にはなるべく早く説明や意見表明をしてもらいたいです。A氏が声を挙げてから既に約1年半は経っていますよね(⇒【意見/地点1】)。A氏はその前から、ずっと苦しみ続けているはずです。
以下は関連ツイートのまとめです。私が見つけた限りですので網羅はできていません。
"全部のハラスメントを平然とするの。もう、巨匠だから。本当に、もう気ぃ遣ってる必要がないから"
劇団地点・三浦基氏のパワハラ問題 2,500万円の損害賠償訴訟予告と京都市の対応に、被害者と代理人はどう向き合うのか – ガジェット通信 GetNews https://t.co/QsYPSDwC6K— 庭仕事|青空教室 (@niwashigoto) February 5, 2021
創作現場におけるハラスメント、思い返せば私が関わった公演にもハラスメントはあった。でもその頃は知らなかったし、それが当たり前だと思っていた。
作品制作の最初に座組み全員がハラスメント講習を受けるようにするのはどうだろう。https://t.co/ATWoeEwYny— 橘 スヱ (@STAR_COFFE_) February 5, 2021
創作環境と作品は地続きなので、ハラスメントの事実と作品は直結する。作品が素晴らしくても評価することはできない。
作品と創作環境は別と割り切って、鑑賞することはハラスメントに加担することに他ならないと感じてしまう。— 橘 スヱ (@STAR_COFFE_) February 5, 2021
昨年の1月、地点の件を問題視した時に、それはそれは関係各所や無関係各所からお叱りを受けましたが、あのとき私のことを「お叱り」したひとたちは今回、ここまで事態が明らかになったうえでどう考えているのか、改めて話す義務があるのではないでしょうか。「お叱り」する相手を間違えていませんか。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) February 7, 2021
たとえ話すのは難しいとしても、せめて、考えていただきたいです。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) February 7, 2021
お叱りがあったとは。
綾門くんのツイートはあまり読む気がしないことも多いが笑、お叱りまでされた方には、ぜひ今、説明をしてもらいたいね。
地点じたいもそうだけど、ともかく沈黙してたら権威的にしかならない。
パワハラをよしとしないなら、アカウンタビリティを果たしてほしい。— 野村政之 (@nomuramss) February 7, 2021
普段から読む気がしないのは私の不徳のいたすところですが、「若手ふぜいがキャンキャン吠えやがって」とまでおっしゃった方には「若手ふぜいにだけ吠えるんですか?」とは思っています。私はスタンスを明らかにしているので、悪口じゃなくて、あなたはどう考えているのか、言葉を尽くしてほしいです。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) February 7, 2021
ほんとにそう思います。
— 野村政之 (@nomuramss) February 7, 2021
上の世代はパワハラを温存するこういう考え方を改めてほしい。俳優を追い込まないと能力を引き出せないのは演出家の能力不足。too oldfashioned, be updated. https://t.co/3AWm8c6JhG
— やまけん (@yamakenta) February 8, 2021
演劇界、スポーツ界と比べてもだいぶ遅れていると思う。
— やまけん (@yamakenta) February 8, 2021
演劇に限らずパワハラ問題を難しくしているのは「敢えて厳しくする」ことを「演出」と呼び、周りもそれを認めてきた歴史あるからだと思います。「厳しい言葉・態度」をしないと成立しないならばそれは演出側の力量不足かと。 https://t.co/zZz6lL1YUQ
— 清水 正誉 (@shimituron) February 8, 2021
むちゃくちゃ才能ある俳優が否定され続けて楽屋で「なんにも楽しくない」って項垂れてたり、ある日稽古場に来られなくなったり、追い込まれ過ぎて幻聴が聞こえたり、貧血でぶっ倒れたり訳もなく金髪にさせられたり、笑い話だけどそれを横目で見てた痛みを全部覚えてる。絶対に次の世代に持ち越さない。 https://t.co/WF2AYRRvEZ
— Kazuho Matsumoto (@1st_x_ep) February 8, 2021
演出家は教師ではないが、研修所やWSなどで、演出家が教えることも、当然ある。なので、演劇の人も普通に知っててほしいんですが、ものの教え方には簡単に言うと「正の再強化」(できたとき褒める)と「負の再強化」(できないとき叱る)というのがあって、褒める方が何倍も学習効果は高いんです。
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) February 8, 2021
「俳優の力を引き出す」ために罵倒するのは、心理的なダメージを差し引いても効率が悪い。「俳優がベストを発揮できる」状態を作って、良いパフォーマンスができた時に「良いっすね!」と褒める。何かを教えたい時は、これが一番有効。それができない人は、教える技術が無い。教える段階に無いんです。
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) February 8, 2021
スタニスラフスキーは、俳優達の労働環境を整え(汚い楽屋にぶちこまれ「おい、お前」呼ばわり、有力者が愛人関係を無理矢理迫り、拒めば公演中止なんてこともあった)、技術習得の過程を体系化し、その仕事を専門的な、インテリゲンチアの仕事まで引き上げた。ところでこれは100年以上昔の話である。 pic.twitter.com/LhEFqv86YT
— Keisuke Yokoo (@KeisukeWyoming) February 8, 2021
作家主義と暴力性の話で言えば、脚本にしろ文章にしろ作品にしろ、平気で締め破って周りが能力を発揮する場を奪う行為って、思った以上に暴力的なことですから。スケを組むってかなり慎重であるべきだと思うよ。
— H.Matsuo (@keychildren) February 8, 2021
脚本あげないのに、やたらと暴力的に振る舞う演出家が持て囃された時代の名残りはさっさと拭った方がいいよ。単なる労働契約違反。仕事だよ。
— H.Matsuo (@keychildren) February 8, 2021
劇団地点・三浦基氏のパワハラ問題 2,500万円の損害賠償訴訟予告と京都市の対応に、被害者と代理人はどう向き合うのか – ガジェット通信 GetNews https://t.co/LaqvbAqns3
— 麻里子三谷 (@malicoa) February 8, 2021
劇団地点・三浦氏のパワハラ問題、被害者による会見には結構な数のメディアやライターが参加してたはずなんだが、今のところ数えるほどしか記事を見かけないのはなんでだろう?事実関係の確認に時間がかかるケースではあるが……
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) February 8, 2021
追加取材を行ってるのか?
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) February 8, 2021
↓2021/02/11加筆
森さんも二階さんも萩生田さんも、醜悪すぎて見ていられない。
僕らも彼らを許したらいかんよ。
どう足掻いても許されないのだと分かっていただかないと、この国はどうにもならんよ。
我々日本人が理性を獲得できるかどうかが問われているよ。
感情じゃないよ、理性だよ。— シライケイタ (@keikei_keita) February 9, 2021
この国の男尊女卑、長幼の序に対する呪縛というか、闇は深い。
グローバルスタンダードなんて糞くらえとおじいちゃん達は思ってるのかもしれないが、それは我々にとってはいい迷惑なんだということを我々の世代、特に男が言っていかないと。でもそれは、実はすげー難しいことだったりするんだな。
— シライケイタ (@keikei_keita) February 9, 2021
なぜ難しいかって、少なくない男たちが大なり小なり、かつて(もしかしたら今も)、性差別に加担したことがあるから。もちろん俺もそう。だからみんな口をつぐむし、煮え切らない。でも決別しないと。人間に理性と知性が備わっているなら、決別しないと。
— シライケイタ (@keikei_keita) February 9, 2021
パワハラ問題も同じ。たとえば演劇界で起こるパワハラ問題が大きなうねりになっていかない最大の原因が、みんな身に覚えがあるから。でも、決別しないと。過去の自分と決別しないと。
— シライケイタ (@keikei_keita) February 9, 2021
上記、みんなと書いたけど、もちろん自分の身にも覚えがある。自戒と後悔と反省を込めて、ここに小さな声で記しておく。
大きな声で宣言しようかとも思ったけど、声の大小は関係ないと信じ、小さいけど決意を込めて記しておく。— シライケイタ (@keikei_keita) February 9, 2021
↓2021/02/13加筆
被告人に投げられた石を「代わりに受け止める」 難事件を無罪に導いた亀石倫子弁護士の気概|弁護士ドットコムニュース https://t.co/5V5K6Un4WB @bengo4topicsより
— 弁護士 亀石倫子 (@MichikoKameishi) February 13, 2021
ちょっとあまりにも他で記事が出ないので、固定しておきます。 https://t.co/8JpVh8TyWy
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) February 12, 2021
こちらもぶら下げておきます https://t.co/INWv3tdWdI
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) February 12, 2021
↓2020/02/25加筆
ロームシアター京都の館長就任予定だった三浦氏のハラスメントの件、スラップ起訴を起こそうとしている流れなんですね、、最低。
三浦氏側だけではなく京都市の不誠実な対応にも呆れるし、なぜもっと報道されないのか。 https://t.co/7A1DpoKkhq
— Sakura Ohka (@OhkaSakura) January 31, 2021
劇団地点 @chiten_kyoto の問題について、過去の考察を再掲 https://t.co/rmOuzhvHIQ
— 松田ミネタカ(舞台写真 stagephoto) (@type4132mine) January 30, 2021
劇団「地点」https://t.co/MkTthhwYJV
—https://t.co/KO6wzT1IW4
連帯とは、自分の痛みと他者の痛みとの間に共通点を見出し、つながることで傷を癒そうとする試みのことだ。
誰もが被りうるよくないこと、不慮の災難に、同質性と差異の両方の要素を持った人々が集合して立ち向かうことだ。— nnnnnnnnnnnnnnnnn (@NnnnnnnmmmmmmNn) February 6, 2021
【山羊昇の野放しラジオ 2021年2月9日】
山羊昇がひたすら1人で喋るラジオです。花屋でのひと悶着。骨まで染み込んでいる警察への警戒心。大人の階段を昇ってます。そんな山羊から劇団「地点」の主宰へのメッセージとは?https://t.co/r3KfffrDPt— 山羊昇 (@goat3908) February 9, 2021
演劇界のハラスメントの問題は「特別な業界なので」という感覚をいかに是正していくかが重要。そこで「過去の先人たち」のことを振り返るのは「特別なので」を補強させてしまうんですよ。
— 夏井孝裕 NATSUI Takahiro (@futodoki) February 20, 2021
劇団地点の面々も、「ここはこういう世界だから」と考えてきたせいで真っ当な感覚を失ったんだと思いますよ。
— 夏井孝裕 NATSUI Takahiro (@futodoki) February 20, 2021
↓wakako mithuhashiさんは2020年1月17日から関連ツイートをツリーにされています。
2019年8月、映演労連フリーユニオンが劇団地点に団体交渉を申し入れた際に公開した文書。求めてるのは解雇の撤回、パワハラ・モラハラへの謝罪。https://t.co/Hk6p39qyEN
いまだ地点も三浦基さんも公式な対応ないのに、館長にした京都ロームシアター、就任を喜んでいる演劇界の方たち。ショックだ。
— 手を洗うwakako mithuhashi,social distancing☂🎗😷🏠🙌 (@waka__chang) January 16, 2020
↓2021/03/23加筆
結局、劇団地点のパワハラ被害者の会見はあまり報じられてないんですね。残念だ。
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) March 16, 2021
ロームシアターがハラスメント防止ガイドライン作成に動いたのはいいことだが、それと問題自体が忘れられることは別の話https://t.co/FkF19JHZ5R
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) March 16, 2021
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