ハラスメントについての知識をアップデートしなければと思い、拝聴しました。要事前申し込みで無料でした。私が目視した時点では100人弱が視聴していたと思います。関連投稿⇒1、2、3、4
アートとハラスメントについての講座をアートマネージャーラボとひととひとのコラボ企画で開催します。
弁護士と考えるアートとハラスメント ~誰も苦しくない「アート業界」をつくるために~
2020年10月14日(水) 20:00〜22:00https://t.co/VkdKRBnNAx— ひととひと (@ningendearu) October 5, 2020
これは8月に行ったアーティストや美術関係者を対象にしたハラスメントについてのアンケート調査の結果から生まれた企画です。ハラスメントの定義を知りたい、どこに相談すればよいのかわからない、などの声が多く、まずは現状と法律上定義を知った上でどのような対策が取れるか考える為の企画です。
— ひととひと (@ningendearu) October 5, 2020
アーティストや美術関係者対象のアンケート調査では、回答者(約270人)の約80%がハラスメントに遭った、または現在遭っていると答え、被害に遭っている人たちの中で最も多いのがアーティストだったとのこと。2019年5月に成立した「パワハラ防止法(通称)※」(2020年6月施行)ではフリーランスは対象外なんですね。アーティストはフリーランスが多いので、どうしても立場が弱くなってしまう…。
※「パワハラ防止法」については神谷悠一、松岡宗嗣著「LGBTとハラスメント」(集英社新書)でも詳しく触れられています。和田華子さんがお薦めされていたので読みました。
「美術大学の教員から学生へのハラスメントが多い」というデータも。大学ではハラスメント防止・対策に関するガイドラインが示されているはずなのに、それが機能していないというご指摘がありました。そして「大学窓口は教員を守ろうとするので、学生の立場は弱い」というご発言も!!…これは…今すぐ、改善してもらいたいです。 ↓とても共感したツイート。
創作が関わると、なぜか加害者の未来の可能性ばかりに目を向け、被害者の奪われたかもしれない未来は蔑ろにされる。その価値観のヤバさに気づけって。
— 藤本洋輔 (@fujimonpro) August 3, 2020
ハラスメント被害当事者の方々の言葉が胸に刺さりました。私もmetoo運動のおかげで自分が幼少期から受けてきたハラスメントや差別(女性蔑視)に気づけたので、ここ数年の世論の変化にとても感謝しています。
カナダ人権委員会のウェブサイトには「ハラスメントとは差別の一形態である(Harassment is a form of discrimination.)」とあるそうです。
被害者にも加害者にもならないために知識を得ていきたいです。まずはハラスメント被害者が孤立しないように、発せられた声に耳を傾け、信じて寄り添うことをしたいと思います。
信田さよ子「相談者を援助するにはその人の言葉を信じなければならず、中立は捨てなければならないことを発見しました」
(現場へ!)向き合う人たち:3 中立捨て、苦しむ女性信じるhttps://t.co/dudxkRXMdv— YAMASHITA, Takashi (@Yamacha611) July 22, 2020
寄せられたコメントに「心理的ケアが必要」という声が多かったそうです。一人で抱えることになってしまい、他者に相談しづらいのも大きなハードルなんですね。今回は弁護士と一緒にできることを話し合う機会だったので、いつか心理士を呼ぶ会の実施も検討してくださるようです。
登壇者の櫻町弁護士がおっしゃっていました。弁護士の使命はクライアント(依頼人)を守ることで、守秘義務を破った場合には刑事罰があります。だから安心して相談してくださいとのこと。ただ、匿名での相談はできません。なぜなら利益相反行為(ある行為により、一方の利益になると同時に、他方への不利益になる行為)になる可能性があるためです(相談者が誰かわからないと、加害者の相談も受けるかもしれない)。
主催団体であるアートマネージャー・ラボのメンバーが関わっている「Arts and Law」の無料相談窓口はこちら:http://www.arts-law.org/Consultation
舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)がハラスメント勉強会を開催します。
●ON-PAM「舞台芸術制作者向けハラスメント勉強会~入門編」
https://www.facebook.com/events/1223693744666807/
日時:10月17日(土)13:00 – 15:30
開催形式:ZOOMウェビナー
講師:髙山直子(カウンセラー、『カウンセリング&サポートサービスN』)
聞き手:塚口麻里子(ON-PAM理事長兼事務局長)
対象:舞台芸術制作者(ON-PAM会員、非会員)
参加料:ON-PAM会員 無料、ON-PAM会員以外 500円
申込:https://peatix.com/event/1665020
【note記事】
「性被害にあった後、私がしたこと」#metoo ムーブメント等を経て、性被害にあった人が可視化されやすくなりました。しかし「被害にあった人は、被害にあった後どんな過程を経るのか」は未だにあまり知られていないことなのではないかと思います。(つづく)https://t.co/jHb3OPldJj— ひととひと (@ningendearu) October 2, 2020
この記事では、私の実体験をベースに、被害直後〜生活を送れるようになるまでの過程を書いています。
私が利用した支援機関紹介等、「被害に遭う前に知っておきたかった…」という情報も載せたつもりなので、よかったら読んでみてください。(神谷)— ひととひと (@ningendearu) October 2, 2020
↓主に女性が頻繁に受けている暴力について。傍観者にならず、できることをしたいですね。
すれ違いざまに胸を触られる女性、ナンパを迷惑そうにしている女性…
こんな場面を見かけたら、あなたはどう行動しますか?
『 #ActiveBystander =行動する傍観者』になろうと呼びかける動画を制作したシオリーヌさん(@shiori_mw)に聞きました。https://t.co/feL59JmA1p
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) October 12, 2020
↓2020/10/17加筆
10/14に行ったアートマネージャーラボとひととひとで行ったハラスメント講座のレビューが高野しのぶさんのウェブサイト「しのぶの演劇レビュー」に載っていました。許可を頂いたのでこちらのリンクを貼ります。とても丁寧に書いていただき感謝します。https://t.co/KgzY990yUD
— ひととひと (@ningendearu) October 17, 2020
↓2020/11/07加筆
10/14にアートマネージャーラボさんとひととひとが企画したハラスメント講座のレポート記事をアートマネージャーラボさんがあげてくださいました。
アーカイブ動画と講座で使用したスライドも公開しています。ぜひご覧ください。
https://t.co/muglQLGqHf— ひととひと (@ningendearu) November 6, 2020
ゲスト:櫻町直樹氏(弁護士)
企画:ひととひと、アートマネージャー・ラボ(熊谷薫、石幡愛、作田知樹、西田祥子、山本功)
[プログラム]
20:00 開会
20:05~20:25 アンケートを実施して(報告:ひととひと)
20:25~20:55 ハラスメントの法律上の考え方について(レクチャー:櫻町直樹弁護士)
20:55~21:35 ハラスメントの現状と対策を考える
(ディスカッション:アートマネージャー・ラボ、ひととひと、櫻町弁護士)
https://www.facebook.com/events/1723318331152576/
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