【メルマガ 2019年03月のお薦め舞台】

2014年度の4位入賞!
2014年度の4位入賞!

 2019年3月のお薦め舞台12本+αをご紹介します。
 まぐまぐ大賞2014・無料部門・エンターテイメント・ジャンルで4位入賞したメルマガです♪

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 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 173    2019.03.01  2,570部 発行

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   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
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 ◎花粉…。お薬とマスク併用の季節、到来です。
  この3月はなぜだか大きな行事が多く、体調万全を心がけたいです。

   舞台には、あなたの心を揺さぶり、
   人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください!

 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しています。
   http://www.facebook.com/shinobureview
   よかったら「いいね!」をクリックしてくださいね♪


○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め12本+α(3000円台、2000円代&以下、他)】

    ◎No.1→シーエイティプロデュース『BLUE/ORANGE』
       03/29-04/28 DDD AOYAMA CROSS THEATER
    https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2019/blue_orange/
  
 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→東京芸術劇場/兵庫県立芸術文化センター『Le Pere 父』
       02/02-02/24東京芸術劇場シアターイースト
       ≪東京都、兵庫県、長野県、高知県、愛知県、長野県≫
       https://www.father-stage.jp/

 ◆3【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映、他~】

   ◎「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」が新上映♪

 ◆4【「CoRich舞台芸術まつり!2019春」第一次審査結果発表! 】

   ◎最終選考対象となる10団体が決定しました!
    http://stage.corich.jp/festival2019/result

 ◆5【編集後記】

   ◎神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバル2019「本戦」の
    3/22(金)18:30~の上演後、トークセッションに出演します。

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 ◆1 【今月のお薦め12本+α(3000円台、2000円代&以下、他)】
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 ▽★印がいちおし公演です。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・税込価格・URL
 ▽氏名は敬称略で並びは順不同。座種の記述がない公演は全席指定。
 ※間違いがあるかもしれません。最新情報や詳細は公式サイトでご確認を。
 ※高額のお薦め公演を12本に増やしました。

 ◎2月中に開幕している公演は、メルマガ前月号↓でチェック推奨♪
  https://shinobutakano.com/2019/02/01/11667/

1.文学座『寒花』
  03/04-03/12紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
  出演:大滝寛、得丸伸二、瀬戸口郁、若松泰弘、鈴木弘秋、横山祥二、
   佐川和正、細貝光司、池田倫太朗、常住富大、新橋耐子
  脚本:鐘下辰男 演出:西川信廣
  一般6,000円 ユースチケット(25歳以下)3,800円
  中高校生2,500円 夫婦割:10,000円 
  夜割4,000円(対象3/4,3/8)都民割引 5,000円(対象3/7,3/11)
  ※未就学児のご入場はご遠慮ください。
   http://www.bungakuza.com/kanka/index.html
  文学座が1997年に初演した鐘下辰男さんの戯曲を20年以上ぶりに再演。
  初演で読売演劇大賞優秀作品賞・優秀演出家賞(西川信廣)、
  紀伊国屋演劇賞個人賞(鐘下辰男)を受賞しています。時は1910年、
  舞台は伊藤博文を暗殺した朝鮮人・安重根が収監された監獄です。

2.パルコ・プロデュース
  『母と惑星について、および自転する女たちの記録(再演)』
  03/05-03/26紀伊國屋ホール
  ≪東京都、高知県、福岡県、京都府、愛知県、長崎県≫
  出演:芳根京子、鈴木杏、田畑智子、キムラ緑子
  脚本:蓬莱竜太 演出:栗山民也
  8,500円 U-25チケット:4,000円(観劇時25歳以下対象)
  ※未就学児のご入場はお断りいたします。
   http://www.parco-play.com/web/play/hahawaku2019/
  蓬莱竜太さんの鶴屋南北戯曲賞受賞作の再演です。演出は初演に続き
  栗山民也さん。蓬莱×栗山のタッグは鉄板ですね。『母と惑星~』は
  母と三人姉妹が登場する女性四人芝居。鈴木杏さんは今作で
  読売演劇大賞・最優秀女優賞を受賞↓されました。
   https://info.yomiuri.co.jp/contest/clspgl/detail/2377.html
  新キャストは芳根京子さんとキムラ緑子さんです。キムラさん観たい!
  現代のお話で、LINEの通話も出てきたりしますよ♪
  初演のひとこと感想:https://shinobutakano.com/2016/07/07/4059/

3.劇団青年座『SWEAT』
  03/06-03/12駅前劇場
  出演:加藤満、山賀教弘、五十嵐明、逢笠恵祐、久留飛雄己、松田周、
   松熊つる松、佐野美幸、野々村のん
  脚本:リン・ノッテージ(Lynn Nottag)
  翻訳:小田島恒志、小田島則子 演出:伊藤大
  一般=4,500円 U25(25歳以下)=3,000円
  U18(18歳以下)=2,000円
  ※3月10日(日)14:00の回は終演後にアフタートークあり。
  テーマ「翻訳劇を語る」
  登壇:小田嶋恒之、小田島則子(翻訳) 伊藤大(演出)
   http://seinenza.com/performance/public/235.html
  『THAT FACE~その顔』(2012年)↓、『LOVE, LOVE, LOVE』(2013年)、
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0619221335.html
  『世界へ』(2014年)、『砂漠のクリスマス』(2016年)↓に続く、
   https://shinobutakano.com/2016/12/17/3970/
  青年座の「海外現代戯曲シリーズ」の第5弾。『SWEAT』は  
  2017年度のピューリッツアー賞(戯曲部門)受賞作で、日本初演です。
  リン・ノッテージさんは米国の黒人女性劇作家で、ピュリッツァー賞を
  受賞したのは2度目とのこと。こちら↓に詳しい解説あり。
   http://iti-japan.or.jp/recent-state/5785/

4.木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』
  03/14-03/17神奈川芸術劇場・大スタジオ
  ≪愛知県、京都府、神奈川県≫
  出演:内田慈、田川隼嗣、土居志央梨、大石将弘、金子岳憲、伊東沙保、
   西田夏奈子、武谷公雄
  作:菅専助、若竹笛躬 監修・補綴:木ノ下裕一
  上演台本・演出:糸井幸之介、木ノ下裕一 振付:北尾亘
  *入場整理番号付き自由席
  一般:4,000円 シルバー割引 3,500円(満65歳以上)
  U24チケット 2,000円(24歳以下) 高校生以下割引 1,000円(高校生以下)
  ※未就学児の入場はご遠慮ください。
   http://www.kaat.jp/d/gappo
  歴史的文脈を踏まえ歌舞伎を現代劇として上演する木ノ下歌舞伎。
  公立劇場のレパートリーとして創作された新作は、糸井幸之介さんが
  上演台本・演出を手掛けます。『心中天の網島』↓も面白かったですね。
   http://kinoshita-kabuki.org/amishima17
  京都公演をご覧になった島貫泰介さんのツイート↓
   https://twitter.com/nukisuke/status/1092737245650378753

★5.Bunkamura『空ばかり見ていた』
  03/09-03/31 Bunkamuraシアターコクーン
  ≪東京都、大阪府≫
  Bunkamura30周年記念
  出演:森田剛、勝地涼、平岩紙、筒井真理子、宮下今日子、新名基浩、
   大友律、橋里恩(高ははしご高)、三村和敬、二ノ宮隆太郎、
   豊原功補、村上淳
  脚本・演出:岩松了
  S席¥10,500 A席¥8,500 コクーンシート¥5,500
  ※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。
  ※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
   http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_sorabakari.html
  岩松了さんが新作を書き下ろし、演出されます。主演の森田剛さんら
  豪華キャスト。内戦状態にある国の兵士たちの物語のようです。
  戦争を描く岩松作品は見逃したくないですね。『羊と兵隊』↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0712135505.html
  『国民傘』↓は胸に突き刺さるものがあり、今もよく思い出します。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0204161843.html

6.加藤健一事務所『喝采(再演)』
  03/13-03/17本多劇場
  ≪東京都、山口県、熊本県、大分県2か所、福岡県3か所、宮崎県2か所、
   熊本県、鹿児島県、福岡県、長崎県4か所、佐賀県、福岡県≫
  出演:加藤健一、竹下景子、奥村洋治、林次樹、山本芳樹、
   寺田みなみ、小須田康人
  脚本:クリフォード・オデッツ 訳:小田島恒志 小田島則子
  演出:松本祐子
  前売:5,400円 当日:5,940円
  高校生以下:2,700円(学生証提示・当日のみ)
   http://katoken.la.coocan.jp/104-index.html
  加藤健一事務所が2017年に上演↓した米国戯曲の再演ツアーです。
   http://katoken.la.coocan.jp/99-index.html
  同じ年に、NHK-BS「プレミアムステージ」で放送↓されました。
   https://spice.eplus.jp/articles/155514

7.ベッド&メイキングス『こそぎ落としの明け暮れ』
  03/15-03/27東京芸術劇場 シアターイースト
  ≪東京都、長野県、三重県、福岡県≫
  出演:安藤聖、石橋静河、町田マリー、吉本菜穂子、野口かおる、島田桃依、
   葉丸あすか、佐久間麻由、富岡晃一郎
  脚本・演出:福原充則
  前売5,500円 当日5,800円
  U-29チケット(29歳以下)3,500円 高校生以下1,000円
  ※U-29チケットは、29歳以下のお客様が対象。
  アフタートーク付きの回が多いです。
   http://www.bedandmakings.com/koenjoho
  福原充則さんの岸田國士戯曲賞受賞↓後、初の長編新作です。
   https://www.hakusuisha.co.jp/news/n24575.html
  劇団員の富岡晃一郎さん以外、全員が女性キャストですね。

8.劇団俳優座『血のように真っ赤な夕陽』
  03/15-03/31劇団俳優座5F稽古場
  出演:岩崎加根子、平田朝音、河野正明、矢野和朗、河内浩、瑞木和加子、
   渡辺聡、安藤みどり、谷部央年、齋藤隆介、小泉将臣、戸塚梨、
   工藤文香、八頭司悠友
  脚本:古川健 演出:川口啓史
  一般5400円、学生3780円
  シニア4700円、ハンディキャップ3240円
  19日、22日にアフタートークあり。
  バックステージツアー:28日14時の回(要予約、定員あり)
   https://goo.gl/fYwiZp
  劇団チョコレートケーキの座付劇作家の古川健さんが、俳優座に
  新作を提供。1930年代に、日本が中国に建国した満州国が舞台です。

9.東宝『十二番目の天使』
  03/16-04/04シアタークリエ
  ≪東京都、新潟県、石川県、茨城県、香川県、福岡県、福井県、
   愛知県、兵庫県≫
  出演:井上芳雄、栗山千明、六角精児、木野花、辻萬長、大西統眞、
   溝口元太、城野立樹、吉田陽登
  原作:オグ・マンディーノ 翻訳:坂本貢一
  台本:笹部博司 演出:鵜山仁
  ¥10,000
   https://www.tohostage.com/thetwelfthangel/
  アメリカのベストセラー小説↓の舞台化。主演は井上芳雄さんです。
   https://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/033000000027/

10.劇団俳小『殺し屋ジョー』
  03/20-03/24シアターグリーン BOX in BOX THEATER
  出演:いわいのふ健、山崎薫(崎は立つ崎)、岡本高英、
   荒井晃恵、北郷良
  脚本:トレイシー・レッツ、翻訳:吉原豊司 演出:シライケイタ
  前売り・当日=4,500円
   http://www.haishou.co.jp/news/view/178
  ↓3/15までCoRich舞台芸術!でチケットプレゼント受付中!
   https://stage.corich.jp/present/79643
  米国人劇作家トレイシー・レッツさんの戯曲の本邦初演です。
  KERAさん演出の『8月の家族たち』↓が記憶に新しいですね。
   https://shinobutakano.com/2016/05/11/1772/
  演出家↓曰く、昨年の英国公演の主役はオーランド・ブルームだったそう。
   https://twitter.com/keikei_keita/status/1097682337477754880

11.森崎事務所M&Oplays『クラッシャー女中』
  03/22-04/14本多劇場
  ≪東京都、愛知県、大阪府、島根県、広島県≫
  出演:麻生久美子、中村倫也、趣里、佐藤真弓、根本宗子、
   田村健太郎、西田尚美
  脚本・演出:根本宗子
  前売・当日共:7,000円 U-25チケット:4,500円(25歳以下対象)
  未就学児童の入場不可。東京公演は前売り完売。
   http://mo-plays.com/crusher/
  根本宗子さんが作・演出・出演される新作に麻生久美子さんと
  中村倫也さんが主演。お屋敷を破壊する女中役が麻生さん、
  お屋敷の王子様役が中村さん…ぴったりな気がしますね(笑)。
  「麻生久美子×中村倫也×根本宗子クロストーク!(略)」↓
   https://spice.eplus.jp/articles/222559
  

★12.シーエイティープロデュース『BLUE/ORANGE』
  03/29-04/28 DDD AOYAMA CROSS THEATER
  出演:成河、千葉哲也、章平
  脚本:ジョー・ペンホール 翻訳:小川絵梨子 演出:千葉哲也
  7,800円 ※未就学児入場不可
   https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2019/blue_orange/

 ●お薦めポイント●

  英国2000年に初演された、病院が舞台の男性三人芝居です。
  初演のキャストは中嶋しゅうさん、成河さん、千葉哲也さんで、
  千葉さんは演出も担当されていました。2010年初演レビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0430001655.html

  ジョー・ペンホール戯曲といえば2016年の『いま、ここにある武器』。
  稽古場レポート↓を書かせていただきました。
   https://shinobutakano.com/2016/08/09/2695/
  小川絵梨子さんの翻訳戯曲に千葉さんが出演&演出し、しゅうさんも
  共演されていました。小川さん、しゅうさん、成河さんといえば
  『スポケーンの左手』↓がありましたね。
   https://shinobutakano.com/2015/11/25/5322/

  今回は亡くなれられたしゅうさんに代わって章平さんが出演。
  章平さんは『Take me out』初演&再演↓や『スーツの男たち』で
  拝見し、いい俳優だな~と思っていました。小川さん演出の
  『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』にも出演されています。

  200席の小空間で豪華キャストの緻密な会話劇を味わえるのは贅沢です。
  配役も変わるので、再演というより新創作になるのでしょうね。
  翻訳が小川さんに変わっているのも楽しみです!
  「「BLUE/ORANGE」再演に成河・千葉哲也・章平」↓
   https://natalie.mu/stage/news/313148

  ※成河さんは「メルマガ会員からの寄付で演劇入門者用の
   割引チケットを作る」という「カルチベートチケット」を考案し、
   今公演で実施されています。成河さんのブログ↓に詳細あり。
    http://web-dorama.jugem.jp/?eid=813
    http://web-dorama.jugem.jp/?eid=814
   成河さんの無料メールマガジンの登録はこちら↓から。超お薦めです!
    http://web-dorama.jugem.jp/?day=20190119

 ★★★────────────────────────────── 
  前売3000円台の気になる作品を4本ご紹介します。
 ──────────────────────────────★★★

《1》MONO『はなにら』
  03/02-03/10吉祥寺シアター
  ≪東京都、愛知県、京都府、広島県≫
  出演:水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生、石丸奈菜美、
   高橋明日香、立川茜、渡辺啓太
  脚本・演出:土田英生
  一般4,200円 ペアチケット7,600円(2名分の料金)
  U-25 2,000円(前売のみ/対象25歳以下)
  初日割引=一般3,700円 ペアチケット6,600円
  未就学児童入場不可
   https://www.c-mono.com/stage.html
  土田英生さんが作・演出・出演される京都の劇団MONOの新作ツアー。
  結成30年だそうです!今回は疑似家族の物語とのこと。

《2》名取事務所『「ベッドに縛られて」「ミスターマン」』
  03/08-03/17小劇場B1
  アイルランド演劇最新作上演 エンダ・ウォルシュ作品
  【出演】「ベッドに縛られて」:寺十吾、小飯塚貴世江
   「ミスターマン」:斉藤淳 / 声:斉藤深雪、小林亜紀子
  脚本:エンダ・ウォルシュ 翻訳: 小田島恒志  演出:扇田拓也
  前売 ¥4,000 当日 ¥4,500
  7列側前から3列目迄(少し足の低い椅子)¥3,500
  シニア ¥3,000(70歳以上)
  学生 ¥1,000 高校生以下 ¥500
  ※3/9(土)公演終了後アフタートークあり。
  「エンダ・ウォルシュと現代のアイルランド演劇について」
  参加者:みなもとごろう、小田島恒志、扇田拓也
   http://www.nato.jp/topics.html
  『ベルリンの東』『屠殺人 ブッチャー』『エレファント・ソング』など、
  上質の海外戯曲を紹介してくださる名取事務所の新作公演です。  
  アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュさんの戯曲を2本立て上演。
  ウォルシュ戯曲は昨年の『バリーターク』↓で日本でも有名になりましたね。
   http://www.kaat.jp/d/Ballyturk
  同作翻訳の小宮山智津子さんは小田島雄志・翻訳戯曲賞↓を受賞されました。
   https://sites.google.com/view/odashimaaward/

★《3》生田みゆきプロデュース ウサギの会『白いウサギ、赤いウサギ』
  03/23こった創作空間
  出演(一人芝居):吉野実紗 亀田佳明 上川路啓志 山森大介
  作:ナシーム・スレイマンプール 訳:關智子
  制作:生田みゆき
  一般 1公演3000円 3公演目から1000円割引
  学生 1公演2000円 5公演通しチケット 1100円
  チケット予約:white-usagi-red(アットマーク)outlook.jp
   https://twitter.com/GZjBO2wAVk5eKWX/status/1100390859332149248
  文学座の生田みゆきさんがプロデュースする1日限りの公演。
  『白いウサギ、赤いウサギ』は俳優が観客の前で、ぶっつけ本番で
  その台本を演じるという、非常に珍しい作品です。私は2016年に
  堀源起さん出演版↓を拝見し、いたく感動しました。
   https://shinobutakano.com/2016/12/14/4100/
  スレイマンプール作品は昨年も拝見↓しましたが『白い~』の方がお薦め!
   https://shinobutakano.com/2018/11/11/11215/

《4》KUNIO『水の駅』
  03/27-03/31森下スタジオ
  出演:本多麻紀、箱田暁史、田中佑弥、緑川史絵、亀島一徳、御厨亮、
   熊川ふみ、川口えりな、和田華子、菊池真琴、田村興一郎、
   木之瀬雅貴、毛利悟巳、長南洸生、キヨスヨネスク、緒方壮哉、
   三方美由起、井上向日葵、岩下徹
  脚本:太田省吾 演出:杉原邦生
  自由席
  一般 前売3,500円 / 当日4,000円
  U-24割引 前売のみ2,500円
  高校生以下割引 前売のみ1,000円
   http://www.kunio.me/stage/kunio14/
  杉原邦生さんが太田省吾さんの無言劇を演出。2016年にインド人による
  上演↓を拝見したんです。今、日本人が上演するとどうなるのかしら。
   https://shinobutakano.com/2016/11/13/11784/

 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売2000円台&以下の気になる作品を8本ご紹介します。
 ──────────────────────────────☆☆☆

[1]俳優座劇場プロデュース『音楽劇「母さん」』
  03/04-03/10俳優座劇場
  出演:土居裕子、阿部裕、町屋圭祐、福沢良一、浅野雅博、仲本詩菜、
   佐藤礼菜、小暮智美、新垣雄(ピアノ)、植村薫(バイオリン)
  脚本:堀江安夫 演出:横山由和
  一般5800円 ハーフチケット(3月4日)2900円 
  ペアチケット(一般2枚)11000円 グリーンチケット(学生)2900円
   http://www.haiyuzagekijou.co.jp/schedule/?ca=3
  しんゆりシアターミュージカルカンパニーの音楽劇(2015年)↓が、
   http://kawasaki-ac.jp/th/archives/detail.php?id=000111&year=2015
  俳優座劇場プロデュースに登場。演出は横山由和さんです。
  土居裕子さん主演といえば『音楽劇「わが町」』↓もロングランでしたね。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0109225227.html

[2]劇団 短距離男道ミサイル『父さん、晩年っていうのかい、これは。』
  涙なみだの最終ツアーこれで見納め太宰三部作完結編
  ≪東京都、愛媛県、宮城県≫
  03/06-03/10「劇」小劇場
  出演:澤野正樹、本田椋、小濱昭博、武者匠
  原作:太宰治「晩年」 脚本・演出:澤野正樹
  プレビュー公演・一階席…2,500円
  プレビュー公演・二階桟敷席…1,000円
  一階席…3,500円 二階桟敷席…1,800円
  小学生以下…無料(要予約) ※当日券は各種500円増
   http://srmissile.wixsite.com/missile
  ↓こりっちでカンタン予約!
   https://stage.corich.jp/stage/97782
  仙台の劇団 短距離男道ミサイルによる「太宰三部作」の完結編。
  第1弾『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ』は2017年の
  「CoRich舞台芸術まつり!」でグランプリ↓を受賞。
   https://stage.corich.jp/festival2017/sponsored
  第2弾の『走れタカシ』↓は若手演出家コンクールで最優秀賞、観客賞を  
   https://shinobutakano.com/2018/03/13/8800/
  獲得。東京公演は貴重ですのでお見逃しなく!
  東日本大震災を機に活動開始した“ミサイル”のインタビュー↓
   https://stage.corich.jp/contents/ningenshikkaku

[3~5]新国立劇場演劇『こつこつプロジェクト―
  ディベロップメント― リーディング公演(A、B、Cの3演目)』
  03/13-03/17新国立劇場小劇場 THE PIT
  A『リチャード三世』
   出演:岡崎さつき 川澄透子 チョウヨンホ 野口俊丞 林田航平 三原玄也
    ※出演者全員が新国立劇場演劇研修所の修了生です。
   作:シェイクスピア 翻訳:松岡和子 演出:西悟志
  B『あーぶくたった、にいたった』
   出演:龍昇 中原三千代 佐野陽一 浅野令子
   作:別役実 演出:西沢栄治
  C『スペインの戯曲』
   出演:春風ひとみ 塚本幸男 斉藤直樹 宮菜穂子 中村美貴
   作:ヤスミナ・レザ 翻訳:穴澤万里子 演出:大澤遊
  各作品 2,160円 Z席(当日券) 1,620円
  3作品通し券5,850円(正価6,480円)
   https://www.nntt.jac.go.jp/play/kotsukotsu/
  新国立劇場で長期間かけて作品を育てていく企画のリーディング公演。
  演出家発掘の機会でもあり、作品が成長する過程を見守るのも楽しそう。
  Aの西悟志さんはSPAC『授業』↓に続きme too運動がテーマかしら?
   http://spac.or.jp/lesson_2018.html
  Bは別役実戯曲。浅野令子さんの出演が楽しみ。
  CはTPTでの上演↓を観たことがあります。ヤスミナ・レザ作品といえば、
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/1018172155.html
  映画化された『おとなのけんか』↓、舞台『大人のけんかが終わるまで』、
   https://eiga.com/movie/57619/
   https://stage.corich.jp/stage_main/74539
  4月にはKERAさん演出『LIFE LIFE LIFE』↓がありますね。
   http://www.siscompany.com/life/gai.htm

[6]青春五月党『静物画(再演)』
  03/15-03/17北千住BUoY
  出演:福島県立ふたば未来学園高等学校演劇部、
   神奈川県立多摩高等学校合唱部、TAICHI-KIKAKU
  【女子版】3/15(金)19:30、16(土)14:00、17(日)14:00
  【男子版】3/16(土)11:30・16:30、17(日)11:30
  脚本・演出:柳美里
  [日時指定/整理券番号付き]※未就学児童入場不可
  一般 2,800円 高校生以下1,000円(枚数限定)
   http://gogatsutou.info
  福島県に移住した小説家、劇作家、演出家の柳美里さんは、自宅に書店と
  劇場LaMaMaODAKAを開設。昨年、同劇場で発表した作品を東京で再演します。
  2017年の福島県立ふたば未来学園高校の公演の感想↓
   https://shinobutakano.com/2017/02/04/8332/
  前売り完売ステージが出ています。ご予約はお早めに!
  「柳美里さん演劇ユニット「青春五月党」舞台 3月、都内で再演」↓
   http://www.minpo.jp/news/detail/2019011759330
  「一人ひとりの声をすくう=柳美里さん、福島の高校生と舞台上演
   -東日本大震災8年」↓
   https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022300244

[7]KAAT神奈川芸術劇場『KAAT×小野寺修二
  「WAITING FOR THE SIGNAL!(信号待ち!)」』
  03/16-17 KAAT神奈川芸術劇場アトリウム
  日越国際共同製作作品
  出演:崎山莉奈(日本)、Nung Van Minh(ベトナム)他
  演出:小野寺修二
  入場無料(スタンディング・予約不要)
  上演時間:約25分
   https://www.kaat.jp/detail?url=waiting_for
  カンパニーデラシネラの小野寺修二さんとベトナム青年劇場との
  『WITHOUT SIGNAL!(信号がない!)』↓に続く、国際共同製作第2弾。
   https://www.kaat.jp/detail?url=without_si

[8]世田谷パブリックシアター『地域の物語2019
  「家族をめぐるささやかな冒険」の演劇発表会』
  03/17シアタートラム
   11:00~上演(プレビュー)+出演者ぬきの「勝手にアフタートーク」 
   15:00~上演+出演者こみの「みんなでアフタートーク」
  出演:ワークショップ参加者
  進行役:柏木陽 関根信一 花崎攝 山本雅幸
  入場無料(要事前電話予約:03-5432-1515(10:00~19:00))
   https://setagaya-pt.jp/performances/chiiki201903.html
  世田谷パブリックシアターが20年以上にわたり継続している、
  一般向けワークショップの発表会です。2015年、2017年、2018年の感想↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0322234507.html
   https://shinobutakano.com/2017/03/26/5011/
   https://shinobutakano.com/2018/03/19/8842/
  観る度に衝撃を受け、感動。私は年に一度の発表会の日程が発表されたら、
  即、スケジュール帳に記入しています。2018年6月、11月の参加感想↓
   https://twitter.com/shinorev/status/1005845632286748672
   https://shinobutakano.com/2018/12/09/11379/
  参加者の実話をもとにした短編オムニバスです。今回のテーマは
  家族の形(かたち)とお金。刺激的な内容になること間違いなし!

≪ミュージカル、オペラ≫

 ○劇団四季『パリのアメリカ人』
  01/20-03/08 東急シアターオーブ
  03/19-05/31 KAAT神奈川芸術劇場・ホール
  ≪東京、神奈川≫
  出演:劇団四季
  作曲:ジョージ・ガーシュウィン 脚本:クレイグ・ルーカス
  演出:クリストファー・ウィールドン
  S席:11,880円 サイドS席:11,880円 A席:8,640円
  B席:6,480円 サイドB席:6,480円 C席:3,240円
   https://www.shiki.jp/applause/aaip/
  劇団四季の新作ミュージカルです。ミュージカルおよび劇団四季は
  門外漢といえる私ですが、最近拝見した『ノートルダムの鐘』、
  『恋におちたシェイクスピア』で充実の観劇体験をさせていただきました。
  『パリのアメリカ人』はとにかくダンスが素晴らしい!!
  バレエをふまえた華やかなコンテンポラリー・ダンスは新体操の
  ようなスポーティーな印象も。美術も衣装も豪華絢爛ですよ♪
  東京公演後には神奈川公演あり。格安の席もあるのでどうぞ。

 ○小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVII『カルメン(再演)』
  03/24東京文化会館 大ホール
  ≪京都府、神奈川県、東京都≫
  作曲:ビゼー 台本:アンリ・メイヤック/リュドヴィック・アレヴィ
  演出:デイヴィッド・ニース 音楽監督:小澤征爾
  S 25,000円 A 21,000円 B 17,000円
  C 13,000円 D 8,000円
   https://mailchi.mp/2d3a3332f422/2019-no2?e=76d8113810
  小澤征爾さんのオペラ。2017年以来の再演です。

≪首都圏以外≫

 ○坊っちゃん劇場『ミュージカル
  「誓いのコイン~ロシア兵をもてなした松山~」』
  01/01-03/24坊っちゃん劇場(愛媛)
  愛媛・ロシア オレンブルグ友好特別公演
  出演:帆風成海 四宮貴久 森奈みはる 田代久雄 水野栄治 中野祥子
   佐藤靖朗 岩渕敏司 宇高海渡 岡部雄馬 脇山尚美 保可南 小林可奈
  作・作詞:高橋知伽江 演出:栗城宏 作曲:深沢桂子
  ≪前売≫一般3,600円 高校生2,370円 中学生1,860円 
   小学生1,860円 親子席2,780円 車椅子席2,780円
  ≪当日≫一般3,910円 高校生2,680円 中学生2,160円 
   小学生2,160円 親子席3,090円 車椅子席3,090円
  団体(15名以上)一般3,300円 団体(50名以上)一般2,990円
   http://www.botchan.co.jp/coin2/
  愛媛県松山市にゆかりあるオリジナル・ミュージカルの再演。
  初演はロシア公演を実現し、NHKにも取り上げられました。
  「日露戦争を題材にした日本のミュージカル、ロシアで初上演」↓
   https://www.youtube.com/watch?v=naVqMJRuIhE&t=
  ↑4分30秒あたりからマールイ劇場でのインタビューの様子あり。
  高橋知伽江さん作、深沢桂子さん作曲といえばミュージカル『手紙』↓など。
   https://shinobutakano.com/2017/01/22/4316/
  3月末までの上演です。私は初の愛媛上陸するつもり!
  「(略)「誓いのコイン」再演、8K映像でロシアの演劇祭に参加」↓
   https://natalie.mu/stage/news/313664
  ※メルマガ1月号、2月号に続き掲載します。今月行かないと終わっちゃう!

 ○富山市民文化事業団『タニノクロウ×オール富山
  「ダークマスター 2019 TOYAMA」』
  03/07-03/10富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)
  出演:六渡達郎、善雄善雄、古池大地、結城まゆみ、瀬戸ゆりか、坂本好信、
   石川雄士、大野貴市、柿本弘一、佐藤潤子、ノジダイスケ、森田翠、元井康平
  脚本・演出:タニノクロウ
  <全席自由・税込> 一般 3,800円 U-25 2,800円
  ※未就学児入場不可
  ※U-25:観劇時に小学生以上25歳以下対象。
   https://www.aubade.or.jp/static/workshop/darkmaster/
  海外でもご活躍の岸田國士戯曲賞受賞劇作家、演出家のタニノクロウさんが、
  富山県在住者、出身者を対象にしたオーディションを実施↓して、
   https://shinobutakano.com/2018/06/28/10029/
  代表作の1つである『ダークマスター』の富山版を創作。大阪版レビュー↓
   https://shinobutakano.com/2017/02/18/4664/
  劇場公式ツイッター↓に舞台装置の写真が!リアル~♪
   https://twitter.com/aubadehall0928/status/1100240519672688641
  「劇作家タニノクロウさんの舞台 オール富山(略)」↓
   https://toyama.keizai.biz/headline/899/

 ○劇団☆新感線『いのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌」』
  03/08-03/21フェスティバルホール
  ≪大阪府、石川県、長野県、東京都、福岡県≫
  出演:生田斗真、りょう、中山優馬、藤原さくら、粟根まこと、山内圭哉、
   早乙女友貴、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、
   インディ高橋、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、
   新谷真弓、村木仁、川原正嗣、武田浩二、橋本じゅん、橋本さとし
  脚本:中島かずき 演出:いのうえひでのり
  S席13,800円 A席11,500円 B席9,500円
   http://www.vi-shinkansen.co.jp/niseyoshitsune/
  劇団☆新感線がIHIステージアラウンド東京での公演を終えて、ツアーへ。
  生田斗真さんを主演に迎えた新作が、大阪で開幕します。
  東京公演は2020年2月を予定。公式ツイッター↓によると、
   https://twitter.com/SHINKANSENinfo/status/1097474073221722114
  「新感線史上、一番殺陣が多い」らしいです。

 ○「一般社団法人進め!青函連絡船」法人設立記念イベント
  演劇公演+トークショー『藍より青い海』を観て、青函連絡船を語ろう!
  03/09 (土)リンクモア平安閣市民ホール(青森市民ホール)
  18:30~『藍より青い海』
   出演:青森県立青森中央高校演劇部
   作・演出:畑澤聖悟
  19:30~トークショー「進め!青函連絡船」
   出演:山口章 葛西鎌司 尾形明範 若山多香子 畑澤聖悟
  入場料(予約不要・全席自由)一般/900円
  学生(大学生、高校生、中学生、小学生)/無料
   https://www.nabegen.com/
  青森を拠点に活動する劇団渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんは、
  高校演劇界でも有名な劇作家、演出家、そして教員でいらっしゃいます。
  畑澤さんが指導する青森中央高校演劇部のお芝居が、青函連絡船に
  ついて語る会とセットで上演されます。「進め!青函連絡船」は
  NHKで放送された青森発の地域ドラマ↓です。
   http://www.nhk.or.jp/aomori/dorama/
  2015年の『海峡の7姉妹~青函連絡船物語~』↓は凄いお芝居でした。
   http://www.nabegen.com/7simai/

 ○博多座『めんたいぴりり~博多座版~ 未来永劫編』
  03/30-04/21博多座
  出演:博多華丸、酒井美紀、大空ゆうひ、相島一之、川原和久、
   藤吉久美子、原西孝幸(FUJIWARA)、ワッキー(ペナルティ)、
   斉藤優(パラシュート部隊)、ゴリけん瀬口寛之、福場俊策、
   井上佳子、酒匂美代子、博多大吉(映像出演)、小松政夫、他
  脚本・演出:東憲司
  A席 12,000円 特B席 9,000円 B席 7,000円 C席 4,000円
   https://www.hakataza.co.jp/lineup/201903/mentai/index.php
  『めんたいぴりり』は川原健・著「明太子をつくった男」が原作の
  テレビドラマで、2015年に舞台化。1月には映画↓も上映されました。
   http://piriri_movie.official-movie.com/
  東憲司さんが作・演出を手掛ける新作です。9月に東京公演を予定。

≪ご参考≫

 「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
  https://shinobutakano.com/2019/02/28/11789/

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 ◆2 【先月のベスト3】
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1.東京芸術劇場/兵庫県立芸術文化センター『Le Pere 父』★ツアー中!
  02/02-02/24東京芸術劇場シアターイースト
  ≪東京都、兵庫県、長野県、高知県、愛知県、長野県≫
  30カ国以上で上演された仏戯曲「Le Pere 父」の日本初演。
  超面白かった!老いる父とその周囲の人々の我欲、善意、愛情、妄想が
  演劇的虚構でさらに不確かに。それを新鮮で真実味のある、工夫を
  凝らした演技でみせるから観客は撹乱される。私は笑い、涙した。
  橋爪功さん含む出演者6人が全員スリリングで魅力的。大げさ過ぎず
  閉じてもいないのが素敵!具象と抽象のバランスが美的な美術も、
  おしゃれな衣装も雄弁。自分を信じられない恐怖を想像できた。
  初演を演出したラディラス・ショラーさんの日本での初演出。
   https://twitter.com/shinorev/status/1093059199435567105
   https://twitter.com/shinorev/status/1093059345531596800

2.世田谷パブリックシアター&パソナグループ『チャイメリカ Chimerica』
  02/06-02/24世田谷パブリックシアター
  ≪東京都、愛知県、兵庫県、宮城県、福岡県≫ ★ツアー中!
  『チルドレン』に続く栗山民也演出のルーシー・カークウッド戯曲の上演。
  1989年の天安門事件の決定的場面を撮影した米国人カメラマン(田中圭)と、
  その場に居た中国人(満島真之介)が、米国大統領選挙中の2008年に再会。
  家庭や仕事、恋愛模様など、卑近ともいえる市民の生活を丁寧に描き、
  その背後にある大きな力を感じさせる。国、社会、世間は個人を制限、
  支配するが、たった一人が世界を変えることもある。その光と影を描く。
  時を超え、中国と米国などを行き来する38場をシャープに転換。
  複数役をすばやく演じ分けていくアンサンブルの豪華俳優らも見応えあり。
  思い返すと、カメラマンの女性に対する行動、言動はひどすぎる(笑)。
  恋人(倉科カナ)とのラブシーンはいつも官能的で素敵だった。
   https://setagaya-pt.jp/performances/201902chimerica.html

3.松竹『二月競春名作喜劇公演「華の太夫道中」「おばあちゃんの子守唄」』
  02/02-02/23新橋演舞場
  新派と松竹新喜劇が競演する二本立て。繰り返し上演されている演目
  ならではの安定感と重量感。「華の~」の舞台は昭和23年の京都の遊郭。
  女将のおえい(波乃久里子)がきりもりする歴史ある鼓楼だが、
  太夫たちがストライキを起こすなど、時代の波に飲み込まれつつある。
  貧しいが器量はよさそうなきみ子(藤原紀香)を引き取ると、彼女は
  オツムが弱い上に妊娠していた。最後は奇跡的なハッピーエンドに♪
  演出の大場正昭さんは大勢の出演者をさばき見事な群像劇に仕上げている。
  変わりゆく時代、消えていく文化を生のお芝居で披露し、残す偉業。
  「おばあちゃんの子守唄」はわかっていても笑かされる人情喜劇。懐かしい。
  2演目とも観客と積極的にコミュニケーションを取っていて好感。
  着物の着こなしや所作、笑いの作法などに鍛錬の跡が見て取れて感激。
   https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/enbujo1902/

次点.新国立劇場演劇研修所12期生修了公演『るつぼ』

 その他はホリプロ『プラトーノフ』、こまつ座『イーハトーボの劇列車』、
 チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチソリッド』、
 渡辺源四郎商店『シェアハウス「過ぎたるは、なお」』、
 らんなー『らんなー』、ハイドロブラスト『幽霊が乗るタクシー』、
 彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー五世』、
 カンパニーデラシネラ『見立てる』、
 DULL-COLORED POP「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり
 ・谷賢一演出版」、ナショナル・シアター・ライヴ2019「マクベス」、
 世田谷パブリックシアター『熱帯樹』、新国立劇場オペラ『紫苑物語』、
 パルコ・プロデュース『音楽劇「世界は一人」』等(ほぼ鑑賞順)。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://archives.mag2.com/0000134861/
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2019年2月(観劇数16作品)は残念ながら発行しませんでした。

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 ◆3 【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映、他~】
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 ◎英国ロイヤル・ナショナル・シアターが選んだ演劇界最高峰の舞台が
  映画館で楽しめるナショナル・シアター・ライヴ(日本では2014年~)。
   http://www.ntlive.jp/ 鑑賞料金:一般3,000円、学生2,500円

  2019年のラインアップは2018年より1本多い9本!
  「マクベス」「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」
  「リア王」「英国万歳!」「アントニーとクレオパトラ」
  「アレルヤ!」「リチャード二世」「みんな我が子」
  「(第9弾は後日発表)」
  
 ○新上映「ヴァージニア・ウルフなんてこわくない」
  日程:03/01~07
  会場:ヒューマントラストシネマ有楽町など
   https://ttcg.jp/human_yurakucho/movie/0555000.html
  日程:03/09(金)~03/21(木・祝)
  会場:吉祥寺オデオン
   http://cinemaodeon.jp/soon/post-143.html

  出演:イメルダ・ストウントン、コンレス・ヒル、
   イモジェン・プーツ、ルーク・トレッダウェイ
  作:エドワード・オールビー 演出:ジェームズ・マクドナルド
   https://www.ntlive.jp/blank-22
  イメルダ・ストウントンさんは『フォリーズ』↓も良かったですね。
   https://shinobutakano.com/2018/10/19/10994/

  ・NTLive 語る会 vol.2「ヴァージニア・ウルフなんてこわくない」
   03/17(日)13:30~
   会場:東京大学駒場キャンパス
   登壇者:広田敦郎、柏木しょうこ、兵藤あおみ、中村未知子
   司会進行:河合祥一郎
   先着200名(入場無料・予約不要)
    https://twitter.com/ao3hyo/status/1101118386161967104

 ○「マクベス」
  日程:03/22(金)~
  会場:吉祥寺オデヲン
   http://cinemaodeon.jp/soon/post-143.html

 ※ありがたいことにNTLiveは次々に再上映され、追いかけるのが大変(笑)。
  公式facebook、公式twitterでこまめにご確認を。
   https://www.facebook.com/ntlivejp/
   https://twitter.com/ntlivejapan
  パンフレットのインターネット販売↓もあります!
   https://movieprogram.official.ec/

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 ◆4 【「CoRich舞台芸術まつり!2019春」第一次審査結果発表!】
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 ◎日本全国対象のインターネット上の舞台芸術フェスティバル
  「CoRich舞台芸術まつり!2019春」の運営協力をしております。
   http://stage.corich.jp/festival2019/
  グランプリ受賞団体には活動支金として100万円が支援されます。
  演技賞の賞金は5万円(最大5名)、最多クチコミ賞もあります。

  第一次(ネット)審査にて86作品の中から10作品が選ばれました!
   http://stage.corich.jp/festival2019/result
  初日順⇒ 劇団5454(東京)、Aokid(東京)、T-works(大阪)
   壱劇屋(大阪)、ニットキャップシアター(京都)、
   劇団あはひ(東京)、うさぎストライプ(東京)、
   ヌトミック(東京)、ブルドッキングヘッドロック(東京)、
   立ツ鳥会議(東京)

  3~5月に審査員が10作品を鑑賞し、6月下旬にグランプリを発表します。
  よかったら対象作品をご覧になって感想をクチコミしてくださいね!

   CoRich舞台芸術!:http://stage.corich.jp/
   メンバー登録:http://stage.corich.jp/login

 ≪3月の「CoRich舞台芸術まつり!2019春」最終選考作品≫

 ○劇団5454『ト音』
  03/05-03/06ホルトホール大分・小ホール
  03/27-04/07赤坂RED/THEATER
  ≪大阪府、大分県、東京都≫
  脚本・演出:春陽漁介
  【一般】前売り:4,000円 当日:4,500円
  【グループ】3,500円(3名様以上まとめてのご予約)
  【U-22】3,000円(ご来場時の年齢が22歳以下)
  【高校生以下】2,000円
  未就学児の入場はご遠慮ください。
  https://stage.corich.jp/stage/93543
  https://stage.corich.jp/stage/93544
  https://stage.corich.jp/festival2019/detail/75940

 ○Aokid『地球自由!』
  03/07-03/11STスポット
  出演・振付:Aokid
  一般 3,000円 25歳以下 2,500円
  *当日券は500円増
  *未就学児の入場は不可。
  https://stage.corich.jp/stage/97596
  https://stage.corich.jp/festival2019/detail/79402

 ○T-works『THE Negotiation』
  03/08-03/10 HEP HALL
  03/13-03/17シアターグリーン BOX in BOX THEATER
  ≪大阪府、東京都≫
  脚本・演出:村角太洋(THE ROB CARLTON)
  前売・当日共に4500円 ※未就学児童入場不可
  https://stage.corich.jp/stage/95865
  https://stage.corich.jp/stage/95866
  https://stage.corich.jp/festival2019/detail/77944

 ○壱劇屋『猩獣-shoju-』※審査対象:チーム獣(再演)
  03/21-03/24 HEP HALL
  脚本・演出:竹村晋太朗
  一般:4,000円 学生:3,000円 ※未就学児童入場不可
  https://stage.corich.jp/stage/97716
  https://stage.corich.jp/festival2019/detail/79505

 ○ニットキャップシアター
  『男亡者の泣きぬるところ/女亡者の泣きぬるところ』
  03/27-03/31こまばアゴラ劇場
  脚本・演出:ごまのはえ
  一般:3,500円 ユース・学生:2,500円(ユースは25歳以下)
  高校生以下:1,000円
  ※全席自由 ※未就学児童入場不可
  ※当日券は【各前売券料金 +500円】(高校生以下券は同額)
  https://stage.corich.jp/stage/97109
  https://stage.corich.jp/festival2019/detail/79021

 ○劇団あはひ『流れる 能『隅田川』より』
  03/28-04/01早稲田小劇場どらま館
  脚本・演出:大塚健太郎
  一般 2000円 U24 1000円 当日 各予約料金+500円
  日時指定・全席自由
  https://stage.corich.jp/stage/97473
  https://stage.corich.jp/festival2019/detail/79315

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 ◆5 【編集後記など】
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 ◎3月は4度も東京を離れる予定があります。私、出不精だったはず…。
  人生は本当にわかりません。

 ◎神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバル2019「本戦」
  愛称「かもフェス’19」のトークセッションに出演します。
   http://kamofes.jp/#content01

 【A組】3月22日(金)18:30/3月24日(日)16:00
  上演団体:湘南テアトロ☆デラルテ、エンニュイ、劇団120○EN、
   中屋敷法仁演出作品、劇団ヒロシ軍
  
 【B組】3月23日(土)14:00/3月24日(日)12:00
  上演団体:21g座、横浜翠嵐高校全日制演劇部、ルサンチカ、
   武重守彦×平泳ぎ本店、星くずロンリネ

  私が登壇するのは3/22(金)18:30開演のA組の上演後です。
  登壇者:中屋敷法仁、谷賢一、高野しのぶ、丸尾聡

 ◎ご報告しておきたい「しのぶの演劇レビュー」内記事

 ・【意見】「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」の
  結果とその反応まとめ(備忘録)
   https://shinobutakano.com/2019/02/26/11770/

 ◎おすすめ舞台中継など on TV(おすすめがある時だけ掲載)

  長寿サイト「シアターリーグ」↓が
   http://www.moon-light.ne.jp/
  ニュース↓で舞台中継スケジュールを掲載してくださっています。 
   http://www.moon-light.ne.jp/news/
  公式ツイッター↓もあります。
   https://twitter.com/Theater_League

 【日本映画専門チャンネル】
  「特集 岩井秀人」
  『世界は一人』上演記念 2019年3・4月 2か月連続企画
  日本映画専門チャンネルの企画担当者さんの言葉↓に涙します。
   https://www.nihon-eiga.com/osusume/tokushu_iwaihideto/

  3月23日(土)よる10時より一挙放送
  「ヒッキー・カンクーントルネード」(2010年)
  「ヒッキー・ソトニデテミターノ」(2018年)
  「霊感少女ヒドミ」香川県庁舎南庭 野外公演完全版(2014年)
   ※本広克行監督のツイート(2015年)↓
    https://twitter.com/kmotohiro/status/570779066988564480
  「投げられやすい石」(2011年)

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