新国立劇場オペラ「紫苑物語」。大野和士芸術監督が日本から発信する新創作オペラの世界初演。音楽も歌も美術も衣装も全体的に常に強烈で、最初から最後まであっけに取られっぱなし。オペラは音楽(というルール)を核にどこまでも飛躍できるのかな…と遠い目になった。https://t.co/XwXTXOY3zd
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年2月20日
※レビューは記録のみ(2020/09/06公開)。
≪あらすじ≫ https://www.nntt.jac.go.jp/opera/asters/story.html
第一幕
舞台は平安時代。歌の名家に生まれた国司の宗頼と、権勢を振るう家の娘、うつろ姫の婚礼の儀が執り行われている。歌の道を捨て弓術に邁進する宗頼を父は責め、宗頼は彼の妻に身持ちの悪いうつろ姫をあてがわれたことに怒る。宗頼は、第一の矢(知の矢)、第二の矢(殺の矢)の弓術を習得し、人を殺すたびに、紫苑(忘れな草)を植えさせる。伯父で弓の達人弓麻呂は、歌の血が濃い間は弓の奥義を悟ることはできないと宗頼に告げ、うつろ姫の寝所の男を射殺す。宗頼も次の男を射殺すが、うつろ姫は意に介さない。宗頼の家来、藤内はこの様子にうつろ姫を利用して国を支配する野望を燃やす。狩りに出た宗頼は怪しい魅力を持つ千草と出逢う。
第二幕
千草の虜となる宗頼。月の光に照らされ、千草が宗頼が射た狐の化身であることがわかる。狐の妖術に触れた宗頼は第三の魔の矢を悟り、伯父の弓麻呂を射殺す。藤内はうつろ姫と通じ、国司の座を狙う。一方、忘れ草を求めて、宗頼は弓に化けた千草とともに山へと向かう。山の中では岩山に仏の顔を彫る平太が一人で暮らしている。宗頼が平太の彫った仏の顔に知の矢、殺の矢、そして魔の矢を放ち、宗頼諸共岩山が崩れ落ちる。
≪あらすじ≫
新国立劇場《紫苑物語》大野和士芸術監督が放つ話題の日本オペラ 初演開幕 #西村朗 #大野和士 #紫苑物語 #笈田ヨシ https://t.co/hIkPxfDer9 pic.twitter.com/78Q00jlv3X
— SPICE[エンタメ情報メディア]/e+ (@spice_topics) February 17, 2019
西村朗作曲「紫苑物語」、笈田ヨシ演出。佐々木幹郎脚本。音楽はこの作曲家の得意技というか語法のてんこ盛りで食べ応えあり。ケチャもあるし。
— m.todate (@MTodate) February 17, 2019
2018/2019 シーズンオペラ
出演:髙田智宏、大沼徹、清水華澄、臼木あい、村上敏明、河野克典、小山陽二郎、他
作曲:西村朗
演出:笈田ヨシ
原作:石川 淳
台本:佐々木幹郎
指揮:大野和士
美術:トム・シェンク
衣裳:リチャード・ハドソン
照明:ルッツ・デッペ
振付:前田清実
監修:長木誠司
舞台監督:髙橋尚史
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京都交響楽団
芸術監督:大野和士
【発売日】2018/10/20
S席:16,200円
A席:12,960円
B席:8,640円
C席:6,480円
D席:3,240円
Z席:1,620円
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/asters/index.html
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