市原佐都子さんが現代美術家の高田冬彦さんと創作したお芝居の再演です。私は初見。「CoRich舞台芸術まつり!2018春」応募作品です。⇒応募内容
永山由里恵さんのほぼ一人芝居で、すごく刺激的で面白かったです~♪ 上演時間は1時間50分というアナウンスだったのですが、約1時間40分でした。
初演の劇評↓
【劇評】リアルで奇怪な性を描くアングラ妖精物語
Qアナザーライン こq『地底妖精』
片山 幹生https://t.co/I4aFMAfQMQ— 観客発信メディア WL (@theatrum_WL) 2017年6月24日
≪あらすじ・作品紹介≫ CoRich舞台芸術!より
都会の雑居ビルの地底で暮らす、人間と妖精の混血児である「地底妖精」が主人公。「地底妖精」はマッサージ師のモグラに養われている。モグラの営むマッサージ店に迷い込んだ女性や、女児たちの少女マンガについての会話などを交えながら物語は進行し、「地底妖精」は抑圧された己の欲望を解放する。変態的な自作自演の映像作品で注目される現代美術家の高田冬彦氏が舞台美術・劇中映像を担当。
≪ここまで≫
目に見えていないものは存在していないのと同じ。人間の目には見えない(はずの)妖精と、目がないもぐらが登場して、私たちがあえて見ないようにしていること、見えてない振り(演技)をしていることを、乱暴に炙り出していきます。
朝日新聞の「折々のことば」、すごく好きで、この欄で知って読んだ本も何冊かあります。今日もまた、この本も読んでるのか、そしてこの言葉をピックアップしたのか!という驚きでした。劇団Qの市原佐都子さんのインタビューからの言葉。そういう俳優でありたい、と思う言葉。 pic.twitter.com/ukXQrqarnl
— Naoki Hasegawa (@naoooki0506) 2018年3月31日
本日の朝日新聞朝刊「折々のことば」にて、鷲田清一先生が、拙著『日本演劇現在形』に含まれている市原佐都子さんの言葉を引用して下さっているそうです。嬉しいです。市原さんのおかげです。こんな本にも鷲田先生が目を通されていることに素直に驚きました。
— Kyoko Iwaki (@KIIWAKII) 2018年3月31日
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ここからネタバレします。
男性観客を舞台上にあがらせる客いじりは、見る側(観客)と見られる側(俳優)関係をゆるがすもので、とても良いと思いました。
≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
登壇者(下手から):市原佐都子、高田冬彦、岡田裕子、会田誠
現代美術の専門家が観た「演劇」の感想が面白かったです。市原さんがトークでおっしゃっていたとおり、最初の10分ほどは私も少々退屈しました(良し悪しではなく感想です)。劇場での上演が美術館での展示になると、どうなるんでしょうね~。
天井からぶらさがるピンク色のビニールでくるまれた大きなおいもたちは、初演では黒色だったそうです。
【地底妖精】無事開幕!
ゲストの会田誠さん岡田裕子さん、そしてご来場してくたさったみなさま、ありがとうございました。
公演は23日までです。各回当日券もでます。みなさまのご来場こころよりお待ちしております。https://t.co/Ox5MSYGNK9 pic.twitter.com/frzqfxVhFn— Q(キュー) (@QQQ_9) 2018年4月20日
Q「地底妖精」バージョンアップ再演、市原佐都子「やっと、納得の、私なりの」 https://t.co/DSjyzbpEXY pic.twitter.com/niajWd5eNW
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2018年4月22日
出演:永山由里恵(青年団)、中田麦平(シンクロ少女)
脚本:市原佐都子
演出:高田冬彦、市原佐都子
【舞台美術】高田冬彦、中村友美【照明】伊藤孝 音響協力:池田野歩 音楽協力:額田大志 【舞台監督】岩屋ちなつ、織田圭祐【演出助手】山根瑶梨 【宣伝美術】平松るい【ドラマトゥルク】横堀応彦 写真撮影:中村峻介 映像撮影:加藤正顕 制作:増田祥基 村上理衣奈 主催:Q 共催:早稲田大学
一般予約3000円
学生予約2500円 (受付にて学生証をご提示ください)
※当日券はそれぞれ500円増し
http://qqq-qqq-qqq.com/?page_id=1231
http://stage.corich.jp/stage/89781
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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