新国立劇場演劇『プライムたちの夜』を上演中の舞台で行われる贅沢なリーディング公演です。音響、照明もあります。
新国立劇場マンスリープロジェクトのリーディング「やとわれ仕事」。約1時間15分弱。面白かった〜。カナダ戯曲はやっぱりいい!「プライムたちの夜」出演中の佐川和正さんが全然違う役でとても楽しませてくれる。熊坂理恵さん素敵。残すは21日(火)19時のみ。無料ですよ!https://t.co/JVdkiTRZIH
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2017年11月19日
【マンスリー・プロジェクト】
11月は、カナダの劇作家フランク・モハーの「やとわれ仕事」のリーディング公演を宮田慶子の演出でおおくりいたします。(19日(日)17:00/21日(火)19:00)
入場無料、要申込。
詳細はこちら:https://t.co/regj8PpWBG pic.twitter.com/FB4ohwZN7R— 新国立劇場<演劇> (@nntt_engeki) 2017年10月31日
≪作品紹介・あらすじ≫ 公式サイトより
11月のリーディング公演は、現代カナダ戯曲の名作、フランク・モハーの「やとわれ仕事」(’93年ロサンゼルス・ドラマリーグ賞受賞)をリーディングにて上演いたします。
庭で落ち葉拾いをしているひとりの老夫人。その様子を見ていた青年、ティムは手伝いを申し出るが、老夫人は耳を貸さない。翌日、再び老夫人のもとを彼が訪れる。やがて、ティムの奥さんジネットも加わり、三人の交流が始まる、、、
≪ここまで≫
カナダ戯曲といえば、吉原豊司さん。いい戯曲です。ぜひ。
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(ひと)吉原豊司さん カナダ演劇など83本の戯曲を翻訳した元商社マン:朝日新聞デジタル https://t.co/5yJX2rLPvO
— Yohko Sakata (@yohkos) 2017年8月20日
ここからネタバレします。
工場を解雇されたティムは29歳で高卒資格がありません。ケベックの田舎から出てきたジネットは“カウボーイ”のような彼に恋をして結婚し、今はデパートの苦情受付係で働いています。認知症のおばあちゃんは元大学教授で専門は数学。3人の関係性から人種差別や格差社会も描かれます。
おばあちゃんとの交流を経て、家事をバカにしていたティムは、木苺のジャムを進んで作るようになりました。
ジネットは夜間にパソコンを学び(たぶん2年ほど学校に通ってた)、生命保険会社の入力業務という年収300万円ほどの仕事にありつきます。ただし、勤務先はド田舎で引っ越さなければなりません。
おばあちゃんはハイウェイ(日本だと高速道路?)に入り込んでしまうのがとても危ないのです。ティムが「ジネットについていかない、このままおばあちゃんと一緒に居る」と言い出し、ジネットからおばあちゃんに「田舎に行って一緒に暮らしませんか?」と提案する流れに。おばあちゃんは断ります。ジネットとおばあちゃんのバトルが面白かったです。「あなた、そんな仕事で満足なの?」「おばあちゃんみたいに、学者仲間で湖(の別荘?)に遊びに行くようなことは、私にはできないのよ」等。
3人で田舎に引っ越して同居を始めた…という結末でした。ハッピーエンドだと思うし、そうなって欲しいと思っていたのですが、驚きました。日本だったらどうなるのかしら。おばあちゃんは「私にぴったりの家を紹介してもらったから(もうすぐ引っ越すかも)」と言っていましたが、それは認知症が進んだゆえかもしれませんよね。
↓カナダの劇作家フランク・モハー作『やとわれ仕事(原題:Odd Jobs)』は2004年に拝見。https://t.co/dweCtk2aMN
新国立劇場のマンスリー・プロジェクトは無料・要予約です。いつも盛況。誰かひょうご舞台芸術で上演した海外戯曲を再演して欲しい。— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2017年11月9日
■感想
新国立劇場マンスリー・プロジェクト「やとわれ仕事」終了。今月はリーディング公演。面白かった。これも「プライムたちの夜」と同じく高齢化やジェンダー、家族などを扱ったカナダの戯曲。宮田さんで過去に上演ありらしい(情報センターにパンフあり)。まだ平日夜の回もあるのでぜひ。
— いしはらっち@髑髏城で会いましょう (@ishiharak) 2017年11月19日
物語はとても「今」に近くて。リーディングなのでわからない(カットされてる?)ところもあるのだけれど、日本的な考えとは違うオチは新鮮だった。そうなってほしいとは思ったけど、自分がするか?と言われるとしないよなーって。価値観を揺さぶる作品ではあるのでその要素のうちなのかもだけど。
— いしはらっち@髑髏城で会いましょう (@ishiharak) 2017年11月19日
性別と仕事や学歴、音楽の嗜好は出てくるけど、人種は分からなかったから、そういうところも価値観を揺さぶるところがあったのかも。本公演も観てみたいと思いました。いつもながら無料で素敵なイベントを提供してくれる新国立劇場の皆様に感謝。
— いしはらっち@髑髏城で会いましょう (@ishiharak) 2017年11月19日
新国立マンスリー・プロジェクト『やとわれ仕事』、リーディング公演で手元の台本をずっとご覧になっているけど、メイン3人の俳優から放たれる言葉はお互いの表情を探りながら演じている情景が浮かぶ様。1時間15分の小編ながらとても豊かな空間でした、無料公演なんて申し訳ないくらい。21日夜も有。 pic.twitter.com/ZjMDM5PTaT
— mint (@mintbluebrown) 2017年11月19日
新国立劇場マンスリープロジェクト「やとわれ仕事」座って読むスタイルの朗読。75分間無料でとてもお得。私はカナダの戯曲が好きみたいだ。面白かった。
高倉さんは声がとても綺麗。ト書の「間」がツボ(笑)
文学座の佐川さんは朗読もまた素敵。プライムたちの夜を観るのがますます楽しみになった(^^)— まるこ (@marup0806) 2017年11月19日
新国立劇場マンスリープロジェクト『やとわれ仕事』
現代カナダ戯曲のリーディング公演。それぞれが自分の気持ちに忠実であろうとすることで、すれ違い、ぶつかり合ってしまう。いい戯曲で、役者もいいので、情景が目に浮かぶようなリーディング公演だった。無料なのに空席があったのがもったいない。 pic.twitter.com/e1IU0n6qP4— AKIRA/アキラ (@akira_0630) 2017年11月21日
新国立劇場マンスリープロジェクト「やとわれ仕事」。高齢化、技術の発展、亡き人の面影などなど、上演中の「プライムたちの夜」との繋がりもおおいに感じさせる。リーディングだけど、すでに身体が動いているようなイメージ。内容はシンプルで、スタイルもベタかもしれないが、美味し。
— 鈴木理映子 (@r_suz1005) 2017年11月21日
新国立劇場マンスリープロジェクト『やとわれ仕事』この企画のこれまでのリーディングの中で、過去最高の出来映えではなかろうか。素晴らしい時間だった。皆さんが達者で映像が見えるようだった。
『プライムたちの夜』出演中の文学座の佐川和正さんがイキイキしてる。
青年座の津田真澄さんが圧巻🙌 pic.twitter.com/QCl7ikVMkh— 4k4a4n4e4k4o4n4 (@8k8a8n8e8k8o8) 2017年11月21日
#マンスリープロジェクト #やとわれ仕事 観劇。
演出の要といっても過言ではないくらいの要求高い”ト書き”を我が同期の高倉直人が持ち前の変態チックな美声で見事に演じていた。
同期の頑張りはとても励みになる。やー、救いのある話で良かった。ドキドキした。
— 岩男 海史 (@iwao_kaishi) 2017年11月21日
新国立劇場マンスリープロジェクト「やとわれ仕事」を観劇。
日常にひそむ“問題”に向き合う人々が描かれていた。
「プライムたちの夜」に続き、僕の中で大革命が起きている。素晴らしかった…!— 椎名一浩 (@Chihiron17) 2017年11月21日
■ニュース
新国立劇場の無料マンスリー企画、宮田慶子演出のリーディング「やとわれ仕事」 https://t.co/GBktfty5wN pic.twitter.com/3C2eQwEOnT
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2017年11月9日
日時:11月19日(日)17:00/21日(火)19:00
出演
おばあちゃん:津田真澄、ティム:佐川和正、ジネット:熊坂理恵子(新国立劇場演劇研修所第3期生)、ト書き:高倉直人(同研修所第10期生)
作:フランク・モハー
訳:吉原豊司
演出:宮田慶子
(入場無料。要申し込み)
https://www.nntt.jac.go.jp/play/monthly/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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